概要
ありえない生き物の一つである海辺の工場に現れた節足動物のクモを連想させる怪獣。大滝のおやっさん曰く「クモの化け物」であり、工場のスタッフによる呼び名がそのまま定着した。
大まかなシルエットはいかにもクモのようではあるが、前足はドリルのような形状をしており、尾部にはカブトムシのような角が生え、アゴがヤゴのように展開するなど様々な昆虫や節足動物を兼ね備えている。また、クモらしく糸を出して巣を作ることも出来、海辺の工場に異様な形状の巣を作っていた。
最大の特徴は体が半分になっても活動を継続できる強い生命力。しかも、真っ二つになった体どころかそこから零れ出た青い体液がスライムのような姿となって動くという不気味すぎるほどの代物である。その上群生しており、一度に何体も襲撃してくる。
食性は肉食であり、漂着したマンダを漁ったほか、人間も積極的に獲物とみなす。
余談
PV3弾にて存在が判明したが、頭部や前足などその細部のデザインはむしろメガロに近く、名称が判明するまでクモンガかメガロか不明であった。
今作の怪獣のデザインには過去の東宝怪獣がオマージュとして取り入れられているが、このクモンガはざっと上げてみても
- 前足や頭部、尾部などのデザイン…メガロ
- ヤゴのようなアゴ、武器の腕+足3対、複数体が人を襲う…メガヌロン
- 大型怪獣の肉を漁り、人間を襲う、侍の「超巨大フナムシ」の話題…ショッキラス
- 半透明の青い触手…ドゴラ
- スライム状のボディに大きな目…ヘドラ
- 体内に青い不定形の生物が寄生している(ように見える)…ゲゾラ、ガニメ、カメーバ
…などと、サルンガ以上に東宝怪獣のオマージュが濃縮されている。
(また、ガバラやバラゴンのオマージュが入ったサルンガが今作オリジナルの怪獣であったため、これもオリジナルだと思った人も少なからずいた模様)
PVには「トンボのような黄金の翅の生えたカマキリのような巨大な鎌を持ったクモンガに酷似した昆虫怪獣」も確認されているが、今のところ同種か否かは不明。