概要
1993年に生まれ、1996年に4歳(現3歳)を迎えた世代。
母子2代オークス制覇・17年ぶりの牝馬による天皇賞制覇・26年ぶり牝馬の年度代表馬エアグルーヴが代表格でグルーヴ世代と言える。
NHKマイルカップと秋華賞が新設されたため、これらの第1回競走を走った世代でもある。
サンデーサイレンス産駒の第2世代にあたり、バブルガムフェロー・ダンスインザダーク・イシノサンデー・ロイヤルタッチの4頭は「サンデーサイレンス四天王(もしくは「サンデー四天王」)」と呼ばれた。
故障して早期引退した馬や故障で休養してた時期がある馬が多く、現役時はGⅠ制覇自体は少なかった。しかし史上最高級と言える名繁殖牝馬世代であった。
この世代牝馬の繁殖成績1例
- エアグルーヴ⇒産駒で4兄弟重賞制覇達成・産駒のアドマイヤグルーヴがドゥラメンテを輩出し親子4代GⅠ制覇達成。
- ビワハイジ⇒産駒で6兄弟重賞制覇達成、GⅠ6勝のブエナビスタを輩出。
- ロゼカラー⇒産駒のローズバドがローズキングダムを輩出し親子3代重賞制覇達成。
- ソロシンガー⇒共同通信杯・毎日杯勝ち馬のラントゥザフリーズを輩出。
- ゴールデンカラーズ⇒キーンランドC勝ち馬のチアフルスマイルを輩出。
- メイショウヤエガキ⇒富士S勝ち馬のメイショウラムセスを輩出。
- シーズグレイス⇒根岸S勝ち馬のシャドウスケイプを輩出。
- ホクトペンダント⇒函館SS勝ち馬のビーナスラインを輩出
- タニノシスター⇒GⅠ7勝のウオッカを輩出。
- タバサトウショウ⇒GⅠ3勝のスイープトウショウを輩出。
- ラスリングカプス⇒スプリンターズS馬アストンマーチャンを輩出。
代表的な競走馬
マキバオー世代
漫画「みどりのマキバオー」の主人公ミドリマキバオーの世代でもある。
GⅠ勝利馬
- ミドリマキバオー:日本ダービー(同着)、有馬記念
- カスケード:朝日杯、皐月賞、NHKマイルC、日本ダービー(同着)
- アマゴワクチン:菊花賞、天皇賞(春)
- ニトロニクス:ジャパンカップ
- ビーナスハリケーン:阪神3歳牝馬S、桜花賞
- スーパースナッズ:オークス
- アンカルジア:秋華賞
- プレミア:天皇賞(春)