概要
「彼岸島」とは週刊ヤングマガジンにて現在も連載されているホラー漫画。
今作はホラー漫画の金字塔とも言うべき作品であり『閉鎖環境&パニックホラー』という昨今のジャパニーズ・ホラーの鉄板ネタともいうべき一大ジャンルを築いた漫画である。
彼岸島をわかりやすく説明
ホラー漫画の法則をガン無視してどんどん強くなる主人公、見るも無残に投げ捨てられた伏線、そしてシュール極まりない画風や緻密に計算され尽くされた擬音やコマ割りの数々はどれ一つとってももはや芸術の域にまで達しており、また丸太=彼岸島とまで言われるほど頻繁に丸太を用いた近接戦闘が発生する漫画でもある。
また、この手の漫画にしては非常に珍しいことに一度バッドエンドを迎え、しかもそこからさらにさも当たり前かのように物語が続いた事で今なお多くの読者を驚かせ続けている。
彼岸島産の武器として最も有名なものは間違いなく丸太。
...しかし日本刀の方が攻撃力は高ェので明さんはもっぱらこっちを使うことの方が多い。
その他、彼岸島のボス戦では日本刀や青竜刀に火炎放射器、そしてそれらが見つからない場合はナベなどの食器類が投擲武器として用いられることがある。
(なお、投げ放たれたナベは物理法則に中指を突き立てながら空中を水平に直進することとなる。)
注意
以下、ネタバレが嫌ぁぁぁ...!!という方は加藤並みに目を細めてご覧ください
「彼岸島」(無印)
〜江戸時代以前
日付 | 詳細 |
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応永八年頃 | 吸血鬼の一族、彼岸島に誕生。 |
その後、彼岸島島内にて吸血鬼信仰が始まった。 | |
江戸時代以前 | 彼岸島島内にて雅様が吸血鬼の一族の長男として誕生。雅はその後約20代前半で吸血病を発症、不老不死の身体となる。 |
雅様の弟も誕生した。しかし兄とは違い、老人となってから吸血病を発症した。 | |
江戸時代初期? | 白い髪が原因で一族から疎まれていた雅は「四百年ほど」の間、人間と共に過ごすようになる。(以後の雅は数百年に渡り、農業などを積極的に手伝い島民と交流を深めていたと思われる) |
そして数百年に渡り人間社会を見るうち、少しずつ雅は戦争ばかり行う人類に愛想を尽かすようになっていく。 |
※この頃の吸血病は現在のものと異なり何ら感染性を持っておらず、当初は彼ら一族のみが持つ単なる遺伝的な疾患として発生した。マジか...
(また、ゲーム版では雅様の誕生は平安時代ごろとなっており、そして吸血鬼の起源は本土から追いやられた蝦夷の吸血鬼の一族とされている。)
明治〜昭和時代
日付 | 詳細 |
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明治三十年頃? | 彼岸島にも文明開化の波が到来。派手なタキシードやカメラを入手した吸血鬼の一族は家族写真の撮影を敢行。雅様も何故かそれに巻き込まれる形で撮影に参加。 |
昭和十七年 十月三日 | 大日本帝国陸軍五◯一部隊、五十嵐一郎中佐の指導の下、彼岸島に上陸。 |
十月八日 | 五◯一部隊、製鉄工場を収容所に改装。反対する村人五人を銃殺。 |
十月二十日 | 生態実験の為、吸血鬼一族を拘束。五十嵐中佐、吸血鬼たちの住居で雅と出会う。 |
十月二十一日〜 | 吸血鬼への生体実験開始。 |
昭和十八年 五月七日 | モルモットに吸血鬼の細胞を移植。 |
五月二十日 | 細胞を移植したモルモット、彼岸島に散る... |
六月四日 | 吸血鬼の血を数種混合することで、血液が増殖することが判明。 |
