ガラル地方のジムリーダー一覧
ジムリーダー名 | ジムスタジアム名 | 使用タイプ | 背番号 |
---|---|---|---|
ヤロー | ターフスタジアム | くさ | 831(やさい/野菜) |
ルリナ | バウスタジアム | みず | 049(およぐ/泳ぐ) |
カブ | エンジンスタジアム | ほのお | 187(ひばな/火花) |
サイトウ(ソード) | ラテラルスタジアム | かくとう | 193(いくさ/戦) |
オニオン(シールド) | ラテラルスタジアム | ゴースト | 291(にくい/憎い) |
ポプラ | アラベスクスタジアム | フェアリー | 910 (きゅうと/キュート) |
マクワ(ソード) | キルクススタジアム | いわ | 188(いわば/岩場) |
メロン(シールド) | キルクススタジアム | こおり | 361(さむい/寒い) |
ネズ | スパイクスタジアム | あく | 061(わるい/悪い) |
キバナ | ナックルスタジアム | ドラゴン | 241(つよい/強い) |
ビート(シナリオ終盤) | アラベスクスタジアム | フェアリー | 908(くれば/クレバー) |
マリィ(シナリオ終了後) | スパイクスタジアム | あく | 960(くろう/苦労) |
※:ビートはシナリオ終盤にポプラから、マリィはシナリオ終了後にネズからジムリーダーの座を譲られる。
概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』(第8世代)に登場するジムリーダー達。
1人を除き、ガラル地方に点在する7つのスタジアムをそれぞれ任せられており、各スタジアムでジムチャレンジャーたちの挑戦を待ち受ける。
(ジムリーダーがスタジアムにて挑戦者を待つ関係上、ガラルにポケモンジムという施設は存在せず、スタジアムがその代わりとなっている)
スタジアムはダイマックスが発動可能なエリアに建てられている為、スタジアムを守る者たちの切り札は全てダイマックス、もしくはキョダイマックスポケモンとなっている。
ポケモン勝負が盛んなガラルでは、開催委員長を勤めるローズがバトルでダイマックスを導入し、「ジムチャレンジ」というイベントとして大々的に広め、世界的に注目されているなど一種の興行として扱われている。
リーグの歴史自体はかなり古く、ポプラによると少なくとも70年前から存在するらしい。
ジムリーダーなど特定の人物から推薦状を受け取った者=ジムチャレンジャーのみがジムチャレンジへ参加する権利が与えられる。
全てのチャレンジャーが全スタジアムを突破出来るわけではなく、挑んでも課題をクリア出来ず、ジムトレーナーすら敗北した途中放棄者も現れるなど脱落者の存在が明確に描かれ、素行によって資格を剥奪される者すら出る展開もある。
挑戦するスタジアムの順番とその理由も明確に決められており、過去作と異なり明確なルールが存在し、それに従って運営されている事が描写されている。
バージョンによって戦うジムリーダーが異なる場合があり、サイトウとマクワは『ソード』、オニオンとメロンは『シールド』のみの登場となる。
バージョンによって戦うジムリーダーが異なるのは『ポケモンBW』のアイリスとシャガ以来となり、バージョンによって異なるタイプの使い手となるのは史上初である。
また、ヤローもクリア後に開催されるトーナメント戦に参戦した際の手持ちポケモンがバージョンによって一部異なっている。
戦闘BGMは戦闘の流れによって曲が変わる特殊演出があり、通常時、手持ちのポケモンが相手ポケモンを倒したとき、相手ポケモンに手持ちのポケモンを倒されたとき、相手が最後の1匹のときと合計4つのバリエーションがある。
特に最後の1匹のときの仕様は、サッカーの試合等での観客の応援(チャント)をイメージしたコーラスが入り、満を持して登場するジムリーダーのダイマックスポケモンとの迫力満点のバトルとも相俟って、プレイヤーからはなかなか評価が高い。
ゲーム序盤で行われるジムチャレンジ開会式では、ネズを除きジムリーダー達が集合する。
ジムリーダーの集合は意外にもシリーズ内では稀な出来事であり、BWで初めて行われて以降、剣盾まで一度も実現してこなかった(アニメシリーズではXY&Z末期の場面が該当する)。
ダイマックス嫌いのネズ
冒頭で述べた守るべきスタジアムを持たないただ1人の例外がネズ。
故郷を愛し、かつダイマックスを嫌うネズ自身の意向で、ネズのホームタウンであるスパイクタウン街外れのバスケットコートでダイマックスなしのジムバトルを行うことになる。
