ガラピコぷ~
がらぴこぷー
概要
放送期間は2016年4月4日〜2022年3月30日。
この作品ではメインキャラクターとして歴代人形劇シリーズ初のロボットキャラが登場するのが特徴。
作品タイトルもそのロボットキャラであるガラピコをフィーチャーしたものであるが、第3話まで登場しないという人形劇では珍しい展開で始まった。更にガラピコは「おかあさんといっしょ」のエンディングにも1週間後まで登場しないという異例の事態だった。
オープニング映像はモノランモノラン以来アニメーションとなったが、キャラクターデザインが着ぐるみや公式イラストとは異なるため、オープニングの後に本編を見た際のギャップが凄まじい。
ナレーションもモノランモノラン以来導入され、本作ではサブキャラクター(後述)が担当。
作風としては過去作よりもコミカル色が強く押し出されていて、ロボットが登場する、時折別の星に行くエピソードがあるなど、SF要素も強い。また、サブキャラクターの声優に西川貴教(T.M.Revolution)や山崎銀之丞など、本職の声優以外もキャスティングされているのも特徴。
「元気な女の子」「大人しい男の子」「男の子でも女の子でもないキャラ」「男女比に偏りがない」「発達障害を思わせるキャラ造形」など、近年のポリコレムーブメントを意識したような点も散見される。プロデューサーによれば「”普通の子”でなくていい」「”いい子”でなくていい」というのが作品のテーマであるという。
人形劇とエンディング以外では、スタジオの日替わりコーナーに加え、生活習慣指導のコーナーも担当する(これによりリンは『おかあさんといっしょ』に登場しなくなった)。
基本的には実写だが、『おかあさんといっしょ』の劇場版ではアニメーション映画も制作され、そちらはオープニング映像のようなファンシーな作画になっている。
2022年2月16日に同年3月30日をもっての放送終了が発表され、6年の放送に幕を下ろすことになった。番組には4月2日まで登場した。
サブキャラクター
- プッチマーゴ
ホシノキの番人であるメスのモモンガ。落ち着いた性格で、冷静な口調で喋る。この作品のナレーションも務める。(CV:佐藤仁美)
- キュリオ
キュリオマートの店主であるタコのおじさん。(CV:龍田直樹)
- スキッパー
グースー急便で働くアヒルのお兄さん。さまざまな星に行ったことがある。(CV:西川貴教(T.M.Revolution))
- タッチパッチ
ラジオ番組『タッチパッチ・ショー』のパーソナリティ。ピエロの様な容姿をしている。
ガタラットとは逆に、サブキャラクターでは珍しい着ぐるみキャラ。(CV:山崎銀之丞/操演:SHU110)
- ビービル
「びっくり新聞」の記者であるカメレオン。
スクープを探しているうちにスヤスヤ森に迷い込む。スクープのためにはパパラッチも辞さない。
2018年度から、子供の特技を取材する『きょうのびっくりしんぶん』というコーナーを受け持っている。(CV:松野太紀)
主題歌
オープニング「ガラピコぷ~のテーマ」
作詞:須田和博 作曲:ベアグラウンド
エンディングテーマ「あしたてんきにな~れ」(2016年度)
作詞:日暮真三 作曲:赤坂東児
前々作「モノランモノラン」、前作「ポコポッテイト」より引き続き放送され、累計で8年間放送された。
ガラピコは上記のように2016年4月11日より登場。ガラピコの構造の都合上、ハンドゲートはチョロミーとムームーで固定。
エンディングテーマ「べるがなる」(2017年度~)
作詞:山村浩二 作曲:櫻井映子
うたのおにいさんが花田ゆういちろうに交代した2017年度より放送。
歴代のエンディングとは異なり、専用のビデオクリップが製作されており、ハンドゲート部分などにも歌詞が追加されている。
月曜日のスタッフロールは従来の右側の縦流れから画面下の横流れに変更。
この曲のハンドゲートではガラピコも片腕のみを伸ばして参加するようになった。
コロナ禍により一般の子供達が参加しなくなってからは、スタジオでレギュラー出演者だけで歌うか、ビデオクリップを流す方式を取る。
2021年度以降、子供達が参加する回では感染防止の観点からハンドゲートを行わず、子供のみならずその親も出演し、バックダンサーとなるたいそうのおにいさん・たいそうのおねえさん・人形劇のキャラクター以外は着席している。
共演者
小野あつこは本作と同時に登場し、同時に卒業する。
また、2019年度より1981年度から38年に渡って続いた身体表現のコーナーに代わってたいそうのおねえさんが新たに登場した。
ちなみに、横山だいすけと小林よしひさは、「ぐ~チョコランタン」から本作まで4代の人形劇と共演していた。