臨獣拳アクガタとは、獣拳戦隊ゲキレンジャーのもう一つの流派である。
組織としての詳細は『臨獣殿』の記事を参照。ここでは、登場した怪人について説明する。
概要
獣拳の始祖ブルーサ・イーの下で学んだ10人の拳士のうち、3人が「獣拳」を使って世界征服を目論んだ為、残った7人と袂を分かつ。その3人は、「臨獣拳アクガタ」を興し、残った7人が立ち上げた「激獣拳ビーストアーツ」と「激臨の大乱」と呼ばれる戦いをしたが、結果として激獣拳側の勝利に終わる。
敗れた臨獣拳側は肉体と魂を分割され、厳重に封印された後に「獣拳不闘の誓い」が立てられた。
激獣拳の7人を「七拳聖」と呼ぶのに対し、臨獣拳の3人は「三拳魔」と呼ばれる。
しかし、七拳聖のリーダー・シャーフーの弟子だった理央が臨獣拳に走り、自ら当主となってアクガタを再興させる。
名前は臨終にも掛けていると思われる。(実際に理央を除いた臨獣拳士は死人である。)
その力の源は臨気であり、激獣拳の「激気」と対をなす気力。人々の苦しみや悲しみ、絶望といった負の感情が増幅するとより強さを増すという性質を持つ。
未視聴の方はリンク先のネタバレ注意!!
三拳魔
激臨の大乱に敗れた後は、肉体はどこかに封印され、魂は腕輪に封印された。
主な顔触れについては当該記事を参照
五毒拳
「修行その4」から「その9」にかけて登場。臨獣拳士の中でも凶悪な精鋭部隊。
それぞれ、熱・痛み・寒さ・痺れ・吐き気の毒を持つ。
詳細は当該記事を参照。
臨獣拳士
この世に蘇った臨獣拳の使い手で、「獣人邪身変(じゅうじんじゃしんへん)」によって獣人と化したリンリンシー達。今作における今週の怪人。
詳細は当該記事を参照。
その結末
作中終盤、臨獣殿は理央とメレを残し壊滅。その二人も真の巨悪との戦いで命を落とした。
しかし理央が死の間際にリンギ全臨伝授により臨獣拳アクガタの全てをゲキレンジャーに託したことで、臨獣拳アクガタの技術は激獣拳ビーストアーツとひとつとなり、ただの獣拳として昇華された。そこから生まれたひとつの奥義が、物語を締めくくることになった。
余談
上述の通り臨獣拳アクガタの力の源である臨気は人々の負の感情を糧とし力を増す性質があり、この性質のために臨獣殿は人々を襲っていた。
しかしこれは裏を返せば苦しむ人々がいる時にこそ力を発揮するということでもあり、スーパー戦隊の掲げる正義と大きく矛盾するものではない。だからこそ最後は獣拳として受け入れられたとも言える。
後の作品に登場した理央、メレも正義の戦士としての側から臨気や臨獣拳アクガタを使用している。
関連タグ
幹部に関しては:臨獣殿
後半における展開:幻獣拳
※ネガティブシンジケート→臨獣拳アクガタ(臨獣殿→幻獣拳)→蛮機族ガイアーク
※ゴードム文明 ジャリュウ一族 ダークシャドウ クエスターの4組織の総称。
仮面ライダーアマゾン、怪人が獣人と呼ばれる、主人公が野生児である事が共通する。