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サイバー・ドラゴンの編集履歴

2021-07-23 17:02:42 バージョン

サイバー・ドラゴン

さいばーどらごん

サイバー・ドラゴンとは、遊戯王OCGのモンスター及びそれを中心としたカテゴリ。

概要

光属性機械族効果モンスター

サイバー」の名の通り「機械竜」で、融合体や派生体を多く持つ。

アニメ遊戯王GX丸藤亮が使用。彼の人気もあり、多くのデュエリストから愛されている。


テキスト

効果モンスター

星5/光属性/機械族/攻2100/守1600

(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。


解説

アニメで説明されていた効果と同じく、相手フィールドにのみモンスターが存在し、自分のフィールドには存在しない場合に手札から特殊召喚できる。


第4期当時の環境では攻撃力1900のヂェミナイ・エルフや2000の怒れる類人猿等が下級アタッカーとして好まれていたが、それを越える2100という高い攻撃力を持つ事、当時流行していたグッドスタッフ型のデッキで中心になる攻撃力が1600~2000前後に集中しており、除去カードでフィールドをがら空きにされても返しのターンでそれらを上回る攻撃力のモンスターを出せるという事で、登場当初から大いに注目が集まったカードだった。


「スタンダード」と呼称されていた当時のグッドスタッフ型のデッキに及ぼした影響も非常に大きく、サイバー・ドラゴンを3積みするのが当たり前というような風潮になっていき、「サイカリバー」「サイカリエアー」「サイカリカオス」等、様々なサイカリ〇〇系デッキが考案された。(サイカリの「カリ」部分は死霊騎士デスカリバー・ナイトから。攻撃力1900+1:1交換以上になり得る能力を持つ事から人気が高かった)。

4期~5期前半まではこれらのデッキが大会出場者の間でも盛んに使われており、同時期のデュエル環境を作り上げたカードと言っても過言ではない。


しかし5期末期になると、サイバー・ドラゴンを素材とする融合モンスターである「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」が登場。

やや特殊なモンスターで、融合条件が「自分・相手フィールド問わず、サイバー・ドラゴン+機械族モンスター1体以上(融合のカードは不要)」となっており、サイバー・ドラゴンを組み込んだデッキであれば相手フィールド上の機械族モンスターを素材として除去できるようになった一方、サイバー・ドラゴンを多用するデッキは逆に相手に融合素材として利用されるというリスクを抱える事になる。

このカードの登場により、安定性を重視したデッキでの採用率は落ちていった。


そのまま環境から消えていくかに思われたが、6期に突入しシンクロ召喚が導入されると再び“サイドラフィーバー”が到来。手札から特殊召喚でき、しかもレベル5である事から高レベルのシンクロモンスターへ繋ぎやすい上に、サポートカードも豊富で異常な取り回しの良さを持つモンスターとなった。

しかし、あまりにも便利すぎた為かその後準制限→制限とデッキに入れられる枚数を落とされていき、「フィールド上でのみサイバー・ドラゴンとして扱う」等の効果を持った代用カードが登場する事となった。

代用カードがある以上、オリジナルのサイドラは復帰できないのではないかと言われていたが、6期末から7期にかけて制限が緩和され無制限となっていく。

ここにきて突然無制限化した背景としては、他の属性・種族にもサイバー・ドラゴンと同じようなステータス・効果を持った半上級モンスターが登場していた事や、シンクロモンスターエクシーズモンスターの攻撃力があれば2100程度の攻撃力ならば簡単に殴り倒す事ができる環境になっていた事等が挙げられる。

また、当時のエクシーズモンスターの人気筋がレベル4×2体で召喚できるランク4だった事なども一因として考えられる、


以後の環境では最盛期のように上位に食い込む一線級のカードというわけではないが、相変わらずその召喚条件等からランク5のエクシーズモンスターの素材にしやすい事、機械族主体のデッキに組み込む・あるいはメタとして採用されている事や関連カード等がコンスタントに投入されている事などから、根強い人気がある。


2019年7月28日に遊戯王OCG公式Twitter上で行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第4期投票では第1位に輝いた。


ちなみに余談だが、サイバー・ドラゴンと言えば白銀に輝くボディの機械龍だが、OCGオリジナルのイラスト違いバージョンとして「シャドウバージョン」と称される黒いボディのサイバー・ドラゴンが描かれたものもある。

おそらくこの元ネタはヘルカイザー亮vsマスター鮫島のデュエル中に発動したサイバー・シャドー・ガードナーがコピーしたサイバー・ドラゴンの姿である。


制限改定

  • 2008年3月1日に準制限カードに指定。
  • 同年9月1日に制限カードに指定。
  • 2010年03月1日に準制限カードに緩和。
  • 同年09月1日に制限解除。

