魔進ハコブー
ましんはこぶー
全高/21.5m
全幅/71.0m
全長/74.5m(ジェットモード)、90.3m(カーゴモード)
重量/2600t
スピード/800km/h
出力/1300万馬力
キラメイストーンモード
縦/35.8m
横/25.5m
奥行/25.0m
ゴールドキラメイストーンが、オラディンのキラメンタルによって変化した、鳥を模した輸送機型のキラメイ魔進。魔進オラディンと合体することにより飛翔の巨神『グレイトフルフェニックス』となる。
他のキラメイストーンたちの中では最古参に当たる存在。また、キラメイ魔進としても最大の大きさを誇る。ストーン状態でもちょっとした山程あるが、レッドキラメイストーンと同じ位までは縮小可能。
元はオラディンの教育係を務めており、即位後は側近の一人だった。また、ガルザの戦いの師でもあり、彼からは「先生」と呼ばれているものもかつてオラディンを手にかけた事から忌み嫌っている様子。一人称は「我輩」。
一度でも話し始めるととにかく話が長く、ザビューンからは「ハコブーのおっさん」と呼ばれている物の辟易している。
他人の感情に共感しやすい性格で、幼い頃は泣き虫だったオラディンにつられて良くもらい泣きしていたという。
クリスタリアの陥落時には地球でバカンスをしていたが、オラディンが作り出した聖地アタマルドを司るミラクルストーンの輝きが失われていた事からオラディンの死を悟り、主君や祖国の最後に立ち会えなかったことで絶望。以後は世を捨てて南の孤島で身を隠していた。
また、主君や故郷を救えなかった事への自責の念にも囚われた事で心を閉ざし、感情を捨てたも同然の状態になっていた。
プロジェクターゴモリュウの攻撃で戦闘不能になったファイヤ達を回復させるべく、聖地アタマルドへの案内を求める充瑠と時雨の訪問を受けて「今の我が輩に仲間を思いやれる感情はない」と言ってそれを拒否するが、時雨が「ハコブーの無くした感情を取り戻す」という提案を受けて彼らを試す事に。
案の定、時雨と充瑠がどれだけ頑張っても完全に心を閉ざし、全く反応しなかったが、撮影中のドラマの演技を生かした時雨渾身の泣き演技を見て幼き頃のオラディンの事を思い出してもらい泣き(その泣き声はぴえん)。
思い切り泣いた事でようやく目を覚まし、彼らに力を貸す事に決めた。
変形機構を活かしストーン状態で噛みつく攻撃が出来る。
さらに表裏を反転してカーゴモードとなり、キラメイジンを構成する5体のキラメイ魔進を搭載して名前の通り「運ぶ」ことが出来る。
また、主人の魔進オラディンと同様にキラメイベースに格納されておらず、かつて自身が世を捨てた際に留まった上記の南の孤島に常駐しており、オラディンの呼びかけで戦いに駆けつける。
声を演じた稲田氏はスーパー戦隊シリーズの常連声優であり、主に怪人役で出演することが多いが、『特捜戦隊デカレンジャー』のドギー・クルーガー以来、16年ぶりにヒーローサイドのキャラクターの声を演じる事となり、同時に今作が令和の戦隊シリーズ初出演となった。前年の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にてガチレウスの声を演じていたのも記憶に新しい(ガチレウスが登場したのは元号が令和に変わってからだが)。
また、これまでキラメイジャーの声優陣は敵味方を問わず、戦隊シリーズへの参加が少ない・前作に参加していないといった傾向があったのだが、稲田氏はそのどちらにも当てはまらない初のケースである。
因みに稲田氏は放送終了後、「島に来たのが小夜先生だったら、吾輩速攻で協力したのに。」とTwitterでジョークを飛ばしていた。
そして今回のハコブーを演じた事で、稲田氏は『未来戦隊タイムレンジャー』のハイジャック犯ナボコフ(Vシネマも含めればそれ以前の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の獣魔王ゴルモア)から数えて20年以上の長きに渡りスーパー戦隊シリーズへ関わり貢献した人物となった。
また、そもそもタイムレンジャーから『スーパー戦隊』の括りと歴史が整理・定義され始めているので、その始まりより関わった稲田氏は正に歴史の生き証人とも言える立場となっている。
ここからハコブー役として稲田氏をキャスティングしたのは、彼が戦隊と共に歩んだ経歴への敬意と記念も兼ねていると考えられる。
尚、初登場回の前日において稲田氏は某鬼退治アニメにて凶暴な敵役を演じており、そのキャラとハコブーとのギャップをネタにした投稿も少なからず発生した。
キングオブアーサー(仮面ライダーセイバー):同日の30分前に登場した新戦力繋がり。
オミコシフェニックス:2年後の作品に登場するゴールドカラーの巨大戦力。モチーフは魔進オラディンと同じフェニックス。普段はコンパクトサイズで、メイン武器である銃に装着することで強化変身させる。
ハイジャック犯ナボコフ:上記の通り声繋がりだが、飛行機モチーフ繋がりでもある