CV:武内駿輔
モチーフ
『ガンダムシリーズ』の機動兵器:ウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)(出典作品:『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』)
公式設定
人物紹介
曹操ウイングガンダム
「ブルーウイングコーポレーション」の若きCEOにして、ギ・エリアを治める指導者。
頭脳明晰で冷静沈着。
枯渇しつつあるトリニティに対し危機感を抱いており、ある独自の価値観を抱いている。
劉備ユニコーンガンダムの真の力に興味を抱く。
(以上、「SDガンダムワールド 三国創傑伝」日本語版公式サイトの勢力紹介ページより引用)
天覇曹操ウイングガンダム
『SDガンダムワールド 三国創傑伝』
決戦に臨む曹操の覚悟を具現化した姿。
本体に加え大剣、デバイスも強化されている。
(以上、「SDガンダムワールド 三国創傑伝」日本語版公式サイトの勢力紹介ページより引用)
キングダムワールドの英雄の一人にして、ギ・エリアの若き指導者。
その先見性の高さ故に、未来に絶望し道を踏み外した過去を持つ。
劉備ユニコーンガンダムの必死の説得により、再び国を救う為に尽力した。
国の復興後、「なすべきことを探す旅だ。」と言い残し、罪を償う為の旅に出た。
(以上、『SDガンダムワールド ヒーローズ』公式サイトにおける天覇曹操ウイングガンダムのキャラクター紹介ページより)
キングダムワールドの英雄の一人にして、ギ・エリアの若き指導者。野心を暴走させ正しき道を見失った過去を持つ。
信長ガンダムエピオンに過去の自分を重ね、佐助デルタガンダムと共に信長を救うべく戦うことを決意する。
ブルーウイングコーポレーションの長として、部下に張遼サザビーや夏侯淵トールギス 、夏候惇トールギスⅢを従える。
旅に出る際には、部下にも行方を知らせなかった。
(以上、『SDガンダムワールド』シリーズ公式Twitterアカウントによる「天覇曹操ウイングガンダム」の紹介ツイート1、『SDガンダムワールド』シリーズ公式Twitterアカウントによる「天覇曹操ウイングガンダム」の紹介ツイート2より引用)
概要
城塞都市「ギ・エリア」における独占企業「ブルーウイングコーポレーション」のCEOとしてギ・エリアを治める指導者。
「『SDガンダムワールド 三国創傑伝』の世界において人々の営みの根幹を成すエネルギー「トリニティ」の保有量が他のエリアと比べて一番多く、城塞都市の中では一番発展をしている」と称されるほどの繁栄をギ・エリアにもたらした優れた経営の手腕を持つ。
得物として、合体させることで大剣「双双覇剣」に変形させることもできる二振りの「双羽剣」を振るう。
少年時代に既に将来的なトリニティ枯渇の危機を予見していた先見の明があり、夏侯兄弟と自警団をやったことで腕っぷしもあげ、さらに荀彧ストライクノワールによって戦の才能も開花した。
「唯才是挙」を掲げ荀彧を始め有能な人材を経歴関係なく集めまとめあげるカリスマを持つ人物であり彼の強さを見た劉備ユニコーンガンダムも彼の活躍を見て憧れを抱くようになった。
また、呂布シナンジュは曹操の強さを評価し彼との対戦を望むようになっている。
『焔虎譚』によれば孫策や孫権とも年齢が近く劉備ともそこまで離れていないと思われる。
『蒼翔記』『焔虎譚』の両方で形は違えど商売敵であるレッドタイガーについて協力関係にあるうちに荀彧に密かに探らせているなど強かな面も持つ。
BUGへの対処が主な問題になっている作中では彼の掲げる「人々が資源の枯渇に怯えることのない世界」及びトリニティの枯渇は彼だけが気にかけている問題とも言えそれゆえに作中終盤では暴挙へ走ることになった。
モチーフとなった『三国志』の人物は「曹操」、『ガンダムシリーズ』の機動兵器は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』に登場するモビルスーツである「ウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)」であり、ウイングガンダムではない。
