大満開友奈
だいまんかいゆうな
概要
「結城友奈は勇者である 勇者の章」最終話「君ありて幸福」の終盤、勇者達の思いを受け取った神樹が自らを供物にして(牛鬼を介して)授けた満開の力で結城友奈が変身した姿。
通常の満開よりもさらに神々しい姿となり、髪は大きく伸びたロングヘアーとなった。手元には自身を含めた勇者部のメンバー達を思わせる6つの水晶が浮かんでいる(偶然か否か『花結いのきらめき』に登場する属性と同じ色)。
なぜか目はオッドアイになっているが、監督の岸誠二氏によると、「これ以上私の口からは言えない」との事だった。ラジオ『勇者部活動報告』出演の際にも本人曰く大赦(制作スタッフ)に口止めされていた模様。
後に『勇者の章』特典ブックレットに書かれた所によると、右目や頬など緑色のパーツで覆われている部分は友奈自身の身体ではなく、神樹が補完している御姿部分であるとの事。また、捧火祭に捧げられた東郷の救出で高天原に侵入した際、友奈の幽体がダメージを負った箇所とも対応しているらしい。また、大満開の意匠には高嶋友奈の酒呑童子の意匠が含まれており、伏字にはなっているが大満開が結城友奈と高嶋友奈の合体したものである旨も同ブックレットで語られている
勇者パンチを繰り出す際は仲間達の花の紋章に加え、「勇者は、根性!」というかつてとある勇者が言った台詞と共に三つ巴の文様が浮かび上がっており、直前の展開も踏まえると、ある意味散っていった歴代勇者達の力も結集した姿と言えるかもしれない。実際公式サイトでは「全部のせ勇者パンチ」と表記されている。
その圧倒的な力で、勇者3人がかり(内2人は満開状態)でも太刀打ちできなかった天の神を一撃で粉砕した。
ちなみに、『勇者の章』にて友奈が勇者パンチを叫んで使ったのはこの1回だけである。そもそも『勇者の章』自体戦闘シーンが少なかった事もあるが、だからこそこの「全部のせ勇者パンチ」のインパクトが際立ったともいえるだろう。
『花結いのきらめき』では、『勇者の章』BD-BOX特典として登場。ゲーム上のグラフィックそのものは通常の友奈と変わらないが、必殺技の原作再現度は高い。なんと全属性で1発ずつ、都合6発ぶん殴った後に特大の赤属性勇者パンチが飛んでくる(しかも攻撃アップが乗っかる)という、まさしく全力全開全部乗せ。そのためコストも高く、必殺技ゲージを半分持って行く上に全員のHPまで減る、みんなの力を借りてぶち込む最後の切り札と言えよう。
その後、UR版がゲーム中に実装され、こちらは必殺技演出で大満開友奈が登場する。必殺技は敵のスタンやノックバック効果に加え自ペアの状態異常回復、最大HP減少を除く味方の能力減少回復と、特典版とは真逆のものとなっている。なお、神花解放後のイラストでは東郷美森と共演しており、原作の登場シーンを意識したものとなっている。
『大満開の章』のキービジュアルでは、頬にあった緑色の部分がなぜかない。しかし他の公式イラストや大満開の章第11話「私の心は燃えている」では頬にあった緑色の部分があったので恐らくは描き忘れたのだろう。
関連タグ
アルティメットまどか:最終回で神と同等の存在へと変身した繋がり(ただし世界を救う(魔女の連鎖を断ち切る)代償として人を捨てる道を選んだまどかに対して、神となって世界を救うのではなくあくまで人として戦い、生きることを選んだ友奈との違いはあるが)。また放送終了後、公式名称が発表されるまでは上記にあやかって視聴者からアルティメット友奈と呼ばれ、名称が発表された後でもごく一部の視聴者はこの名称で呼ぶことがある。
ウルトラマンノア:最終回で登場、先代達の絆を受け継いで覚醒、神とも呼ばれるほどの強大な力、など類似点が多い。
グリッターティガ/マドカ・ダイゴ:最終決戦で空の巨大な敵と戦う、一度は敗北(友奈は神婚の儀によるものではあるという違いはあるが)してしまうも過去の戦士の英霊から光をもらい復活し、敵を撃破。その後変身能力を失うなど共通点が多い。また、「特別な人間」としてではなく「人」として生きる選択をしたという点でも共通している。
仮面ライダーファイズ/乾巧:物語終盤にて人と人でないものとの間で苦悩し、戦うことに迷いを感じていたが、ある人物の行動により人として生きていく覚悟を決めた主人公つながり。