プロフィール
概要
イノリはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
無印版では登場しないRe:Diveの新規キャラクターであり、メインストーリー第1部第12章6話にて初登場した。
希少な種族「ドラゴン族」で構成されたギャングギルド【ドラゴンズネスト】のメンバーであり、同ギルド最年少のムードメーカーポジション。「やってやるです」といった語尾に「です」を付ける話し方が特徴的。
人物
お調子者で態度が大きい自信家。目下の者には常にふんぞり返るうえに口も悪く、生意気な印象を感じさせる。
しかし逆に目上の者に対しては頭が上がらない。また、ギルドの任務などの際に失敗ややらかす頻度が多く、その度にギルドのボスであるホマレにお仕置きをされたり、圧力を掛けられたりしている。
彼女の本質は臆病なヘタレであり、公式からのキャッチコピーも「口達者なヘタレドラゴン」となっている。
一方、腹の中ではホマレに対して下剋上を狙っており、いつの日か自分がボスとなりギャングたちを顎で使うことを夢見ながら過ごしているものの、上記のようなヘタレな性格が災難して、その目標はなかなか達成できずにいる。
ギルドメンバーのカヤは一緒にギルドへ入った同期であり、人見知りしがちなイノリにとって数少ない親友と呼べる仲の人物。
彼女のことは「カヤぴぃ」のニックネームで呼ぶほか、主人公のことはお兄さんと呼んでいる。
初登場となるメインストーリーの登場回では下っ端と表記されているが、イノリ自身は下っ端であることを認めておらず、大見得を切って【ドラゴンズネスト】の幹部を自称している。あくまで自称であるため、ファミリーのギャングからは小さい子どものような扱いを受け軽くあしらわれているが。
火を吐くことができ、名を「ドラゴンブレス」。くしゃみのときは誤って火を吹き出してしまう。
また、魔物などの言語を介せない相手に対しても、トカゲなどのドラゴンと近縁種かつ自身と同レベルの知能ならば、相手の言いたいことがなんとなく分かるらしい。
「あちら」の世界では一ノ瀬祈梨という名前。
人見知りだが好きなことの話題になると多弁になるオタク系の少女。「アストルム」というゲームにハマっており、幻の隠し種族である「ドラゴン族」のアバターを入手し浮かれている。「ドラゴン族」の入手には「竜胆ほうき」というペンネームの同人作家が関わっているようだが…?
ストーリー
メインストーリー
メインストーリーでは第1部第12章にてカヤと共に初登場。
王都終末決戦が起きる直前に行われたランドソルのお祭りにて屋台を開いており、上記した間違えて火を吹き出そうとしたところをカヤにたしなめられていた。
その後は王都終末決戦のゴタゴタに巻き込まれたまま第1部が終了したが、第2部第5章にて再登場。
第4話以降に出演し、ホマレからの命令でカヤと共に動いていた。
イベント
『ドラゴンエクスプローラーズ』では、ランドソルから遠く離れた島「エルピス島」にてホマレが探していた「ドラゴン」…ではなく、ドラゴンの真似をしてただけの魔物「ドラゴンもどき」の第一発見者となる。このドラゴンもどきは後に「ドラモ」と名付け、エルピス島の謎を解くための手がかりとして言語を仕込ませることになった。
尚、最初はドラゴンもどきをドラモと名付けたものの、かわいくないという理由で途中からは「ドラちゃん」と呼んでいる。
『不思議の国のリノ 小さなアリスと希望の絵本』ではホマレと共に再登場。
ドラゴンに関する文献を探しに道具屋に出向かったところに偶然主人公一行と出会い、彼らと一緒に文献を探してる途中にリノが見つけた絵本の中の世界に吸い込まれてしまう。
本の世界ではハートの女王になっており部下相手にふんぞり返っていたが、お城の大臣ということになっていたホマレとの上下関係は変わってなかったようである。その後はリノたちと共に「黒の王」ジャバウォックへ立ち向かった。
『イノリSOS!! タイムトラベル・ドラゴンズ』では満を持して主役として出演。
ある日、カヤと共にホマレの自室内にあった隠し部屋に侵入するも、部屋の中にあった壺を落として粉々にしてしまう。イノリは慌てふためくがその時、部屋内にあった魔道具の一つ「タイムラーベ」が偶然にも起動する。
その魔道具が時間遡行を実現するものだと気づいたイノリは、過去へと戻り壺を割らないで済むようにすることを思いつく。果たして、彼女たちは無事に壺を割らずにホマレからのお仕置きを回避することができるのだろうか?