活躍
『SDガンダムワールド 三国創傑伝 蒼翔記』及び『SDガンダムワールド 三国創傑伝』
多くの会社が並び立ち、血を血で争う経済戦争が繰り広げられている最中の経済地区ギ・エリア。
曹操はその中の一つであるトリニティ加工会社の跡取りとして生まれ、ライバル会社との争いに四苦八苦する父親の姿を見て育った。
若くして周囲の人物から「天才」「エリート」「成績優秀」と異口同音に讃えられるほどの明晰さを発揮しながらも、曹操は腕っぷしの強さと素行の悪さで有名な兄弟であり力を持て余していた従兄弟に当たる夏侯惇トールギスⅢと夏侯淵トールギスをスカウトし、独自の自警団「ブルーウイング」を結成し街の平和を守る活動を行い強盗団を捕まえるなど荒事に明け暮れる日々を送っていた。
この活動に袁紹レッドウォーリアが言及し夏侯惇、夏侯淵にも疑問を持たれると曹操はギ・エリアで繰り広げられる企業間の争いによる急激な成長と引き替えに貴重なエネルギー資源であるトリニティが異常に消費され10年で枯渇することを見抜いたことから「すべての企業をひとつにし、トリニティを正しく管理する」「ギを手に入れ、世界をひとつにする」ために必要な強さを手に入れるためあえてブルーウイングとして夏侯惇と夏侯淵と共に戦っていたことを二人に明かし、「曹操の描く未来についていこう」と決意した二人から主君とすら仰がれるほどに心を掴んだ。
会社を継ぎ軌道に乗り始めるも袁紹の嫉妬から呂布と張遼の襲撃を受け壊滅的なダメージを受ける。
しかし、夏侯惇の覚悟と荀彧のデータから即座に反撃に移り呂布に勝利。
彼に興味を持っていた張遼は夏侯惇の行動もあり入社、部下になった。
袁紹の会社を潰すと「ブルーウイングコーポレーション」はギ随一の企業に成長。ギ・エリアのトリニティ管理を始める。
トリニティの代替エネルギーを研究する張角デビルガンダムへの投資を決め、この際に目をつけていた諸葛亮フリーダムとも知り合う。
自社の社員が行方不明になったことへの調査でBUGの存在を知り、誤解から戦った典韋マスターガンダムたちを部下に引き入れる。
この際には旧友の袁紹や自分の部下を切ることになったため怒りを見せていた。
董卓プロヴィデンスガンダムこそが黄化トリニティの元凶である事を知るとレッドタイガーや劉備ユニコーンガンダム達と共闘、呂布シナンジュを倒し、董卓も滅びさり作戦は成功。
しかし、彼にとって肝心の董卓がため込んでいると考えていたトリニティがラクヨウから消えて無くなっている事を知り絶望。
そこに司馬懿デスティニーガンダムの口車と精神干渉? によって選ばれた者以外はBUGにする事でトリニティ問題を先延ばすと言う暴挙に打って出る。
『蒼翔記』ではより補強されており、司馬懿の言葉に揺らいでいた中で補給任務に出ていた荀彧が民衆の暴動により死亡。司馬懿の干渉によって現れた幼少期の自分に力があってもすべての人間は救えないこと、自分が選んできた価値のある人物と愚かな人物の選別を決意させることになった(幼少期の曹操は司馬懿の介入がなくても自分はこの選択をしたと語っている)。
アニメにおいて曹操がメモリを使用する際には荀彧のメモリがあらかじめ刺さっていることから同様の事件が起きたと思われる。
巨大要塞リーブラで黄化トリニティ散布を目論むがレッドタイガー、ドラゴンズウォッチと交戦状態になる。
劉備を勧誘するも彼には蹴られたことで戦い終始圧倒するが、覚醒した劉備に敗北。
その後は生き延びるもののブルーウイングを部下に任せ「なすべきことを探す旅」へと出る。
『SDガンダムワールド ヒーローズ』
前作のエピローグにおいて旅に出た後、今作においても序盤はブルーウイングの面々すらその所在を把握できていないことが語られていた。
第4話においてムシャワールドに辿り着いていたことが明らかになる。
