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組織(ユニオン)の編集履歴

2021-08-06 01:39:01 バージョン

組織(ユニオン)

ゆにおん

戸塚慶文の漫画「アンデッドアンラック」に登場する《対未確認現象統制組織》のこと。通称“ユニオン”。

ようこそ 組織(ユニオン)へ


概要

対未確認現象統制組織》通称“UNION(ユニオン)”。


戸塚慶文の漫画アンデッドアンラックに登場する秘密結社。

主人公・アンディはかつて10年間もこの組織に幽閉され実験台となっていた。


構成員にみられる共通の目印として赤ネクタイかその代用物を装着している事。さらにその中でも組織の核「円卓メンバー」には、大文字のアルファベット『U』と『N』を重ねたような紋章(エンブレム)の装備が義務付けられている。


前述の通り男主人公・アンディにとっては因縁浅からぬ組織だった。物語初期から何度も迎撃戦を繰り広げた末に、意外な発想「逆に組織へ入る」という不可逆の手段で、ひとまず味方のポジションへと落ち着いた経緯を持つ。


活動内容

UMA古代遺物といった特異な存在の監視•調査を行う他、

『アンデッドアンラック』世界の理(ルール)から否定された超能力者・否定者に10段階の優先順位を設けて処分•捕縛の対象としている。

例として、物語序盤で不運の否定者捕獲任務は発見時5だったが、その任務中に危険度が審議(ジャッジ)し直され災害級にもなる8まで引き上げられた。




これら様々な活動は一つの目的に集約される。

それは―


「世界の滅びを食い止め、その元凶である世界の創造主を殺す事」


という大義を成すため、秘密裏に多くの事が進められている。



前述したUMA否定者古代遺物の確保には、円卓メンバーがクリアした課題(クエスト)の報酬として含まれているものもあり、いずれ来る最終決戦(ラグナロク)に備え戦力増強を図っている側面がある。


また一部の否定者に処分判定が下されるも、これは「罪なき人々を守る」という正義に基づいてであり、組織力の増強は望めないかつ否定能力で被害を増やしかねない場合に限られる。

とはいえ円卓に欠員が出ない限りは処分or人体実験になると考えると、正義ではあってもやはり人道的な組織と呼ぶ事は出来ないと思われる。



技術力

戦闘機といった軍事兵器や、古代遺物(アーティファクト)によるUFOなどの超兵器を有している。

また、円卓メンバーのニコをはじめとして多くの科学者・技術者が組織に所属しており、独自の武装や捕獲器などを開発する高い技術力を保持している。


組織の本拠地(アジト)は正確な場所こそ不明だが、(なんか見覚えのある巨石が立ち並ぶ遺跡の下にある)地下深くへ存在し、施設毎に分けられたブロックが何層もの円環を構成している。緊急時には一部のブロックのみエレベーターで上へ移動させるなど組織の職員や保管物を守るための多彩な機能が常備されている。


また風子の「最近ご飯が美味しい」という発言や寿司・ケーキなどの食べ物が有る、稀に描写される個性溢れた個室・室内を鑑みるに、調理専門の職員や娯楽施設的な配慮も在ると窺える。


UNIONの構成員

否定者以外の職員や、組織に協力するUMAなど多くの関係者が所属している。以下は物語へ関連度が高い者を羅列する。


円卓の否定者

否定者11人(物語開始時は10人)で構成された組織の要となる特殊チーム。

任務へ尽力することを条件に組織の監視対象からは外され、ある程度自由に動く事が出来る。またⅠ席にあたる者は組織の指揮権を持つ。

円卓の否定者は死亡して欠員が出ない限り追加も変更もないが、逆に一人でも欠員が出た際には一転。そのままでは世界へ対処する課題(クエスト)を受注出来なくなる為、至急で戦力になる否定者の捜索・勧誘(スカウト)が最優先事項となる。

第8話にてシェン以外の生存メンバーが全員登場。アンディの挨拶代わりで放った部位弾8発をものともせずに迎撃し、それぞれの格を見せつける胸熱な展開(アクション)が描かれた。


組織の否定者が着席する円卓の卓上にはⅠ~Ⅹの数字が刻印されている(後に数字はⅪまで増えた)。中央には組織のエンブレムがあり、その上には【機密事項】が浮遊している。席の序列はポイント制で決定され、組織への貢献度によって変動する。


Ⅰの席/ジュイス

軍服風の出で立ちに目元まで覆うヘルメットを被った女性。不正義の否定者。

腰辺りまである長髪で、白い騎士型のロボットに搭乗してそうな高潔感を思わせる雰囲気がある。

自らの正義に基づいて行動する傑物だが、それが甘さだと指摘される事も。

ジュイスが初登場して間もなく、一騒動が起きそうな状況で「やめなさい」の一言によりタチアナとアンディの動きを縛り、それぞれ自分の相方を殺すよう仕向ける否定能力の片鱗をみせた。


