「ダックダック!」
「ダックダー!!」
概要
独裁国家トジテンドに仕える一般戦闘員。
本作の怪人であるワルドの素体を務めるキカイノイド兵でもある。
銀色の体にパソコンの画面状のカメラアイと、キーボードを模した口がある顔を持つ。
銃撃もできるプラグ型の槍が武器で、これで遠中距離から以外にバランスよく攻撃できる。
基本的にシリーズの戦闘員の例に漏れず、ゼンカイジャーに蹴散らされる雑魚敵ポジションにあるのだが、第20カイ!ではゼンカイジュランに対して先手を取った事で優位に立ち回り、集団で袋叩きにするという未来が予知された事もあり、状況によっては勝ち目が全くない訳でもない模様(ただし、これはゼンカイジュランがジオウのライダーギアを使用した事による未来予知だった為、実際にはゼンカイジュランによって全ての攻撃が防がれ、この未来が実現する事はなかった)。
あくまで末端の一般戦闘員である為に、言葉を喋って会話をする能力はない(あるいは奪われている)ようだが、個々の自我はちゃんとある模様。しかし、一般人を容赦なく虐げ、庶民キカイノイドだった頃のジュランを集団でリンチするなど、やはり彼等も基本的にはトジテンドの選民思想に染まっており、庶民などの自分達より下の階級の者の事は見下しているようである。
そしてイジルデによって実績を上げた者は上級戦闘員・クダイターに強化改造される他、イジルデやバラシタラ達に選ばれたクダックは、胸部にある歯車の模様にトジルギアをセットする事で、平行世界の力を用いる怪人・ワルドへと強化・昇格できる。稀に巨大戦に参加する事もある(第8カイ)。ちなみにワルドに強化される際には、体がクダイターに自動的に強化改造された上でワルドに変化する為に、ワルドになったクダックは自動的にクダイターと同じ階級になる模様。
さらにワルドになったクダックは、そのトジルギアを反映した人格を新たに獲得する。これによって様々な思想や性格の個体に変化する影響で、中には人間を初めとした他種族や庶民キカイノイドに対する偏見自体は特に持たない者や、混血児で実験兵士という身の上から基本的にトジテンド内では下に見られているステイシーにも、ちゃんと敬称を使って接する者まで現れている。
地味にクダック同士でも個体差はあるのか、第24カイ!では通常の者より筋肉隆々としたマッスルクダックが登場している(まあその筋肉で何をしたかと言えば、ビーチバレーとか浮き輪投げをしただけなのだが…)。
余談
名前の由来は「砕く」から。
関連項目
コダック:一文字違い。
冥府兵ゾビル:魔法戦隊マジレンジャーの敵対組織地底冥府インフェルシアの戦闘員。こちらも働き次第で上級兵士へと昇格する。
ゴーミン:海賊戦隊ゴーカイジャーの敵対組織宇宙帝国ザンギャックの戦闘員。こちらは明確な昇格かは不明だが上級兵士、親衛隊という階級が存在する。
クローズ:烈車戦隊トッキュウジャーの敵対組織シャドーラインのシャレた戦闘員。名前がトジテンドっぽい(尤もこちらのクローズは恐らく「黒+s」)。
インダベー:宇宙戦隊キュウレンジャーの敵対組織宇宙幕府ジャークマターの戦闘員。こちらも戦功を重ねる事で上級兵士、幹部へと昇格する。