アニメ・漫画

初登場は「VS十代」1戦目。

この時は「相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、生贄(現在のリリース)無しで召喚できる」という効果だった。


E・HEROフェザーマンを戦闘で撃破するも、返しのターンにE・HEROサンダー・ジャイアントの効果で破壊されてしまった。

しかし、死者蘇生で復活、手札の2体目と融合してツイン・ドラゴンとなった。

更に終盤では「融合解除」でフィールドに戻った後、パワーボンドで手札の3体目と共にサイバー・エンド・ドラゴンへと融合する。


その後も亮のデュエルではかなりの割合で登場。効果は使わずに融合素材にされる事も多いが、「融合解除」で複数体フィールドに並ぶ姿も度々見られる。


使用カードが変わっている事が多い漫画版でも亮が使用している。


攻撃名は「エヴォリューション・バースト」。

初登場時は炎を吐いていたが、再登場時には融合体同様、光線を発射するものに変更された。

後に「DUEL TERMINAL-シンクロ覚醒!!-」にてカード化されているが、こちらのイラストも光線になっている。


カテゴリとしてのサイバー・ドラゴン

サイバー・ドラゴンやその派生型を中心としたカテゴリ。

プロト・サイバー・ドラゴンを筆頭にサイバー・ドラゴンと同名カードとして扱う効果を持つ下級モンスターが多い。


単体では通常魔法のエヴォリューション・バーストやユニオンモンスターのアーマード・サイバーン、融合素材としてはサイバー・エンド・ドラゴンキメラテック・フォートレス・ドラゴンに対応するなど、幅広く運用できる。


墓地でもサイバー・ドラゴン扱いになるモンスターも多く、オーバーロード・フュージョンを使った墓地融合からのキメラテック・オーバー・ドラゴンに繋げることもできる。


その後、同名カードの数を大量に増やせる点でコンセプトを確立できたのか、サイバー・リペア・プラントやサイバネティック・オーバーフローなどのサイバー・ドラゴンの数に左右されるカードも登場している。特に、サイバネティック・オーバーフローは「『サイバー・ドラゴン』を任意の数だけ選んで除外する(同じレベルは1体まで)。」という表記で、レベルがバラけている点で発動に制限を設けている。


遊戯王GX放送以降の遊戯王OCGで、派生体の1つであるキメラテック・フォートレス・ドラゴンが機械族テーマを牽制するカードとして活躍した影響が大きく、サイバー・ドラゴンをそのまま使う事にもリスクが生まれてしまうほどになっていた。2009年には新たな派生体として、カード名をサイバー・ドラゴンに変更できるサイバー・ドラゴン・ツヴァイが登場している。


フィールドでは起動効果によってサイバー・ドラゴン化するため、キメラテック・フォートレス・ドラゴンの起点にされづらく、墓地ではサイバー・ドラゴンとして扱う唯一のカードとしてオーバーロード・フュージョンや融合解除などの組み合わせで使用する事ができる。なお、登場時点で既にサイバー・ドラゴンが無制限カードに緩和されていたため、サイバー・ドラゴンが優先されて影に追いやられていたのが実情ではあった。


2013年に発売された構築済みデッキ「ストラクチャーデッキ-機光竜襲雷-」が発売される際には「サイバー・ドラゴン」としてカテゴリ化が行われた上、サイバー・ドラゴンの派生体にエクシーズモンスター「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」が登場する。


さらに、二年後の歳月を経て、2015年のレギュラーパック「クロスオーバー・ソウルズ」ではワールドプレミア枠という形でサイバー・ドラゴン・インフィニティが登場したが、同弾の星守の騎士プトレマイオスとの組み合わせ(俗称「プトレノヴァインフィニティ」)が猛威を振るう事になる。

この時、中継ぎで採用されたノヴァが高騰したことは察して余りある。


2018年には、「CYBERNETIC HORIZON」「COLLECTORS PACK 2018」「デュエリストパックデュエリスト編3」、さらにVジャンプ付録で新規カードが大幅に増加。新規融合モンスターやサポートカード、リンク召喚をも取り入れ飛躍的な強化を受け、環境の第一線デッキとも互角に戦える程の強さへと進化した。


「サイバー・ドラゴン」モンスター一覧

ルール上「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスター

効果モンスター

レベル5

  • サイバー・ドラゴン

フィールド上・墓地限定で「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスター

効果モンスター

レベル1


レベル2


レベル3


レベル4


リンクモンスター

リンク2


「サイバー・ドラゴン」のカテゴリにのみ属するモンスター

効果モンスター

レベル5


エクシーズモンスター

ランク5

ランク6


派生カード

特殊召喚モンスター

レベル6

レベル7


融合モンスター

レベル8


レベル10


キメラテック


関連イラスト

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関連タグ

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外部リンク

遊戯王カードWiki サイバー・ドラゴン

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