概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』の女主人公。
本作から主人公の名前を決める際の選択肢がなくなり、自由入力のみになった。
何も入力せずに始めることはできず、デフォルトネームはなくなっている。
ただし、選ばなかったほうの主人公がNPCとして登場する際に付けられている名前が実質的にデフォルトネームと同等の扱いとなっており、商品展開等でも使用されている。
バトルサブウェイのマルチトレインにて、プレイヤーが選ばなかった方の性別の主人公が「トウコ」という名前でパートナーとして登場する。
英語名は「Hilda」(戦いを意味する「Hild」を由来とする人名)。
このことから日本名の「トウ」の由来も戦闘の「闘」ではないかと思われる。
また、タイトルの「黒」「白」と関連した「透」説もある。
容姿
服装はピンクと白のキャップ、黒いベストと白のトップス、ダメージデニム風のホットパンツ、黒い靴下、編み上げブーツ。
女主人公で初めてデフォルトでキャップをかぶっている。
髪形は大きなウェーブがかかったふわふわの茶髪のポニーテール。
後頭部には先の別れた癖毛が生えている。
髪と目の色合いは母親によく似ている。
年齢は従来の主人公より上の世代のイメージで、中学生くらい(14歳ほど)の設定らしい。(ファミ通インタビューより)
BW2において
続編である『BW2』では直接は登場しないものの「2年前イッシュを救ったカノコタウン出身のトレーナー」として存在が示唆される。
チェレンの「レシラムもゼクロムもイッシュにはいないはず」というセリフから、その所持者である主人公も設定上不在と思われる。
ただし、通信を使えば姿を見ることもでき、戦闘モーションも存在する。
「おもいでリンク」を行うと、カノコタウンの家の看板が『BW』で入力したものになる。
他媒体におけるトウコ
ポケモンマスターズ
CV:永井真里子
流行や面白いもの、なによりもポケモン勝負に目がない熱血少女。
各地を巡って強さをみがいている。
口調や雰囲気は原作でNPCとして登場した時のものをベースにしつつ、独自の要素も足されている。
レアリティがEXになるとオレンジ・黄色・赤が基調+元の衣服の黒と白の配色が反転したカラーリングの衣装が追加される。
メインストーリーでは第18章にてトウヤ、チェレンとチームを組んで主人公と対戦する。
バトルヴィラではGRADE 20の相手として登場し、オノノクスを繰り出してくる。他の3人はいずれもフロンティアブレーンである中の抜擢となっている。
性能はニトロチャージで素早さを上げ、素早さバフの2倍分攻撃バフをかけるトレーナー技を発動、そこからメインウエポンのフレアドライブで攻め、反動ダメージをキズぐすりで回復という一通り自己完結した技構成。
とはいえ、すべて1人で賄うのは無理があるので、ある程度のサポートは必須。あるいは自身がキズぐすりによるヒーラーに徹するのも面白い。
バディストーンボードには反動ダメージ軽減のパネルが3つもあるため、ポケマスの仕様により本家以上に反動ダメージが痛いフレアドライブのリスクを大幅に減らせる。
HPを大幅に削る必要があるが、自身で急所率を最大まで上げることも可能で、そこからピンチ時HP回復によるリカバリーも可能。
更に素早さ上昇分バディーズ技威力上昇もあり、バディーズ技の火力は物理炎バディーズで最強の位置にいる。EX強化との相性も良好。
トウヤ&ミジュマルはトウコが必要なバフをすべて揃えることができ、チームスキルも5つの内3つも発動できる最良サポート。
実装時にはエピソードイベント「黒白(こくびゃく)の情熱ガール」が開催され、ツツジやネジキとの交流が描かれた。
以降に開催されたイベント「トリック オア バトル」でのセリフによるとトウヤとバトルサブェイにて勝負をしたことがある模様。
「輝けバトル☆ステージ!」では、勝負に向き合う姿勢についてルチアに熱意をもって伝えるなど、彼女との交流がクローズアップされている。
「世界を彩る数式」ではパシオに来たNを真っ先に発見し、トウヤにそのことを知らせていた。
また「世界を彩る数式」ではトウヤのみがBW主人公の立ち位置でトウコは主人公ではないという設定が明確に描かれ、『ポケマス』における彼女はNと面識がない事が判明した。
ただイッシュ地方にプラズマ団がいた事、彼らがポケモン解放を主張する裏でトレーナーからポケモンを奪う悪事を働いていた事は知っており「世界を彩る数式」とバディーズエピソードでも言及している。
しかし上記で説明した通りポケマスでの彼女は主人公(ゼクロム/レシラムに選ばれた英雄)ではなく、パシオに来る前からトウヤ、チェレンと知り合いである描写はあるもののBWで起きた事件の当事者でもないので、同イベントではあくまで一般トレーナーとして関わりサポートする形になった。この扱いに関してお世辞にも良いとは言えないという批判もあり、「男主人公だけを主人公にし、女主人公の立場を蔑ろにするような描写はさすがにどうなんだ」と特に『BW』で女主人公を選び思い入れがある一部のプレーヤーから非難や反発の声が上がった。一方『BW』の現状のシナリオ構成的に男女両方を主人公扱いするのは無理があるという意見もある(選ばなかった主人公はサブウェイのNPCとして登場するのと、Nに見いだされるのは主人公一人だけであり最終的にこの二人が「理想」と「真実」を司る伝説のポケモンに認められ対峙する構図になるため。)
余談だが『ポケマス』に登場する歴代主人公は男女どちらが主人公の立ち位置なのかぼかされたり曖昧に描いている地方もある反面、センリが父親のユウキ・ライバルを幼馴染と言及するヒカリ・ホップと同郷でザシアンをバディに持つユウリ等設定や台詞を見るとこっちが主人公格と思わしきキャラが何人かいる。が描写の仕方にかかわらずチームスキルの「主人公」タグは原作主人公には皆付いている。トウコにもきちんと設定されている。
念のためだが、これらの設定はあくまで『ポケマス』だけで描写されているものであり、トウコが主人公である世界や物語がポケモン公式全体から否定されたわけではないことは留意すべし。
また、もちろんトウヤが主人公である世界が正史となったわけでもない。
MV「GOTCHA!」
歴代主人公と共にシルエットで登場した際にメイの手を引く様子が確認できる。
また、チェレン・ベルと共に歩むシーン、Nと対峙していると思われる瞳のアップが描かれた。
主人公をモデルにしたキャラクター
派生作品に登場する人物は、それぞれ主人公をモデルにした一人のキャラクターとして独立しているため、リンク先を参照し混同を避けることをお勧めする。
ポケットモンスターSPECIAL
詳細はホワイト(ポケスペ)を参照。
関連イラスト
関連タグ
友人・ライバル
トウヤ(トレーナー):同作の男主人公
メイ(トレーナー):BW2の女主人公