概要
ローラの持つ香水瓶型のアイテム。人間界に向かう前に、人魚の女王から与えられた。
あとまわしの魔女たちの下僕であるヤラネーダが奪った『やる気パワー』が、溜め込まれた体内位置を特定できる。
ちょうど写真をとるような感じでポッドをそのポイントを狙う形でかざし、取っ手部分を2回プッシュして「やる気パワー、カムバック!」と叫ぶと、ポットはヤラネーダからやる気パワーを吸収し、内部に回収する。
ヤラネーダが浄化された後は、奪還したやる気パワーがポットから放出され、元の持ち主の元に返っていく。
ローラの住居として
このポットの内部は異空間となっており、ローラはポットの中を自由に出入りすることができる。そこは人魚にとって快適な環境のようで、慣れない陸上生活における簡易住居ともなっている。
第7話からは、女王の使いでローラに届け物を持ってきたくるるんも同居する事になった。
ポットの中は家具もそろっているくつろぎの部屋となっているが、刺激はないので退屈らしい。なお、人魚のための部屋なので当然ながら海水に満たされている。
ポットの中からも外界の様子は確認でき、瓶越しに外界の人間と相互会話も可能である。
ちなみに体の一部だけを外に出すことも可能であり、ローラが頭だけを外に出した際はさながら生首のようなホラーな光景になってしまった。
ローラがポッドの中にいるときは、ポッドを浮遊させて自力で移動する事ができる。
ただし、さすがに人目があるところではそういうことはできないので、ローラは自分が入ったポットをまなつたちに持たせて運んでもらうことの方が多い。
ポットに衝撃がかかると内部の部屋にもそれは伝わるようで、何かにトロピカってしまったまなつが興奮のあまり手に持ったポットをブンブン振り回してしまい、中にいるローラが目を回して悲鳴を上げる事もしばしば。
一応、人間など海の民ではない生物はポットに認証されず入れない様になっているが、ローラが触れている無生物は一緒にポットに持ち込むことが可能。
第15話ではローラとみのりが一枚の紙を同時に触れていたことで、みのりがローラと一緒にポットに引き摺り込まれた。この想定外の状況はポットに何らかの不具合を起こし、二人の魂が入れ替わってしまう事態が発生している。
この状況では、ローラの身体に入ったみのりがポットの中に入れるも、みのりの身体に入ったローラはポットの中に入れないようになってしまっている。
なお、みのりはポットの操縦に難儀しており、終いには乗り物酔いに近い状態に陥っていた。なのでポットの操縦にはそれなりのスキルやセンスが必要なようだ。
その他の機能
『シャボンピクチャー』という、地上の文明で言う所のカメラに近似した機能まで備わっており、ポットの画面を通して映る景色を撮影する事も可能。撮影するとポットから掌サイズのシャボン玉が放出され、其処に被写体が写る仕組みとなっている。この泡の写真は撮影後、ポットの中へ纏めて収納出来る。
おもちゃ版のマーメイドアクアポットにもカメラ機能が付属されており、この機能が再現されている。
余談
ゼンゼンヤラネーダの登場以来、マーメイドアクアポットが使えない状況になるエピソードが多数描かれるようになった。
- 第10話において、ゼンゼンヤラネーダの攻撃により排水路に落として流されてしまう。ローラが探すも、泥水の中を探すハメになり、くるるんを発見。アクアポットも無事に発見された。
- 第12話において、あおぞら中学校内にて人魚騒動となり、風紀委員長角田正美にトロピカる部の仕業と疑われ、部室捜査により発見されてしまい、没収されてしまう。ローラがスケボーで風紀委員室に潜入して捜索するも、風紀委員長にバレそうになってしまう。その際、クローゼットにあった制服を着てごまかし、スケボーで脱出してアクアポットを取り戻した。
- 第13話において、トロピカる部一同は校内放送に参加。放送の最中にゼンゼンヤラネーダが出現したため、ローラが残りエンディングトークで歌を披露。ミックストロピカルが使えない状況の中、大苦戦するプリキュア達。遅れてアクアポットで現れ、ミックストロピカルでゼンゼンヤラネーダを浄化した。
- 第16話に至ってはチョンギーレ達が、「自分たちにとっての本当に邪魔なのはプリキュアたちよりも、せっかく奪ったやる気パワーをアクアポットで取り返せる人魚のローラではないのか」と鋭い考察に至り、普段はやる気を感じられない彼らが本気を出した作戦を決行した事でやる気パワーを取り返される前にローラを襲撃して、アクアポットごと彼女を拉致する事に成功する。