概要
正式名称は『株式会社サンテレビジョン』。
兵庫県域局だが、大阪府のほぼ全域でも視聴できるため実質大阪府も放送エリア。親局送信所のある摩耶山の標高が高く、電波が広いエリアに届いている。
サンテレビ公式サイトの会社案内には720万世帯1735万人が視聴できると表記している。これは大阪府、京都府、岡山県、鳥取県、徳島県を中心に、高性能アンテナを立てる、ケーブルテレビに加入するなどの形で視聴者がいるためであり、1番西は出雲市や福山市近辺、東は名張市近辺まで視聴者がいるともいわれている。特に大阪府内での役割はかなり大きいものであることから、「兵庫・大阪」として案内される場面も少なからずある。
番組制作能力が高く、自社制作番組の比率は全体の40%以上と在阪各局に匹敵するレベル。数々の番組が全国の地方局などへ番組販売でネットされており、特に「新春!!漫才大爆ショー」は元日の特番として長く親しまれる長寿番組である。
かつて地上波の放送局では珍しく1920×1080のフルハイビジョン放送を行っていたが、ポートアイランドから神戸駅前に社屋を移転した際に取りやめた。移転前の方が高画質ではあったが、電波の帯域不足でビットレートをあまり割り当てられず、場合によってはアクションシーンなどで画質破綻を起こしていた為、むしろ改善されたとも言える。
主な番組
主に阪神タイガースの試合を中継。
地上波としては異例の『試合開始から終了まで完全生中継』を実施している。そのため野球シーズンには後の番組が繰り下げ、あるいは放送日振替が行われるのがお約束となっている。後述。
テレビ東京で放送したバラエティ番組。原則テレビ東京系列番組はサンテレビでは放送されないが、例外的に放送している。このテレ東系列締め出しは、主に北部(丹波・但馬)が割を食う結果となっている(南部はテレビ大阪やテレビせとうちの電波が直接・CATVによる間接で入る地域が多い)。
数多く放送しており、関西のアニメファンにとっても重要な局だが、いわゆる独立局アニメに関しては、兵庫県(およびそれを含む関西地方)では毎日放送が多く放送、朝日放送・読売テレビがそれに続いているため、比較的回ってきづらいとされている。
ただし、その『代償』として、TBSや日本テレビがホスト局を務める深夜アニメを、毎日放送や読売テレビの代わりに放送することが少なくない。
プロ野球シーズンには先述のサンテレビボックス席が優先となるが、編成上の終了時間である21時24分以降の番組については原則として休止対応がされないため、よく放送時間が繰り下がるのが風物詩となっており、特に2005年9月29日、阪神の優勝のかかった対巨人戦を中継、阪神が優勝を決めたのを受けて優勝特番を組んだ。結果、ぺとぺとさんが180分遅れの29時5分(=翌日の5時5分)に始まったことは現在に至るまで伝説として語られている。
なお、このぺとぺとさんは9月29日の最終の番組であり、翌日の放送開始時刻が5時15分のところ、30分繰り下げて5時45分に放送開始している。なお、この30分を使い放送される予定だった通販番組は休止された。
また、「らいむいろ戦奇譚」と「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」については、本来なら深夜帯に放送すべき描写が含まれるにも関わらずそれぞれ夕方、プライムタイムに放送したことでBPOにお叱りを受け、前者はアニメ放送枠の廃枠、後者は深夜帯への枠移動を余儀なくされた事例が1度ならず2度存在する。
後者の場合、同時に放映していたTOKYO MXが「問題ないと思っていた」と答弁したのに対し、サンテレビは「実は問題あるんじゃないかと考えていた」と回答している。
夜に流れるグランシャトー提供の天気予報は関西で高い知名度を誇る。また放送開始前の天気予報はBGMが日替わりな上、曲のジャンルを問わないことでも知られており、ニコニコ動画では「カオスな天気予報」として一時期ブレイクした。ちなみに番組表で歌手と曲名があらかじめ掲載されるため、レコーダーのキーワード録画設定で引っかかるようになっている。
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