クランチュラ「いいだろう? 最強の邪面獣、レーネツダガメスだ!」
データ
身長/66.0m
体重/1636.6t
闇獣/ダガメス
邪面/冷熱→冷たいことと熱いことを同時に現す地球の概念
ハッシュタグ/#フリーザー邪面 #オーブン邪面 #冷熱 #出発進行 #もうひらめいてたキーング #キングエクスプレス #ジャメンタル
概要
クランチュラが、タガメに似た闇獣・ダガメスに地球の概念「冷熱」を模した邪面を被らせた邪面獣。
ダガメス特有の二本の首に、それぞれに燃え盛る炎と雪の結晶を模した二つの邪面を被っているのが特徴。
二種類の邪面を被っている都合上、召喚に必要な闇エナジーは一種類の邪面を被らせた個体よりも多く必要となるが、召喚に成功すればこれまでの邪面獣を上回る力を発揮して大規模侵攻へ大いに役立つ。
右側の邪面より吐き出す業火と、左側の邪面より吐き出す冷気を主な武器とする。業火で焙った敵に冷気を浴びせる事で展性の急激な変化を誘発、表面を脆くし耐久性を低下させる技も使う事が出来る。
その反面、活動に必要な闇エナジーの消費ペースが速く、一度活動した後は休眠状態に入る。そこから早く復帰するには闇エナジーを邪面師から新たに送って貰い、充填しなければならない。
また、休眠時に無防備となるのを嫌がってか、邪面の能力を自発的に使うのを本能から避けているらしく、邪面獣単体では自身の身体一つのみで暴れるので戦闘能力が並程度になってしまう。
以上の事から、この邪面獣を有効に活用するには傍で命令を下す存在が必要不可欠と言える。
活躍
エピソード7
ガルザ「相当な量の闇エナジーを必要としそうだな」
クランチュラ「まあな。だが召喚できれば、強さも無論2倍以上! …そこでだ。兄弟邪面師、カモーン!」
対になるオーブン邪面とフリーザー邪面が地球に送り込まれる際には、既に邪面を装着され召喚を待つ状態だった。
しかし当の兄弟邪面師は仲が険悪で、協力して闇エナジーを集める所かお互いの行動を邪魔し合って喧嘩に発展する始末。そこでガルザが一計を案じ、フリーザー邪面を唆して副作用のある栄養ドリンク『ウスギタゴールド』を服用させる。
そうしてフリーザー邪面を限界以上に酷使させて闇エナジーを集めさせ、副作用が生じた所で抹殺、彼が加入していた『闇の保険』で補填された分も合わせて規定量の闇エナジーを貯め切ると言う、ブラック企業の所業にしか見えない奸計(※オーブン邪面には密かに説明して知らないフリをさせた)で召喚に漕ぎ付けた。
クランチュラ「ガルザ怖っ!…知ってたけど、怖っ…。だがこれで、闇の保険も加わり、エナジーは満たされた! ゆけ、レーネツダガメスよ!」
これに対してキラメイジャーはキャリーも含めたキラメイ魔進6機を呼び出し、キラメイジンキャリーで対抗する。
業火や両腕の鎌で攻撃するも相手はシールドで守りを固めて耐え切るが、冷気も織り交ぜての攻撃を行って以降は徐々に押し始める。更にはガルザがスモッグジョーキーを操って加勢、ジョーキーチェーンソーでの攻撃を畳み掛けてシールドを弾き飛ばし、温度差攻撃により脆くなっていたキラメイジンの装甲にヒビを入れる。
更にスモッグジョーキーがバーンブラッカーを放ち、キラメイジンを撃破寸前に追い込むが、操縦していたガルザが光の巨神のイメージを受け取った事で動きを止めてしまう。
エピソード8
クランチュラ「レーネツダガメスは、エネルギー放出量が多すぎて、一度暴れるとしばらくは眠りに就いちゃうのさ」
動きを止めたガルザに従って傍らに待機していたが、その隙にキラメイジンがスカイメイジを分離させて牽制、その隙に残りのキラメイ魔進も分離して離脱を許す。更に闇エナジーを使い果たしたレーネツダガメスは休眠状態になってその場でうずくまった。
しばらく後、オーブン邪面が破壊活動で集めた闇エナジーを注ぎ込まれて活動を再開。直後充瑠/キラメイレッドが創り出した魔進エクスプレスの攻撃に転ばされ、その間にオーブン邪面を倒された後で復帰、キラメイジンと再戦する。
しかしすぐに、昨夜見た光の巨神のイメージを形にしていたレッドはキラメイジンから降りてエクスプレスに搭乗。これを破壊しようと近くにいたスモッグジョーキー=魔進ジョーキーと(操縦していたガルザを巻き込みつつ)連結して、そのままキラメイジンと組み合っていたレーネツダガメスに突撃、弾き飛ばす。
そこから列車型のキラメイ魔進2台は新たな魔進ロボット、キングエクスプレスへと変形・合体。それより素早く縦横に動きつつの重い連打を浴び翻弄されてしまう。これに怒ったガルザが合体されたままでバーンブラッカーをキングエクスプレスの顔に放とうとするが、エクスプレスが一時分離してかわした事でレーネツダガメスにバーンブラッカーが直撃してしまう。
これによる大ダメージを負った所で、最後は再合体したキングエクスプレスより『キングエクスプレスバーンプラスター』を放たれ、爆散した。
余談
これまでの邪面獣は面師のモチーフと関係した地球の物体がモチーフになるケースが多かったが、「概念」そのものをモチーフとしたものはこのレーネツダガメスが初めてである。
『完全読本』によれば、炎側の面はジャングルにある大きな葉を切り取って作った仮面がイメージとのこと。氷側はシンプルに雪の結晶がモデルとなっている。
名前の由来にもなっている冷熱は近年、冷熱発電なる発電方式としての利用が考えられており、火力発電や原発と比べても温室効果ガスや放射性廃棄物を出さないクリーンな発電方式として、一部のガス会社や電力会社が実用化している。日本では大阪ガスが最初に発電設備を研究・開発し、泉北にランキン方式の初号機を建設した。
残念ながらダガメスはそうしたエネルギーを生み出す能力を持たない闇獣らしく、結果的にこれがキラメイジャーの打倒やヨドンヘイムの侵略活動の弊害になってしまった感は否めない。
しかし出来た所で結局はガルザの所為で破綻するのは目に見えているのだが…。
関連リンク
ゴクアクボーマ:高速戦隊ターボレンジャーの怪人で、奸計に嵌った氷と炎の兄弟怪人が融合、その自我を犠牲として誕生した破壊の権化。外見に反して両刀使いではない。
合体宇宙忍猿アシュラザール:こちらも火と氷の属性を持つ巨大な敵繫がり
フレイザード、仮面ライダースーパー1、超竜神、轟焦凍、グリオーク(夢幻の砂時計)、ギル(ストリートファイター)、:同様に高熱と冷気を武器として使う方々。フレイザードの生みの親である三条陸氏は登場エピソードの脚本を担当した。また、「夢幻の砂時計」のグリオークは氷炎双頭竜の異名を持つ。
ジエンドラ:「電光超人グリッドマン」に登場予定があったボツ設定怪獣。熱と冷気をそれぞれ操る2体の怪獣が双頭になっている。こちらも右の頭が熱の怪獣、左の頭が冷気の怪獣となっている。