概要
2010年代からTwitterの日本人女性ユーザーを中心に広まったスラング。
一昔前までネットの罵倒語と言えばミソジニー(女嫌い)や男性同士のマウンティングに起因するものが大半であったが、近年はこの手の語録が急増しており、「クソオス」「ミソオス」「Yカス」「精子袋」「劣等種」「ビチグソ配偶者オス」「ジャップ粗チン」「ピュ係」「コロナオス」など様々なバリエーションが大喜利感覚で生み出されている。
その中でも「ジャップオス」は語感が良い事もあってか広く定着し長く使われている。
わざわざ「ジャップ」と冠するのは、欧米(白人)を礼賛し、それらとの対比で日本や日本人そのものをも嘲笑する意味が含まれているとも言われる。
また、Twitterの甘い規制や苛烈な表現ほどバズりやすい環境が遠因になっているとの指摘もある。
基本的には差別用語であるが、自嘲・自虐の意味で男性自身が称する場合もある。
変わったところでは「俺の嫁」とか「百合豚」といった文脈において、自分以外の同性を排除する目的で用いる男性もいる。
さらにpixivを含むタグを用いるサイトでは、タグ荒らしの手段としてこれを登録して回る行為も確認されている。
エンターテイメント
なお、バーチャルYouTuberのディープウェブ・アンダーグラウンドは男性ファンを「ジャップオス」と呼んでいるが、あくまで芸風として受け入れられている。
最近では彼女を通じて外国人のオタクにもこの言葉が少しずつ知られるようになり、女性のファンを「ジャップメス」、中国人のファンを「チャイニーズ・ジャップオス」、アメリカ人のファンを「アメリカン・ジャップオス」と強引に呼称している。