アンディの不意討ちには、抜刀して剣を目の前に構える不問の直立姿勢で応えた。



Ⅱの席/シェン

柔和な笑顔を湛える中華服を着た青年。不真実の否定者。

アンディと風子を組織(ユニオン)に推薦した人物であり、その際『メンバーの入れ替え=メンバーの死亡』の不都合はないとお喋りしていた模様。

「夢は天下無双」と言い放つバトルマニアで、本来は厳しい否定能力の制約を持ち前の性格でほぼ意味が成さなくなっている。


アンディの不意討ちには、座っていたイスから卓に飛び上がってからの回し蹴りで応えた。



Ⅲの席/ビリー

スーツ姿で上着を羽織りサングラスをかけた男。不■■の否定者。

ハードボイルドな見た目とは裏腹にボクっ子であり、タチアナのビーム砲で死にそうな状況でも「え ボク死ぬの?」と言い放つなど周囲がよく見えてないのか天然な印象を受ける。

初登場時、アンディの銃撃をイスごと後ろ向きに回した体勢で、リボルバーから隣のタチアナの外装へ弾を放ち、そこから跳弾で迎撃するというアクロバティックな技を披露している。



Ⅳの席/フィル

中性的な整った顔立ちの少年。不感の否定者。

両手両足が古代遺物(アーティファクト)の義肢になっており、サスペンダー付きの半袖シャツを着ている。主に無表情で親指をしゃぶっている仕草が多い。

能力は詳細不明だが、とある人物の見立てでは古代遺物の使用リスクを回避できる否定能力と推測されている。

アンディの不意討ちには、隣席の一心に守ってもらっていた。一見可愛らしい子どものようだが、銃撃を受けてる最中でも表情・態度を変えない様は不気味さも感じられる。



Ⅴの席/タチアナ

丸いレンズ付きの巨大なメカメカしい球体。不可触の否定者。

見た目だけでは年齢性別不明だが、ぬいぐるみなどの可愛いものやケーキを好むなど、年相応の趣味をもつ少女である。

組織の少女・ジーナを慕っていたが、彼女を手に掛けたアンディに対し初めは息荒く激昂して攻撃を仕掛けた。この騒動後は、風子の説得などもあって彼と和解している。


球体型スーツの両側面からは鉄拳・盾・ビーム砲など何でも飛び出てくる上、刀で斬られてもすぐに修復するといった超高性能な機能を有している。一方でタチアナ自身の否定能力を積極的に使う様子は見られないが…。

相方の中年男性を「ビリー様」と呼ぶなど篤(あつ)く親っており、食事はビリー様の手を借りて外装の中に運んでもらっている。その光景は必見。

円卓で対面したアンディの不意討ちの銃撃は、恐らくそのまま装甲で受けたと思われる。



Ⅵの席/一心

日本の戦国甲冑と兜を身につけた、かなり大柄な人物。不壊の否定者。

白い仮面を付けているため人相・表情が読み取れず年齢性別は不明。Ⅳ席の少年・フィルと同様に全く喋らない。

アンディの銃撃には、イスに座った不動の姿勢のまま兜で応えており、とある人物からは硬化系能力者と予想されていた。


アンディが成り行きで手に入れた不壊刀(ふえとう)『倶利伽羅(クリカラ)』を製作した人物。武器・防具製作などの職人技に秀でているが、一心自身の戦闘経験はあまり無いらしく、ニコと共に組織のバックアップが主な役割と予想される。



Ⅶの席/トップ

髪を逆立てた褐色肌の少年。不停止の否定者。

両頬と鼻に絆創膏のようなものを付け、長袖ジャージみたいな動きやすい恰好をしている。靴裏には自分の名前「TOP」があしらわれている。

せっかちな性格のようでUMA捕獲で出遅れた際には、相方の一心に遅いと不満を漏らしていた。また、下記の高速移動に特化した能力で仲間の運搬役を請け負うなど、10代半ばながら協調性が高い一面もみられるしっかり者。


圧倒的な速さで非常に長い時間を息も切らさず走り続けれる否定能力をもつ。これの応用で、少年の体躯ながら攻撃力の高い蹴り技も有するなど、優秀な能力に思えるが…。

アンディの不意討ちには、意に介していない風に応えた。その後は、なにやら不満げな表情をしていた。



Ⅷの席/ニコ

不吉な笑み・雰囲気が漂う壮年男性。不■■の否定者。

素肌から直接上着を着用し、ヘアバンドを付けて妖怪の御大将みたいな風貌。手の甲と胸の部分にエンブレムが埋め込まれている。

50年前捕獲されたアンディの調査(拷問)を担当した技術者で10年間不死のデータを取り続けていた。現在も組織内では技術者や参謀としての役割がメインの様子。組織で支給される備品(アイテム)の一つ「赤いネクタイ(高性能な翻訳機能がある道具)」は彼の発明品である。