戦闘BGMもネズとの戦闘のみ、他とは全く異なる専用曲が用意されている。ジムリーダー戦のBGMが統一されないのは彼が初である。
スポーツとしてのジムチャレンジ
本作におけるジムへの挑戦=ジムチャレンジは全体的にサッカーの試合を彷彿とさせており、サッカーのユニフォームを意識したコスチュームをしているのが特徴(ポプラのような例外もある)。
各ジムリーダーのコスチュームに書かれた背番号は、そのジムリーダーの使用タイプに関連するワードの語呂合わせになっている。
また、ジムトレーナーも各々のタイプに合わせたユニフォームを着用しており、ジムチャレンジ説明担当のダンペー(アニポケ新無印と同一人物)はサッカーやラグビー等の審判を思わせる装いをしている。
各ジムリーダーに勝利すると技マシンだけでなく、彼らからレプリカのユニフォームが貰える(それ以外のタイプは購買で購入する)。
VSモード以外は公式チャレンジャー用ユニフォームで挑むことになるも、眼鏡やメイクアップはそのまま。基本は襟付きトレーナーとハーパン、指ぬきグローブ、指定シューズであるが、襟袖無し簡易タトゥーや、レギンス込のセットもある。
ガラルのジムリーダーはチャンピオンカップのシード選手でもあり、出場権を保持しつつ、ジムチャレンジを行うトレーナー達を選定する役割がある。
ピオニーはジムリーダーから昇格したタイプのチャンピオンである模様。
マスタードも元ジムリーダーだとサイトウが明言しているものの、就任時期がチャンピオン以前なのか以後なのかがはっきりしないためこちらは該当するか不明。
ジム挑戦の順番がそのままジムリーダーの実力評価順と明言されており、エンジンシティでジムリーダーはジムチャレンジとは別枠のジムリーダー同士の戦いによってランクを選定されている事が聞ける。
最高ランクのジムリーダーは「トップジムリーダー」と呼ばれるが、ヤローは弱い相手に本気を出せない優しさから最初のジムに選ばれているとされており、強さの面も含めてランクに反映されている様子がある。
実力主義
これまでのトレーナーとは異なり、試合内容が低レベルだったり、あまりにも負けが込むとメジャートレーナーからマイナートレーナーへと降格処分にされる事例も多分に有るという非常にシビアな世界であり、ジムリーダー達もそう有らぬ様に日々研鑽している(このあたりも実際のプロスポーツ選手を取り巻く環境と似ていると言える)。
ただし、マイナークラスがどのようなものなのか(スタジアムがあるのかや昇格の条件など)は今のところ不明。
なお追加ダウンロードコンテンツのうち「鎧の孤島」では、それぞれ自分のジムとスタジアム(タイプはマイナークラスの毒/エスパー)を持つために、推定で遅くとも追加シナリオが発生するワイルドエリア到達時点までジムリーダーの下で修行をしていたトレーナーが登場しており、とりあえず修練の場があることは確か。
上記のように実力制とされる一方、親兄弟からジムリーダーの座を受け継ぐ世襲制的な描写も複数ある。
例えばポプラは母親から譲り受けた事が明言されている他、ストーリー終盤に兄であるネズからジムリーダーの座を継承したマリィや、『ソード』に於けるマクワ等がその好例である。
またセイボリーは、彼のリーグカードによると代々ジムリーダーを輩出してきた家系。
とはいえ、必ずしも後継者が血縁と限定されている訳ではなく、たまたま血縁者にジムリーダーの座を守れる素養を持つ者が居ただけの可能性が高い。先のポプラも世襲ではなくオーディションによって後任を探しており、その合格者に後を継がせた。
余談
スタジアムはポケモンジムと違って、用事のない時は立ち入り不可能。
なので暇な時にジムに立ち寄ってジムリーダーと話す、ということはできず、ジムリーダーの顔が見たければ基本的にクリア後のチャンピオンカップ再戦に招待する形をとることになる。
もっとも主人公に当たる前に別のジムリーダーに当たって負けてしまうこともあるため運も絡む。
前述の通り、歴代で初めてジムリーダー間に格付け制度が導入されているため、これまでの世代にはなかったジムリーダー同士のライバル関係・戦績というものが存在する。
ルリナはヤローをライバル視していることがリーグカードで明かされているし、キバナは最強のジムリーダーではあるもののメロンには負けが込んでいるらしい。
因みに、ホウエン地方以来の「(シティだけでなく)タウンでも戦う事があるジムリーダーたちがいる」地方出る。