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編集内容:マーゴドン飛行方法

データ

登場作品『ウルトラマン80

最終回「あっ!キリンも象も氷になった!!

別名:冷凍怪獣
身長:70メートル
体重:3万3千トン
出身地:宇宙

概要

自身の活動エネルギーである熱を求めて宇宙を彷徨い、熱源が有る惑星を見つけると、その惑星に降り立ち片っ端から熱エネルギーを奪い取り、その星を氷漬けにして死の惑星に変えてしまう恐るべき宇宙怪獣。地球に襲来するまでにも数多くの惑星がこの怪獣により滅ぼされて来たようだ(そのため、オオヤマキャップは地球最大の危機だと戦慄していた)。

その姿は白い体毛に覆われたマンモスのような外見をしており、2本の牙と地球に襲来直後に放ち、九州南原市を一瞬で氷漬けにしてしまった全身から発する冷凍ガス「スティファフロワー」(設定によると周囲100kmを零下50度の銀世界に変えてしまう効果を持つとされる)の他、地上を滑空しての体当たり攻撃などを得意としている。なお、飛行方法は耳を羽ばたかせるというアニメの世界かと言わんばかりの方法であるが、こんな飛行方法でも宇宙空間を高速で飛べてしまうというのだから驚きである。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)

基本的に熱エネルギーを吸収してしまう特性から熱を使った攻撃は通用せず、UGMのミサイル攻撃を受けた際にも発生した火花を吸収して無効化してしまったが、その分、体は低温のために脆く物理的な衝撃に弱いという弱点を持っている。厄介な事に、上述の「スティファフロワー」こそ星から奪った熱エネルギーを変換したものであり、コイツを止めない限り地球上が氷に閉じ込められ続けるというわけである。

最後はその弱点を突かれ、UGMの「ジャイアントボール作戦」により、全身に冷凍液をかけられて氷漬けになって動きを封じられてしまった所へ巨大鉄球の一撃を撃ち込まれ、粉々に砕け散り絶命した。

なお、この怪獣を最後に『Q』でリトラゴメスが出現してから15年間続いた怪獣頻出期は一端終息し25年間ディノゾールが襲来するまで(別宇宙や地球以外での場所を除き)怪獣、宇宙人たちが地球に出現することはなかった。

裏話

なお、この怪獣は矢的猛と星涼子の正体を知ったオオヤマキャップが、今まで守ってきてもらった歴代ウルトラ戦士たちへの感謝の念を込めて、「もう自分達だけで地球を守っていけるよ、だから安心して故郷に帰ってもいいよ」という思いで何としてもUGM=地球人だけの手で倒そうとしたため80ユリアンとは戦っていない(戦おうとしたがオオヤマキャップが制止している)。昭和のウルトラシリーズを通してのテーマの1つだった、地球人のウルトラマンからの自立が描かれたとも言える。

惑星を死の星にするほどの力を持っていると劇中でも説明されており、オオヤマキャップもこの怪獣の出現を「地球最大の危機」と認識していたように、能力的にはとてつもない怪獣(下手をすればギマイラ以上の強敵)だったはずである。ウルトラ戦士には寒さに弱いという設定がある事から、80も対戦していれば体力を消耗させられて苦戦したのかもしれない。文献によっては「物理的衝撃に弱いという弱点を知らずに戦っていれば80とて危なかったかもしれない」と論じているものもある。また、当時の80は前回のプラズママイナズマ戦において大きなダメージを受けていた。

しかしそうしてウルトラ戦士と戦って強さを示す機会に恵まれぬまま、作戦勝ちといっていいUGMに倒されたことで「強敵」のイメージを残すことができなかったようである。ある意味では風評被害を受けたと言えるかもしれない。あのゼットンにしても、仮に「ウルトラマンと対決する前に無重力弾によって撃破される」という、決して有り得ない訳では無かった展開を辿っていればその強さは知られずじまいだったはずである。

ちなみに、児童雑誌「てれびくん」で連載されていた内山まもる氏の『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』でも登場し、初となるウルトラ戦士たちと戦う念願(?)の機会が与えられたが…。ウルトラ兄弟と救援に駆けつけたウルトラマンメロスによる光線一斉発射であっという間に倒されてしまった…合掌。

余談

当初、マーゴドンが登場する最終回は前後編が予定されており、マーゴドンのデザインもマンモスではなくのような角を生やした凶悪怪獣としてデザインされていたが、物語が現在の形に改められる際に改めてデザインもやり直された。また、当初のシナリオではマーゴドンの冷気に遭うのは南太平洋やアフリカであり、サブタイトルは後者で暮らす動物たちのことだったが、予算の都合でセットが組めなくなったため、舞台を南原市として動物園を氷漬けにするということで切り抜けたという。

タイトルも「あっ!キリンも象も氷になった!!」という余りにも最終回らしくない響きだが、初期案では前後編のうち後編が「UGMの地球平和宣言」というタイトルだったらしい。実現しなかった理由は放送枠が特別番組で押されて足りなくなったためである。

当初、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第1話に登場が検討されていたが、スーツが残っていなかったためペギラに変更された。

現在では『ウルトラマンメビウス』第41話に再登場したホーが『80』のラスボスと言われることもある。

昭和ウルトラマンシリーズに登場した怪獣では最後の怪獣である。

ウルトラマンR/B』超全集に収録されている小説『蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』にも登場。宇宙ギャングの親玉バルザスが惑星Oー50に逃げ込んだグリージョ、ロッソ、ブルの三人に差し向けた。

過酷な環境のOー50でも自在に動くことができ、グリージョたちを追い詰めるが光の輪に力を与えられ、グリージョたちが変身したウルトラマンロッソウルトラマンブルグルジオボーンに倒されたとされる。

関連項目

ウルトラマン80

あっ!キリンも象も氷になった!!

ラスボス(ウルトラシリーズ)

スノーゴン:冷凍怪獣でありながら逆に凍らされ、木っ端みじんに爆散された怪獣繋がり。

雪女:GS美神に登場した個体がマーゴドンと同じ方法で倒されている

編集内容:マーゴドン飛行方法