第6話で空腹により行き倒れたことを救われ、それをきっかけにその経歴と才覚を調べ上げ素性を見破っていた信長ガンダムエピオンの勧誘を受けるも、力による支配を間違った考えと見ていたためにそれを拒否した。
その後、ダークマスクを付けた忍者と遭遇するも撃退したことを信長に「食事の礼」として言い残し去って行く。
信長の姿に自身の成すべきことを見出したことによりギ・エリアへの帰還を決意しブルーウイングの面々に連絡を取り現在の情勢を聞き届ける中、司馬懿デスティニーガンダムがムシャワールドに入国する様を目撃する。
第7話ではそのまま司馬懿を追ってムシャワールドに戻り人相絵を頼りに京の都で捜索を行っていたが、その最中司馬懿が扮する利休ガンダムによって変貌してしまった信長から逃れてきた佐助に信長を止めるよう懇願される。
その言葉を受け入れ燃え盛る本能寺で再び信長と相対するが、ダークマスクの力で増長したその戦闘能力には苦戦を強いられ、才蔵ガンダムデルタカイの攻撃で佐助が負傷したことも合わさり佐助を連れ戦線離脱を余儀なくされたところを逃走を是としない信長の一撃を受けてしまう……。
第10話では辺境の村で目を覚まし、見届けていた佐助により「信長の一撃により川に転落し、この村に流れ着いたところを村人達に助けられるも曹操は丸三日目を覚まさないほどの重傷を負っていた」ことを話される。
単身信長を救いに向かわんとし曹操の助力の申し出をも「この国の問題」と断ろうとする佐助に対し、「今の信長の姿はかつて自らが犯した過ちそのものであり、その時も影に付き従う司馬懿の暗躍があったこと」を明かし、助力に感謝の礼を示そうとする佐助に対し対等の協力者の姿勢を示した。
第12話でナイトワールドに向かう途中で劉備、諸葛亮と再会、佐助と共に暴走する悟空インパルスガンダムを止めた。その後、佐助に司馬懿がキングダムワールドで犯した悪行の数々を話した。そしてフラッシュバックする過去の記憶に悩む悟空に「今を大事に生きろ」、「過ちだと思えば二度と繰り返さなければいい」と告げた。
第18話では信長に対抗する武器を手に入れる為、伝説の刀鍛冶が住んでいる炎獄島へ向かうがそこは既に信長の襲撃を受けて壊滅していた。だがそこで隠し通路を発見、そこへ入り込むがそこで劉備の幻影と戦う。そして佐助と共にマゴハチと出会う。
余談
名前は「ウイングガンダム」となっているが、海外向けPVや武装などを見る限り前述の通りウイングガンダムゼロ(EW版)で間違いないと思われる。
また、三国創傑伝最終話での砂漠を全身を覆うマントで旅をする姿は小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』に登場するウイングゼロ系のMS“白雪姫(スノーホワイト)”の挿絵における「目元以外を覆い隠すステルスマントを纏い火星の砂漠に立つ姿」を意識していると思われる。
一方、『蒼翔記』に登場する父親(曹嵩?)はTV版ウイングガンダムがモチーフだと思われる(第一話の登場シーンで左肩のみ露わになっており、TV版ウイングガンダムと似たデザインとなっている)。
関連タグ
曹操ガンダム:『SDガンダムワールド 三国創傑伝』と同じく「『三国志演義』を元にした物語を、三国志演義の登場人物と『ガンダムシリーズ』兵器の機動兵器をモチーフとしたキャラクターで描く『SDガンダムシリーズ』作品」である『BB戦士三国伝』における曹操をモチーフとした登場人物。こちらは曹操に加え『機動新世紀ガンダムX』に登場するモビルスーツであるガンダムダブルエックスを演者としている。どちらも一発でコロニーを破壊できるほどの超強火力を有した後半主人公機という共通点がある。
(イラスト手前側の左腕で燃え盛る剣を掲げた人物)
鎧王頑駄無:『SD頑駄無 武者○伝』の登場人物である武者頑駄無の一人、鎧丸が新たな鎧を纏った姿。鎧王頑駄無としての姿は曹操ウイングガンダムと同じくEW版ウイングゼロがモチーフであり、鎧丸自身は「大企業の社長」「諸事情で会社を離れ放浪していた時期がある」といった共通点を持つ。