カドモス
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かどもす
カドモスとは、ギリシャ神話の登場人物。
カドモスとは、ギリシャ神話の登場人物。
フェニキア王アゲノルの長子で、キリクス、ポイニクス、エウロペとは兄弟の関係。
妹のエウロペがその美しさに心奪われたゼウスによって拉致されたため、その捜索を父王によって厳命され、探し出すまでは帰国を許されぬ身となる。ゼウスが巧妙にさらった妹を見つけ出せるはずもなく、亡命を余儀なくされた彼はアテナにある土地を与えられ、カドメイアと名づけた後にそこでアフロディーテの娘のハルモニアと結婚、テーバイを建国する。
二人は多くの子宝に恵まれたものの、ヘラの怒りを買ってしまったセメレとイーノーを始めとして、孫のアクタイオンや曾孫のライオスに至るまでことごとく不幸に見舞われてしまっている。そして玄孫のオイディプスの代で、ギリシャ神話屈指の悲劇に見舞われる事となる。
晩年は妻ともども大蛇となってエリュシオンへと移り住んだ。(ライオンの姿になったという説もある。)
テーバイの都を築く為にアレスの泉の番をしていたドラゴンを退治し、その歯からスパルトイ(竜牙兵)を作り出したというエピソードが残っており、殺し合いをして生き残った竜牙兵から優秀な物を配下にしたという。これが現代で骸骨のモンスターの元ネタの一つになったのは有名な話である。
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