しりとり
前述した『ドラゴンエクスプローラーズ』内で起きたドラゴンもどきへの言語の仕込みは、ミニゲーム『大激戦! しりとりドラゴンズ』として収録された。
タイトルにある通りしりとりのミニゲームなのだが、その実態はワギャンランドに登場するような、様々な裏読みが存在するものとなっている。
また「フツウヨミ」や「ウラヨミ」のほかに「プリコネヨミ」というオリジナル要素があり、プリコネ独特の読み方でプリコネRをやり込んでないとなかなか読めない特殊なパネルが存在する。
- 例1:特徴的な鳥の絵柄のパネル → 「ジズ」(イベントに登場したボス)
- 例2:クリスティーナのパネル → 「レジーナゲッシュ」(誓約女君)
- 例3:どう見ても普通の馬のパネル → 「ムーバ」(クランバトルに登場する馬の姿をしたボス)
- 例4:キャルのパネル → 「ヤバイわよ」
- 例5:カリンのパネル(更新後追加分) → 「クソメガネ」
- 例6:特徴的なロボの絵柄のパネル(更新後追加分) → 「なかよしX」
このプリコネヨミのおかげで初期ワードの総数はなんと505にも及ぶ(フツウヨミ201、ウラヨミ153、プリコネヨミ151)ことになり、あまつさえ全ワードをコンプリートすることで特別な称号を獲得できるというという仕様から、対戦相手となるカヤとのしりとり勝負そっちのけでワード図鑑を埋めようとするプレイヤーが続出した。
しかし505というワードを全て埋めることはそう簡単ではなく、CPUが相手のしりとりという形式なためカヤに読ませたい末尾のワードをこちら側でうまく指定するテクニックが必要となり、それを指して誘導という言葉が生まれる始末だった。
ただし誘導させてもこちらが望んだワードを選ぶとは限らず、ワードを埋める際は運の要素とも戦っていくことになる。
カヤが読んだ言葉でもワード図鑑は埋まっていく(ただしイノリが読まないと薄字になる)のが救いだが、プリコネヨミはカヤが読むことはなく、自分で読まなければならないのが厄介。特に「て」は5つものプリコネヨミが設定されているにもかかわらず、「て」が語尾になるのは「たて」の1つしかなかった。更新後は「て」が語尾になる単語として「とれたて」と「ほかほかやきたて」が加わったが難易度EXTRAを遊ぶまでは選べない。
なんにせよ全ワードコンプリート称号「ワードマスター」を入手するには、相応の時間と根気が必要だったと言える。このしりとりのミニゲームは多くの騎士くんたちの記憶の中に刻まれたことだろう。最終的な手段としては、ゲーム開始時にカヤが選んだ言葉が望みどおりになるまでリセマラする方法がある。
なお、特に意味はないものの、すべてのワードをイノリが読む(=ワード図鑑をすべて濃い字で埋める)となるととんでもない苦行になる。というのも、語尾が「ぴ」になる単語はカヤが読まないプリコネヨミしかないので、「ルピ」と「れちぇるちぇぽぱぴ」のどちらかを読んだタイミングでフィーバーモードに突入しなければならないためである。
2020年2月15日以降はギルドハウスアイテム「みんなのゲームテーブル」を利用することでいつでもしりとりで遊べるようになった。
また、後に通常版のイノリがプレイアブル実装された際のキャラストーリーには上記のしりとりのミニゲームを意識したエピソードも登場している。
2021年4月30日には当ミニゲームがアップデートされた。『イノリSOS!! タイムトラベル・ドラゴンズ』のエンディングまでストーリーを見た上で難易度EXTRAを一度でもプレイすると、ワードが248個追加される。
これにより称号「ワードマスター」の入手難易度は下がったものの、その代わり更新後のコンプリート称号として「ワードマスターII」が登場。ワードが増えたこともあり、そちらに関しては一層難易度が上がっている。
スキル
通常
ユニオンバースト | ドラゴンズロアー | 範囲内の敵に物理大ダメージ+火傷+大きく吹き飛ばす |
---|---|---|
スキル | ドラゴニックピコハン | 範囲内の敵に物理小ダメージ+スタン |
ドラゴンファイア | 範囲内の敵に物理中ダメージ | |
EXスキル | やってやるですよ | 物理攻撃力中アップ |
やってやるですよ+ | 物理攻撃力大アップ |
タイムトラベル
ユニオンバースト | ドラゴンズタクト | 味方全体の物攻特大アップ(自分の残りHPが多いほど効果アップ)+自分以外の物防・魔防中ダウン |
---|---|---|
スキル | ドラゴニックショット | 敵単体に物理中ダメージ+物理防御力小ダウン |
ドラモフレイム | 敵単体に物理中ダメージ(自分の残りHPが多いほど火力アップ) | |
EXスキル | 下剋上ですよ! | 物理攻撃力中アップ |
下剋上ですよ!+ | 物理攻撃力大アップ |
キャラステータス
