概要
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』の主人公であるキット・テイラーの観た悪夢に登場したドラゴンナイトそっくりな容姿をした謎のライダー。
キットに「お前は、俺になる」という謎の予言を吹き込みキットを苦しめ続け、後にその予言通りにユーブロンに救出された際に渡されたデッキ(ユーブロンが新たに開発したもの)を使ってキットが変身する事になる。
原作である『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダーリュウガに当たる存在で、当初は自身が観た悪夢同様に暴走し、レンを始めとする他の仮面ライダーたちをベントするのではないかと恐れていた為、変身を拒絶していたが、ユーブロンとケイスから悪夢を恐れる事はないと諭された事で、自身の心の不安に打ち勝ち、夢で見た凶行に走る事も無く、原作における仮面ライダーリュウガの様にダークライダーとして活動することはなかった。
放送終盤ではドラゴンナイトのデッキは元の契約者であるアダムが使用していたため、事実上キットにとっての最終フォームとなっている(最強フォームではない)。 参考:仮面ライダーゼロツー
ゼイビアックス将軍との決戦後を描いた小説版では、キットが正式にドラゴンナイトのデッキをアダムから受け継いだ後はユーブロンの元でデッキは厳重に管理されていたのだが、密かに地球統一とベンタラ侵略を目論む謎の組織の一員であるデビッド・スチュアート大佐に盗み出され、今度はダークライダーとして暗躍。
更に紆余曲折を得て今度はブライアン・マースの手元に渡り、再び正義のライダーとして活躍。ドラゴンナイトと一緒にファイナルベントのカードを読み込んで、サバイブモード単体を超える破壊力を持つ合体技『XR(クロスライダーキック)』を発動する活躍を見せた。
余談
ウイングナイトとセイレーンをボコボコに攻撃していく「キットの悪夢」は劇場版映像の引用だが、後にユーブロンからデッキを託されて他のライダー達と共闘していく第3シーズンでの活躍は、アメリカでの新規造形&新規撮影なので、目が発光していない。やはり、あのスーツを造形するのは大変だったのだろう。
悪夢のシーンではドラゴンナイトのデッキがオニキスの物に変化したのちにドラゴンナイトのスーツもオニキスのものに変身するという事実上のフォームチェンジとも取れる演出を行なっている。
ちなみにミラーワールドのライダーではない為なのか、バイザーの音声は他のライダーと変わらない。