声:青野武(1991年アニメ版)/岩崎ひろし(2020年アニメ版)
概要
パプニカ王国出身。68歳。
クロコダイン戦において逃げようとしていたポップに助言を与え、彼が真のアバンの使徒へと成長するきっかけを与えている。
最終決戦でも人知れず、重要な役割を担う。
ある程度の呪文は使えるようで、他にも水晶玉に遠くの光景を映し出すと言う特技も持つ。
主にメラやヒャドと言った初歩的な攻撃呪文を使う。弱点は「ふしぎなおどり」等で魔力を吸い取られる事(もっとも、これは彼以外の全ての魔法使い共通とも言える弱点だが)。
実はマトリフの弟(弟分?)であり、彼を「兄者」と呼んで慕っている。
若い頃は共に同じ師匠の許で、正義の魔法使いを目指して修行をしていたようだが、敵と対峙しても根性がないので踏ん張れず、更には師の元から夜逃げしてしまう。
以来すっかり落ちぶれ、ニセ勇者一行に加わった。
マトリフの実弟なのか、弟弟子(義兄弟)なのかは明らかにされていない。
仮にマトリフの実弟であった場合、年齢差30歳と言う凄い兄弟である。
余談
- 前述の水晶玉の遠視能力の実力は、作中で1番との考察も有り、魔法使いではなく占い師を選んでいれば、悪党のような行為に手を染める事も無かったとまで評されている。
- 1991年版にて、まぞっほを演じた青野武氏はハドラーとの兼ね役で参加しており、それ以外にもアベル伝説ではルドルフ将軍、CDシアターシリーズではドラクエⅠの雨の祠の賢者、ドラクエⅡのデルコンダル王、ドラクエⅢの僧侶ライド(後に賢者に転職)、トルネコの大冒険では『不思議のダンジョン』がある村の王様を演じている。
- 2020年版にて、まぞっほを演じる岩崎ひろし氏は3DS版ドラクエⅧからトロデ王を演じている。
- 1991年版の追加シーンでは、ニセ勇者一行がダイ達の名を騙って、村人達から歓待を受けるシーンが追加されている。
- 2020年版の追加シーンでは、わずかだがブラスと対決(つかみ合い)している。この時は「不気味な老人」と言う雰囲気が出ていた。
- ニセ勇者一行で唯一人、全うな経歴が定まっているからか、同集団の中では(表記こそ平仮名だが)まともな人名になっている。