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アルフィアの編集履歴

2021-09-24 19:02:51 バージョン

アルフィア

あるふぃあ

アルフィアとは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場人物。

「消え失せろ、雑音共」


「英雄の作法を教えてやろう」


「願わくば、数多の『英雄』が子の前に立ちはだからんことを」


概要

CV:伊藤静


元【ヘラ・ファミリア】所属で『メモリア・フレーゼ』3周年イベント「アストレア・レコード」では、闇派閥の首魁となったエレボスの協力者としてオラリオを攻撃した、闇派閥の切り札の一角。

外伝であるファミリア・クロニクルepisodeフレイヤにて、若かりし頃のオッタルが敗北した相手として存在が示唆されている。


人物像

Lv.7の実力者であり、静寂の二つ名を持ち、神時代以降眷族達の中で最も才能に愛された女と称される程の圧倒的な強さから、『才能の権化』『才禍の怪物』と恐れられていた。状況や条件次第では、自身より格上の【ヘラ・ファミリア】団長を倒すことも可能だったといわれている。ベル・クラネルを遥かに上回る一言で発動する強力な超短文詠唱が武器だが、剣を持って戦うこともできないことはないという、魔法使いにあるまじき前線への才能の持ち主だった。【ヘラ・ファミリア】の中でも異端であり、幹部の中で一番若かったらしい。

時系列的に考えると、十代後半の時点で既にLv.7の領域に到達していたことになる。恐ろしや。


常に黒色のドレスを身にまとった、灰色の髪の女性。目を開けるのも億劫と、普段は閉じている。

ちなみに目の色は右目が翠、左が灰色のオッドアイ。


Lv.7ですまない才覚の持ち主だったが、生まれつき病弱で重病で苦しむのが自分にとっては当たり前という難病を抱えていた。この難病は恩恵でスキル化してるため、どうにかすることができず病気のため、長時間は戦うことができないという欠点を持つ。

メーテリアという名前の双子の妹がいたが、彼女も難病を抱えており、先に死去している。

自分とは違い、全く才能がなかったことを「母の胎で妹の分の才能も奪った」と考えている。


ザルドと共にアルゴノゥトの時代のように神に頼らぬ英雄の時代を求めており、オラリオを破壊することで神時代の崩壊を画策するが、アイズ・ヴァレンシュタインリヴェリア・リヨス・アールヴガレス・ランドロックや【アストレア・ファミリア】との激戦の末、持病が限界に達し敗北。

最期はオラリオの冒険者が黒き終末を乗り越える事(黒竜討伐を成し遂げること)に期待しながら、燃え盛る炎に身を投げ死去、享年24歳だった。



能力(ネタバレ注意)

サタナス・ヴェーリオン

【福音(ゴスペル)】

音を放って攻撃する魔法。ただそれだけ。だが、その実態は直撃でガレスすらノックアウトし、余波だけで平衡感覚をズタズタにする絶望的な破壊力、破壊力に釣り合わぬ超短文詠唱による隙の無さ、長射程、そもそも音なので攻撃が視えない、というチート級の魔法。超短文詠唱ゆえに発動を止めることすら不可能に近く、ヴェルフのウィル・オ・ウィスプも間に合わない。

これがどれだけヤバいかと聞かれれば、ベルが【英雄願望(アルゴノゥト)】でチャージしまくったファイアボルトを気軽に連発できるのと同じと言えば、その恐ろしさがわかるだろう。

また、スペルキー【炸響(ルギオ)】を唱えることでその場に残っている音の魔力を起爆することも可能。


静寂の園(シレンティウム・エデン)

【魂の平穏(アタラクシア)】

障壁を展開して、敵の魔法を無効化する魔法。強度は凄まじく高く、リヴェリアの魔法すら容易く無効化してしまう。しかもこちらも超短文詠唱。

実は展開していたのは『障壁』ではなく、正確には『鎧』。つまり全身に巡らせるエンチャントである(手をかざして盾のように構えていたのはただの振り)。

即ち360度どこから魔法を撃たれようが無意味。しかし、このエンチャントは『中』にも作用するので、別の音魔法の威力が著しく下がってしまうという欠点がある。抑々、大抵の相手は加減した魔法で倒れるが……。


ジェノス・アンジェラス

祝福の禍根、生誕の呪い、半身喰らいし我が身の原罪

禊(みそぎ)はなく。浄化はなく。救いはなく。鳴り響く天の音色こそ私の罪

神々の喇叭(らっぱ)、精霊の竪琴(たてごと)、光の旋律、すなわち罪禍の烙印

箱庭に愛されし我が運命よ砕け散れ。私は貴様(おまえ)を憎んでいる!

代償はここに。罪の証をもって万物(すべて)を滅す

哭け、聖鐘楼


アルフィアの3つ目の魔法。咆哮に似た轟音で全てを滅する、彼女の最終奥義。かつてこの技で、三大クエストの一角たる「海の覇王(リヴァイアサン)」にトドメを刺した逸話がある。

見てわかる通り、かなりの長文詠唱であるが、その分威力は福音とは比較にならない。しかもリューのルミノス・ウィンド同様並行詠唱が可能で、これにザルドの剣技すら模倣できるアルフィア自身の身体能力が合わされば、詠唱を始めたが最後止めることはほぼ不可能に近いと言っていい。

強大極まる威力の分、身体にかかる負荷も尋常ではなく、事実リヴァイアサンにトドメを刺した彼女は、さらに病状が悪化した。


詠唱の内容を見てみると、アルフィア自身や最愛の妹メーテリアに関する言葉が散りばめられている。第二部と第三部の間にあたるエクストラストーリーを見れば、より深く意味が理解できるだろう。