通常
【物理】
前衛で範囲攻撃が得意な口達者のドラゴン娘。
ユニオンバーストで範囲内の敵をまとめて吹き飛ばし、陣形を乱したところで、敵を一気に焼き尽くす。
2020年6月の後半に、ドラゴンズネストとしてはカヤに次ぐ2人目として実装された。
火を吐いて攻撃することもできるが、得物として巨大なピコピコハンマーのような見た目の武器を持っているため物理キャラに分類される。
ユニオンバーストやスキルで敵を妨害しつつ火傷による追加ダメージで相手を追い詰める。
スタンや吹き飛ばしで相手を妨害できるためアリーナにおいても攻守両用の活躍が見込める。
とりわけアリーナでは初手の範囲スタンが強力。スキル発動からスタン付与の速度が速いため、ユカリやレムなどの厄介な初手スキルを先手で封じ込むことに期待できる。
なお長い間女神の秘石以外でメモリーピースを入手する方法がなかった為、お迎えするには自力でガチャで引き当てる必要があったが、2021年3月16日からハードクエスト44-3でドロップするようになったのでようやく自力解放も出来るようになった。しかし他のこの手のキャラ同様自力解放は茨の道であることに留意してほしい。
タイムトラベル
【物理】
前衛で威勢よく、まくしたてる口撃系ドラゴン。
全体物理攻撃力アップのUBは、味方の防御力を下げる代わりにHPが多いほど効果を高め、味方を勝利に導く。
イベント『イノリSOS!! タイムトラベル・ドラゴンズ』に合わせて登場したボス姿のイノリ。
先月の聖学祭なかよし部に続き、Re:Dive新規キャラの別バージョン実装となった。
通常スキルは汎用的な攻撃系スキルで揃っているが、特徴的なのはユニオンバーストの内容。
味方全体の物理攻撃力を特大アップさせる代わりに自分以外の味方の防御力をダウンさせるものであり、このようなスキルはハロウィンミミの「ぐるぐるうさぎさんエール」以来。ユニオンバーストではイノリ(タイムトラベル)が初となる。
そちらと同様、味方への防御デバフは一見ダメージ量が増えるデメリットに見えるが、被弾TPの蓄積に逆利用することもできるため、刺さる敵には有効的。
ささやかながら敵への物理防御デバフも持っているため、今後物理パーティで支援枠が欲しい場合にお呼びがかかる可能性はあるだろう。
Shadowverse
同じCygames製作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、プリコネRがテーマの一つとなっているカードパック「アルティメットコロシアム」にて参戦した。
カード名 | 気弱な竜少女・イノリ |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ドラゴン |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | 潜伏 |
ファンファーレ ユニオンバースト 10; 相手のフォロワーすべては「自分のターン開始時、自分のリーダーに1ダメージとこのフォロワーに2ダメージ」を持つ。 | |
進化後 | 攻撃力:4 体力:4 |
能力 | 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
CV | 藤田茜 |
収録セット | アルティメットコロシアム |
※潜伏…自身が攻撃するまで相手カードの能力や攻撃の選択対象にならなくなる能力。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※ユニオンバースト…数字のターンかそれ以降にプレイすると発動する能力。手札にあるとき自分のフォロワーが進化すると-1される。
なんとプリコネR本家より先に実装されていた。
ユニオンバーストは火傷をイメージした相手フォロワーとリーダーへの継続ダメージ。カード名にもある「気弱」なイメージからか潜伏能力も持っている。
「アルティメットコロシアム」環境では、呪われし影・ヴァイディからの影の侵食を使ってじわじわと相手リーダーの体力を削る「自然ドラゴン」というデッキにおけるライフプッシュ要員として活躍した。
ユニオンバーストを使用した際に発する技名は「ドラゴンズロアー」。
後にプリコネR本家に実装された際も同じ名前だったが、シャドバでのセリフが「こうなりゃやけです!ドラゴンズロアー!」なのに対し、本家では「これで倒れろです!ドラゴンズロアー!」とセリフの内容が少し異なっている(シャドバのユニオンバースト発動時のボイスは、抑揚が異なるもののセリフ自体はイノリ以外本家に忠実なものである)。
関連イラスト
関連項目
チエル…Re:Diveからの新規キャラかつカルミナの大ファンという共通点がある。
ジュン…サマーバージョンが通常イノリと同じく火傷状態付与のスキルを使う。