六月七日 | 実験により、モルモットが化け物に。 |
六月十日 | 吸血鬼への血液混合実験を開始。 |
七月二十日 | 五◯一ワクチンの開発を開始。 |
八月二十日 | 五◯一ワクチン完成。 |
八月二十七日 | 雅を実験体に、血液混合実験を再開。 |
彼岸島、米軍爆撃機による空爆を受ける。 | |
雅、不死の力を得る。五◯一部隊、雅の襲撃を受けて壊滅。 | |
五十嵐中佐、雅の手を逃れて落ち延びる。 | |
その後五十嵐一郎は同じく吸血鬼の一族の男性、青山龍ノ介の力も借りて雅の封印に成功。以後、六十年余りに渡って彼岸島の祠内部に雅が封じられることとなる。 |
本編開始
日付 | 詳細 |
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平成十二年 春 | 彼岸島を訪れた宮本篤を欺き、島内にて雅様が復活。涼子が吸血鬼化する。 |
彼岸島の住人、雅によって吸血鬼に変えられる。 | |
寺の住職、吸血鬼に対抗する為レジスタンスを組織。 | |
同年 秋 | 篤、レジスタンスに参加。 |
父の命を受けた青山冷、スパイとして吸血鬼の食料調達係として本土に渡る。 | |
平成十四年 3月24日 | 蒸発した篤を追い、高校卒業式の翌日に宮本明達が彼岸島へと上陸する。 |
平成十四年 3月27日 | 満月の日。明達が初めて雅様と接敵した後、完全体邪鬼との死闘を生き延びて島からの脱出を試みた。 |
数週間後、ポンが亡者と化し、島からの脱出に失敗したことで明が雅への復讐を果たすべく修行を行う。 | |
平成十四年 11月〜平成十五年春先 | 明が約八ヶ月の修行を経て人間の里へ帰還。吸血鬼に拐われたユキを救うべく峡谷の戦いへ。 |
平成十五年 3月26日? | 峡谷の戦いで生死不明だった宮本篤が吸血鬼に感染していることが判明、7日後に明と決闘の約束を取り付ける。青山冷が死亡。 |
平成十五年 4月3日 | 宮本篤 彼岸島に散る... |
篤戦の翌日、キモ笠&田中ナオトの守る吸血鬼の里をレジスタンス忍者軍が包囲・殲滅。宮本明があしなが婆さんを討伐。 | |
4月5日 | 明とユキがやっとファーストキス。...そして数時間後に邪鬼達の奇襲に遭った人間の里が壊滅状態に。師匠達&加藤が捕まってしまう。 |
4月?日 | 明が紅葉&田中さんが吸血鬼相手にレジっていた西山と合流。次のアジトはまさかの砂漠ステージだった。 |
数日後、森で吸血鬼を倒しまくってるケンちゃんと合流することに。 | |
4月27日 | ケンちゃん(本名/斉藤ケン)死亡。 |
息着く間も無く宮本明が要塞寺に正面から奇襲を仕掛け吸血鬼を全滅させた。翌日夕暮れ頃に隊長を引き連れて雅様の待つ彼岸島の五重塔へ進撃。 | |
隊長と明、五重塔二階の鏡の間にてまり子と交戦し捕まってしまう。脱出するまでの約三日間を彼女の住む3階で過ごす。 | |
4月30日 | 明が雅に敗北したことで吸血鬼軍の勝利で決着。その後、雅の提案により最後の47日間が始まる。 |
※注釈
ケンちゃん(本名/斉藤ケン)の命日は長らく5月12日と盛大に誤表記されていたことで有名。
この結構ヤバめの矛盾した日付は10年以上放置されていたが、なんと令和の代に入り今年2021年に彼の命日が4月27日へと改訂されたことで見事矛盾が解消。((やりましたね!! by東京出身の某少年))
...当初、ファン達の間でケンちゃんが二度死ぬなどと騒がれたのはおそらく豚汁の過剰摂取による幻覚と考えられる
「彼岸島 最後の47日間」
※日付はXデー(平成十五年6月17日)からの逆算です。
(最後らへんが割とほのぼのしてますが気にしない...)