このほか、魔法とは無関係に、一目見ただけで相手の動きをほぼ完全に模倣することもできる。劇中では、アイズの細剣でザルドの斬撃を放ってみせた。曰く、「膂力までは真似できないが太刀筋なら再現できる」とのことだが、LV.7の時点で力のアビリティの蓄積も相当なものだと思われるため、白兵戦に持ち込まれても相手が余程のパワー特化でない限り、力負けすることはない。恐るべし才禍の怪物である。


さらに、原作者曰く仕組みさえ分かれば70階層ぐらいの『ジャガーノート』にも圧勝できるらしい…。


その正体(ネタバレ注意)

以下、ダンまち本編の根幹に関わる重大なネタバレがあります。










































「アストレア・レコード」完結後に配信された第二部と第三部の間にあたるエクストラストーリーにて、アルフィアの妹メーテリアに息子がいたことが明かされた。その息子の名は、

















「ベル・クラネル」


そう、英雄への道を邁進する我らが主人公なのだ。つまり、アルフィアの正体は主人公の伯母だったのである。


しかし、アルフィアは彼の存在こそ認識してはいたが、顔を合わせたことは一度もなかった。その理由は、「お義母さんならともかく伯母さんとは呼ばれたくない」というある種切実なものだった。ベルの年齢が14歳で、「アストレア・レコード」が本編の7年前であることを考慮すると、アルフィアは17歳で伯母さんになるのが決定づけられたことになる。仮に10代で伯母さんと呼ばれたら、どれほどの精神的大ダメージになるのかは推して知るべし。ちなみに、会わなかった理由を聞いたザルドは身の危険を感じて、それ以上の追及はやめたそうな。触らぬ神になんとやらである。


アルフィアが一目見ただけで何でもこなせる万能の天才なのに対して、甥のベルは当初は冒険者としての才能はからっきしで、ゼウスからも素質が圧倒的に足りないと評されていたため、両者はかなり対照的と言える。だが、


  • 発動にほとんど隙のない魔法を持つ
  • 理由は違えどランクアップの速度が異常
  • 攻撃時に鐘の音が鳴る

など、実は共通点も多い。黒龍討伐が大抗争の8年前であることを踏まえると、その前に行われたであろうリヴァイアサンとの戦いの時点で、アルフィアは14・15歳前後だったということになる。これは現在のベルとほぼ同じ年齢であり、少なくとも彼女はこの時点で第一級冒険者となっていたに違いない。

ただし注意してほしいが、ベルは冒険者を始めてまだ半年しか経っていない。同じく成長の早いアイズやリューですら年単位でランクアップしているし、ベルのLv.2へのランクアップが最速記録であることを考えると、アルフィアも間違いなく現在のレベルに至るまでに数年はかかっているはずである。ベルの急激なランクアップは【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】という反則級のスキルの存在が極めて大きく、彼の性格、ひたむきな努力とスキルのシナジーの高さが合わさることで、登場人物の想像を超えた成長を実現してみせたのだ。要するに、半年で駆け出しから第一級冒険者の領域に片足を突っ込むのは、いかに才禍の怪物とて土台無理な話なのである。


当初、アルフィアたちは正邪決戦の果てにベルが戦わなくて済む未来を望んでいたが、もしベルがオラリオにやってきて世界の命運をかけた戦いに巻き込まれたとしたら、数多の壁を乗り越えて英雄へと至らんことを望んでもいた。そして今、ベルはオラリオへと辿り着き、数多の壁を乗り越えて英雄への道を突き進んでいる。アルフィアたちが願った希望ある未来への道を、図らずともベルは歩み続けているのだ。


余談だが、かつてファミリアが健在だった頃、ゼウスに何度も胸を触られそうになっていたがすべて魔法で返り討ちにしており、エレボスに「よく送還されなかったなぁ……」と呆れ、さらにそのことをヘラにチクったことを明かすと、「それは死んじゃうだろう……」とドン引きしていた。


原作者が書いたアルフィアIFでは、もしオラリオに行かなかったアルフィアが甥と暮らすことを選んだら…という展開が描かれている。

もし彼女が甥と暮らすルートを選んだら、マザーパワーで病気を克服し、本編で彼に惹かれるヒロインたちの前に現れ、ラスボスとなると言われている。

「嫁の作法を教えてやろう」


余談

現代においてベル達のホームとなっていた廃教会は、妹メーテリアが愛していた場所でもあった。そのため、アルフィア自身もその教会に思い入れがあった。

しかし、その教会は本編6巻を見ればわかる通り、【アポロン・ファミリア】の卑劣な策により完全に破壊されてしまった。仮にアルフィアが生きていた場合、アポロンの眷族達は彼女の怒りを買って皆殺しにされることは間違いない。もしそうなれば、ファミリアの良識派であるダフネカサンドラベルと関わることなく、物言わぬミンチにされていたかもしれない…


後にダンメモのイベントストーリー「ダンジョンにRPGを求めるのは間違っているだろうか」では女装したベル、通称「ベル子」が実装された。このベル子だが、なんと髪型がアルフィアそっくりであり、どことなく彼女の面影が垣間見える。こんな甥の姿にアルフィアは何を思うのだろうか…


関連タグ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ

ヘラ・ファミリア メーテリア エレボス ザルド

ベル・クラネル


それは遥か彼方の静穏の夢


トキ(北斗の拳)・・・才能に愛されながら不治の病に冒され、高みへの道を閉ざされた悲運の天才繋がり。

神裂火織・・・こちらは才能に愛された中の人繋がり。またベル同様幸運持ちでもある。なお、一見歳が近く見えるがアルフィアよりさらに6つ年下である。

土御門元春・・・上記の神裂の同僚で、ある事情から魔法を使うたびに吐血するという共通点がある。

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