ボール型の浮遊する球体を常に3つ引き連れており、2つはビームなどを放って攻撃に、残り一つは自分が乗って移動に用いている。他にも球体からケーブルを出して自分の額に作った差込口(プラグ)へ差すことで、組織のデータベース閲覧ができるといった超高性能の代物である。

アンディの不意討ちに対しても3つの球体から放つビームで迎撃し応えた。



Ⅸの席/アンディ

ジーナとボイドの席を開け、不死の否定者•アンディが着席した。

当該記事参照。

円卓へ加入後に「服のUMA」再捕獲を達成した事で、アンディはⅨ席に昇格。そのため風子と初めの席位置を入れ替わっている。



Ⅹの席/風子

8話にて不運の否定者・風子が着席した。

当該記事参照。



Ⅺの席/チカラ

UMAバーン捕獲の報酬として追加された新たな席。

偶々拉致された先で遭遇した集団・否定者狩りとの戦闘を仲間たちと制し、戦友たちの勧めで一般社会との折り合いをつけた不動の否定者・チカラが着席した。

非常に臆病な性格だが、相手を封殺できる強力な否定能力を持ち決める時は決める男

当該記事参照。



元円卓の否定者

ボイド

ロボットスーツを着た元プロボクサー。不可避の否定者。


ジーナ

永遠の16才を自称する日本のJK服を着た少女。不変の否定者。


その他

ムイ

シェンをサポートする直属の部下。否定者ではない為に課題へ参加出来ないが、戦闘員として上司・シェンを支えている。


ミコ

ニコ主席の科学者集団「ニコラボメンバーズ」のNo.2であり彼の娘。一人称が「あてぃし」の個性が強い女性。


UMAムーブ

移動のUMA。

「面白いもの(イベント)を見せてもらう」という理由で組織に協力しており、ムーブのワープ能力で円卓メンバーが長距離移動する事へ力を発揮している。

組織の否定者の主な移動手段だが、移動の代価「面白いもの(イベント)」に見合わない場合は協力を否定されるらしく、いつでも使えるというわけでは無いらしい。


UMAクローゼス

服のUMA。組織の保管部屋から脱走したところをアンディに再捕獲される。

取り憑いた者の最も望む服に変化し魅了する力を持つが、アンディが不服な態度を貫いた為魅了に失敗。そのままアンディの「再生する服」として協力させられる羽目に。



余談

第2話のカラー扉画は主人公2人がスーツ姿に赤いネクタイを付けて歩く構図になっている。この二人が後に組織(ユニオン)へ入るのでは?とも取れる示唆であり、実際に第8話にて実現する流れとなった。


関連タグ

アンデッドアンラック アンデラ

世界(アンデラ) UMA 否定者 古代遺物

必要悪


ユニオン•••ピクシブ百科事典では機動戦士ガンダム00に登場する三大国家群の一つとして解説されている。

Union•••英語で連盟、団結、連合を意味する単語。

SCP財団•••おそらく元ネタ。


UNDER(否定者狩り)





























































組織創設の歴史


現行の目的「世界の創造主(神)を殺す」は、組織創設時から不変であるが、現在の女ボス・ジュイスの告白では他にも隠された真実があると明かされた。



それは「世界の隠された真実・ループの理(ルール)」によって幾つもの敗北があった歴史、それは彼女の力不足が招いてしまった事だという…


最善手を打てばいつかは勝てるという信念で、何度も創造主(神)へ敗北しては再び立ち向かう為に《対未確認現象統制組織 -UNION(ユニオン)-》は、秘密裏に世界の破壊と再生(ループ)を越えてきたジュイスによって何度も創設された事。しかし「世界の真実(ループ)」を他人に明かせない事情もあって、今までの組織職員や共に世界の脅威へ挑む戦友たちを騙していた事実を否定できない事。



不正義

それは幾つもの屍が積み重ねられた歴史なのだと・・・


普段の殊勝な様子から一転して神妙な面持ちで、まるでこれが初めての事で慎重に歩を進めるよう丁寧に、現在の戦友である否定者たちへ不公平な真実を語るジュイス

この不幸な真実から、嘗ての仲間は「不正義(無駄)な行いだ」という風に不快を抱いてしまったのだろうと、深い反省も述べた。


また別の話だが、苦難の闘いに耐えていたのは彼女一人だけではなく、組織最古の否定者ヴィクトル(不死)からは、この不条理な闘いから降りるべきだという理由で長年に渡り不理解と対立があったようだ。しかし、それは相手を真に想い合う不器用な大人の関係でもあった…。



アンデライラストまとめ

そして現在(いま)。ジュイスにとっても初めてな事態に不利益ばかりではないと確信を抱いていた。それは永年待った希望の欠片(ピース)たち。




「 だからこそ! だからこそ集めた! 」


「 数多の死を経て出会えた… より強い武器と…戦士を…!! 」


『神を殺せる… 否定者達を!!』

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