亮介登場〜師匠の戦死
日付 | 詳細 |
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5月1日(Xデーまで残り47日) | 人類最後の47日間開始。宮本明が重症を負ったため療養へ。 |
5月6日(残り42日) | 亮介と和美、そしてレスリング部主将の山岡らが彼岸島に漂着、現地のキモ笠たちに速攻で捕まる。 |
5月8日(残り40日) | 亮介と和美、明がキモ笠を一方的に虐殺してる現場に遭遇。 |
5月9日(残り39日) | 亮ちゅけたちがレジスタンスのアジトに到着。 |
5月10日(残り38日) | レジスタンス忍者軍が第一育成場に侵攻を開始。大糞赤子を討伐後、斧神に勝利。 |
~斧神戦から一週間が経過~ | (※備考/この間に西山が装備作ったりとかしてたと予想される) |
5月17日(残り31日) | 師匠の発作が悪化。一方で西山が童貞を卒業。また、夫婦岩周辺の吸血鬼の村で明さんが無双、多数のキモ笠達を撃破。 |
~夫婦岩の村の戦いから4日が経過~ | |
5月21日(残り27日) | レジスタンス忍者軍が第二育成場に侵攻を開始。見事蚊を焼き払い、研究所を破壊するが師匠&明達が地下に閉じ込められる。 |
~地下空間で3日間経過~ | (明の顔面に師匠のガチパンチが直撃し昏睡状態になったため) |
5月24日(残り24日) | 明達が地下空間からの脱出に成功。そのまま生存者を率いてアジトに撤退。 |
師匠が邪鬼の力をコントロール、チワワ様を撃破する。が、邪鬼化した師匠は直後に現れた雅の一撃で戦闘不能に追い込まれ、続く斬撃で即死。 |
潜入任務〜501ワクチン入手
5月24日(残り23日) | 501ワクチンを奪取すべく、明と亮介の二人組でキモ笠達の村へこっそりと侵入。潜入開始から1日目、現地のキモ笠を6人ほど捕まえて拷問する。 |
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5月25日(残り22日) | 潜入開始から2日目、明が早朝から突然高熱で寝込むクソイベントが発生。同時に亮介が不戦の契りを発動。 |
5月26日(残り21日) | 亮介がここに来て吸血鬼初討伐。 |
~明の看病のため、5日間経過~ | |
5月31日(残り16日) | 明と亮介、隊長宅へ訪問。茶は出してもらえた。 |
同日、明と亮介、隊長の先導で501ワクチンの保管されている洞窟へと到着。亮介が牛乳女に捕らえられ、助けようとした明も邪鬼に捕まってしまう。隊長の決死の救助で態勢を立て直した明は晴れて牛乳女を撃破。しかし麻薬並みの母乳の依存症状から抜け出せるまで明と亮介達は洞窟内で足止めされた。 | |
〜明&亮介の母乳中毒耐久期間〜 | 依存症状が治るまで洞窟内保管庫にあった保存食と水を頼りに保管庫に籠る。完全に症状が収まりレジスタンスに帰る頃にはもうすでにXデーになっていた。 |
決戦開始〜人類側の敗北
6月17日(Xデー当日) | 朝と同時にレジスタンス忍者軍が吸血鬼の占拠する要塞港に侵攻を開始。 |
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丸太の破城鎚を用いて第一の城門を突破するレジスタンス軍。しかし邪鬼使いの爺率いる邪鬼使い軍団に苦戦し、さらにこの後に及んで全裸だった田中さんを失ってしまう。太郎の巨体を利用して第二城門を突破、遂に太郎を撃破して港を占拠。明達はついにそして雅本人の待つ離れ小島へと上陸した。 | |
上陸後、島中を捜索するもアジトが見つからず途方に暮れるレジスタンス軍だったが、突然地下のハッチをから現れた隊長の先導により彼らは雅の作った地下要塞へと侵入する。(何気に伏線)満を辞して最後の蚊の育成所へと攻撃を開始した明達だったがエレベーターの鍵が無かったため、鍵を持つ雅と闘うべく明は彼の待つもう一つの建物へと乗り込む。 | |
ユキと亮介がなんやかんやピンチだったため明は彼らを救出、そして単身最終決戦へと向かおうとするも…何度言っても亮介が着いてくるため結局彼も同行する事に。 | |
道中で金剛様と呼ばれる未知のアマルガムに死角から攻撃を受けるも、彼は相手が明だと分かるや興味を失い暗闇へ消えた。(武人に奇襲が通用せずビビったと思われる) | |
