概要
「修行その4」から「その9」にかけて登場したリンリンシーの集団で、臨獣拳の中でも特に邪悪で凶暴なリンギを修得した凶悪な精鋭部隊。
それぞれ、熱・痛み・寒さ・痺れ・吐き気の毒を持つ。
本作に於ける悪の戦隊であり、ゲキレンジャー同様キャッチフレーズを持っており、仲間同士のチームワークも抜群である。
声:安井邦彦 (修行その4~9)
『一撃必殺の狙撃手』の異名を持つ、五毒拳のリーダー格。『熱』の毒を持つベビを手本にした臨獣スネーク拳の使い手。マフラーの色は青。
好きな言葉は「毒薬変じて薬となる」。
二本の半月刀を振るい、メレとも互角以上に戦える実力者。
死者を蘇らせることの出来る秘伝リンギ「真毒」の使い手だが、野心家であり密かに理央への謀反を企てていた。
自分以外のメンバーが倒された後、カデムとモリヤを蘇らせて理央を暗殺しようとするも失敗。メレに残った「真毒」を奪われて処刑された。「真毒」は三拳魔を蘇らせるのに用いられた。
後に弟が登場した。
演者の安井氏は10年前にも悪の戦隊のリーダーを演じており、2年後再び敵組織の首領に謀反を企てる怪人を演じた。
声:下山吉光 (修行その4,5,9)
『地獄の手数王』の異名を持つ、五毒拳のメンバー。『痛み』の毒を持つムカデを手本にした臨獣センチピード拳の使い手。マフラーの色は白。
好きな言葉は「百足の虫は死して倒れず」。
リンギでゲキイエローに匹敵する超高速のパンチのラッシュを繰り出す(ムカデなら足が100本もあるからキックの方がいいだろというのは多分禁句)。
後にブラコによって蘇らせられ、理央を暗殺しようとするが返り討ちにされた。
声:坂口候一 (修行その4~6,9)
『対応不能の惑乱者』の異名を持つ、五毒拳のメンバー。『寒さ』の毒を持つヤモリを手本にした臨獣ゲッコー拳の使い手。マフラーの色は緑。
好きな言葉は「人の苦楽は壁一重」。
彼の毒は即効性で、五分で敵の命を奪う。壁や天井を自由に這い回ることができる。
カデムと共に復活するも、再びゲキレンジャーに倒された。
五毒拳では唯一、モチーフが無毒な生物となっている…と思われたが、実は矢守も毒を持っている事が判明している。
声:安達忍 (修行その4~8)
『戦慄の踊り子』の異名を持つ、五毒拳の紅一点。『痺れ』の毒を持つサソリを手本にした臨獣スコーピオン拳の使い手。マフラーの色は赤。
好きな言葉は「蠍百まで踊り忘れず」。
踊り子の異名の通り、ダンスの動きを取り入れた蹴り技を繰り出す。
声:長嶝高士 (修行その4~8)
『鋼鉄鉄壁の守護神』の異名を持つ、五毒拳のメンバー。『吐き気』の毒を持つ蛙を手本にした臨獣トード拳の使い手。マフラーの色は黄色。
好きな言葉は「蛙の面に水」。
異名の通り、五毒拳の中では一番の防御力を誇る。
スーツは後に臨獣トード拳エルカに改造された。
余談
元ネタは、1978年に公開された香港の映画『五毒拳』から。
「修行その4」で5人がゲキレンジャーへ攻撃を開始する時、ブラコが指を鳴らしながら「抹殺」と言ったのは、前年度のスーパー戦隊・轟轟戦隊ボウケンジャーのオマージュ。