ガルザ「何だ…?湧いてくる…!今までに無い力がぁぁぁ!!」
クランチュラ「ガルザから溢れるこの力…まさしく…! 真の邪悪なる魂…『ジャメンタル』だ! まさか…クリスタリアの者が、覚醒するなんてえぇーっ!!」
概要
ヨドンヘイムに伝わると言う真の邪悪なる魂。言葉の響きからしてキラメンタルと対を成すと思われる。
ヨドンの幹部であろうとジャメンタルに覚醒できるのはほんの一握りらしく、発現しただけで周囲を一面火の海に変える等その力は計り知れない。
エピソード8の巨大戦において、ガルザは自身の愛機であるスモッグジョーキーをキラメイレッドが生み出した魔進エクスプレスと共に、彼の手でキングエクスプレスと強制的に合体させられた挙句、あまつさえも邪面獣レーネツダガメス撃破の片棒を担がされると言う屈辱を味わわされてしまう。
その憤りから二度と奪わせまいと息巻くガルザだが、レッドに「いいや、ピンチになったらまた返して貰うよ!」と返されたのを受け、兼ねてより蛇蝎の如く嫌っていた兄・オラディンと何処までも瓜二つの雰囲気を漂わせる彼への憎しみを余計募らせる結果となる。
ガルザ「俺はお前のそう言う物言い全てが、生理的に受け付けない!必ずこの手で葬るぞ…キラメイレッド!」
上記の捨て台詞と共にヨドンヘイムへと帰還したガルザはその後、自身の中のフラストレーションを爆発させてこの力に覚醒。クリスタリアの民であるガルザがジャメンタルに覚醒した事には、クランチュラも驚きを隠せなかった。
……訳だがこんなシリアスな展開とは裏腹に、次回のエピソード9の予告で律義に、百人一首を読み上げるガルザの姿に腹筋を攻撃される事になるとは、視聴者も予想は出来なかっただろう。
尚、肝心のエピソード9では、覚醒したばかりのジャメンタルの性質を研究する為か、前回と打って変わってキングエクスプレスとの合体を許す、ガルザのシーンが挿入された……が、それ以上に視聴者の目を惹いたのは、「卑怯者」呼ばわりされた事で、強化されたと思しきジャメンタルの輝きと、その事実を冷徹に受け入れるガルザの姿であろうか。
ただ、ガルザ自身も当初はジャメンタルについて把握しきれておらず、エピソード9~10にかけてキラメイジャーがキラメンタルをコントロールするのを見て学んでいた(本質的にはキラメンタルと同様の精神状態であり、方向性が違うと思われる)。
その甲斐あってかエピソード10でジャメンタルのコントロールに成功、キングエクスプレスの状態からジョーキーのコントロールを奪回して見せた(ただし、直後の攻撃はまたもかわされ邪面獣ステージシェルガに直撃したが……)。
特別編「ガルザとクランチュラのジャメンタル研究所」においては、ジャメンタルのコントロールに必要な3つの要素を戦いを振り返りつつ学ぶこととなり、最終的にその3つの要素が『怒り』、『憎しみ』、『嫉妬』であることが判明した。
その後もキラメイジャーとの戦いが続く中で徐々にジャメンタルを強めていったガルザだが、エピソード32~33にかけてヨドンアイビーを用いた乾坤一擲の作戦のため、「淀みの谷」に単身出向きジャメンタルを一気に強化。
魔進ハコブーを洗脳し、魔進オラディンのキラメンタルと拮抗するほどの恐るべき力を手に入れたが、ここでまたしても宿敵・充留のひらめきに妨害され作戦は失敗。
この事態に屈辱と怒りと憎しみを爆発させたガルザのジャメンタルは一挙に高まり、エピソード34ではついにキングエクスプレスを乗っ取り返して戦力にするというウルトラCを達成した。
関連タグ
恨みの戦騎エンドルフ:戦隊側の魂の力に対抗するべく生み出された追加幹部。怒り・憎しみ等のマイナス感情を発散せず溜め込む=恨みの感情を司っており、性質上ガルザと同じ力を扱う。
声の人が両者とも戦隊OB、スーツアクターが一致している共通点もある。
臨気:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』における敵サイドの魂の力。さらに敵サイドでこの気を極めた3人はそれぞれジャメンタルを構成する要素と同じ憎しみ、嫉妬、怒りを極めた者であった。
フリーズ・ロイミュード:屈辱によって、自己を強化したライダーの幹部怪人。