そしてついに雅様と対峙した明。当初は明が凄まじい猛攻を仕掛け続け優勢に。まるで雅を追い詰めているかに思われたが、実は雅は戦闘中に少しずつ明達を特定の場所へと誘導していた。渾身の一撃を躱され続けた明は周囲に居たキモ笠の首を吹っ飛ばしつつ雅に突進し、中央に大穴の開いた和室で鍔迫り合いになる二人。だがその瞬間、雅の指示により明の背中に居た隊長が突然明の目を覆い隠し、明達は隊長ともども和室の大穴へと落下してしまう。 | |
雅のお気に入りの邪鬼椿の棲む広大な地下空間へと真っ逆さまに転落してしまった明達。明は人類に残された時間的にかなりギリギリながら、再度雅のアジトへと這い上ることを決意。そして椿が音に敏感という情報を隊長から聞いた明だったが、なんと椿の眼前で亮介が大声で叫んで逃走したことにより事態は急変。その後の明達は椿に捕まったりしつつも最後はギロチンの刃を回転させてブチ当てることでなんとか超強引に椿を討伐。なお亮介も同時に死亡した。敵味方双方の退場時のテンポが半端ねェな... | |
その後、明は戦いで傷ついた体ながらまだ雅への再戦の希望を捨てておらず、少しでも早く彼の元に辿り着くべく遥か数百m以上上方に向かって垂直にそびえ立つ断崖絶壁を素手で登ることを決意。多大な犠牲を払い絶壁を登り切った明だったがその狂気じみた行動ですら雅に読まれており、彼は右腕を斬り落とされた上、またしても遥か下の地底空間へと叩き落とされてしまった。そして、ここまで太郎やサンマ、大量のキモ笠、金剛、雅、椿、そして断崖絶壁…と無茶を続けた明はここで戦闘不能に。 残った人間軍の中に吸血鬼相手にまともに戦うことが出来る人材がいるはずもなく、レジスタンス忍者軍はここに敗北を迎えた。 | |
6月24日ごろ? | 明たちの最終決戦から一週間と持たず、全国各地で吸血鬼が大量発生した日本国が国家としての機能を完全に停止。 |
「彼岸島 48日後...」年表
本土上陸〜JOSCO編
日付 | 詳細 |
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決戦から数ヶ月後? | 西山とユキの2名が日本本土へと上陸。 |
その後彼らは本土のキモ笠たちに襲われたことで感染、結構悲惨な生活を送るようになる。 | |
11月 | 宮本明、日本本土へと上陸。 |
その後数週間に渡り丸太や義手を駆使して生活。吸血鬼は見つけ次第斬り殺していた。そんな明のことは吸血鬼たちの間で「まるで悪魔...」と噂になって広がった。 | |
ちなみに、彼は自分より先に西山とユキが本土に渡っていたことは知らなかった。 | |
12月 | ケンちゃん二号(岩田健太)と遠山勇が出会う。遠山と別れた後、明と出会う。 |
次の日、吸血鬼の案内(強制)で岩田夫妻と明でJOSCOへ。妻・葉子は付近の民家にて待機。 | |
邪鬼・吉昭に遭遇。その後ユリ(邪鬼)が吉昭の死骸をお持ち帰り。 |
要塞トンネル〜大阪市内到着
数週間後? | 明が某所にて新田親子やヨネさん(米山太一)たちなどの人間達と出会う。 |
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要塞トンネルに辿り着く。岩田率いる集団に歓迎される。 | |
数日後 | トンネルを定期的に毎週襲撃する吸血鬼達から「雅様」が大阪に居るという情報を得た明は彼の支配する大阪へと歩を進めることとなった。 |
翌日 | 昼頃に元警察本部精鋭の吸血鬼スナイパー部隊と交戦になり、同時に天王寺動物園の猛獣たちとゲリラ戦に。明達はフライパン等を駆使しなんとかこれらとの戦いを制し、日が落ちた頃に雅本人のいる通天閣ならぬ置天閣へと辿り着いた。 |
結局、置天閣の頂上にいた雅様は雅様ではなく、吸血鬼となった西山だったため彼と戦闘に。 | |
同日 夜間 | 宮本明vs吸血鬼化した西山とユキの人間vs吸血鬼軍の戦闘が大阪市内勃発。戦闘終了後に置天閣は倒壊、ついでに大阪城も半壊した。 |
数日後? | 大阪を解放した明は一旦森田たちと別れ、単身東京へと向かった。 |
勝次登場〜死神討伐
3日後 | 大阪から静岡までの約352kmをだいたい74時間程度で進み宮本明が静岡県までの道のりを踏破。勝次たち親子を救出した。 |
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数日後 | 芦ノ湖上の海賊船の船長、鮫島と遭遇。そして彼らの乗る船を上空から急襲した邪鬼死神と戦闘に。 |
そして死神戦終結後、一旦明達は勝次の母が待つ街へと戻ることに。 |
テンプレート
日付 | 詳細 |
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