バラベイビー
ばらべいびー
「こんにちは、赤ちゃん♪」
CV:田の中勇
概要
第12話「爆発!! 赤ちゃん」に登場したマシン帝国バラノイアが開発したマシン獣。
緑色のとんがり帽子を被った起き上がり小法師を思わせる外見をしており、黄色い垂れ目が特徴。
頭頂部にある水晶から放つ光線で赤ん坊の泣き声を超音波に変える能力を有する他、首の部分にあるスピーカーから強力な超音波を放つ事も可能。そしてそれ等の超音波はメーターで威力を調節が出来る。
ガラガラを連結させた様な棍棒とタンバリン型の武器で武装しており、更に哺乳瓶爆弾や顔を開く事で内部から発射する光線で攻撃する。
劇中では人間なら誰しもが可愛がる赤ん坊に裏切られる絶望を人類に与え、その恐怖心から人間に子供を産むのを止めさせての繁栄を無くそうと言うバラノイアの目論見の為、赤ん坊を音波兵器に変えて街を破壊しようとした。
活躍
上記の目論見を実行すべく、吾郎の知人の息子であるコウちゃんを含め、街中の眠っている赤ん坊に特殊な光線を浴びせる事により、その泣き声による超音波で市街地を破壊させる。
とある女性と赤ん坊に襲い掛かるが、オーレンジャーが駆け付けた為に交戦になると、バーロ兵を差し向けて自身も超音波と棍棒からの光線で攻撃する。オーレッドはじめ、超能力系の攻撃に弱いオーレンジャーは超音波攻撃に全く抵抗できず、必死に耳を押さえながら悶え苦しんでいた。そこへコウちゃんとその母親が通りかかると、コウに光線を浴びせる事でその泣き声によってビルを破壊。
そこから更に自身のメーターを全開にし、赤ん坊の泣き声による破壊音波の被害を増大させる。
だが、バラノイアの思惑に反して親達は赤ん坊を憎むどころか、泣かせない様に必死に頑張った為、何としても赤ん坊を泣かせるべく、作戦変更としてコウちゃんを誘拐。その泣き声によってコンビナートを爆破させ東京を壊滅させようとするも、レッドにコウを救出されてしまう。
嗾けたタコンパスも一掃されると、再度超音波攻撃を放つ。超音波に苦しむ5人を眺めながら更に出力を増大させ、悶絶させるといった鬼畜な責めを見せた。その後超音波に苦しむ5人をタンバリンからの渦巻き状の光線で攻撃するが、レッドの秘剣・超力ライザーに怯んだ所へビッグバンバスターを撃ち込まれて敗北する。
直後にアチャが放り投げたコチャにより、巨大化エネルギーを注入されて巨大化。
巨大戦では右腕に装備された剣を武器にオーレンジャーロボと交戦し、哺乳瓶爆弾を投げ付け、開いた顔の内部から発射する光線で攻撃するが、スーパークラウンソードで光線を跳ね返されて逆に自分が喰らってしまい、そのまま止めのクラウンファイナルクラッシュを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフは赤ん坊。
声を演じた田の中氏はゲゲゲの鬼太郎の目玉親父の声でお馴染みの声優であり、スーパー戦隊シリーズ出演は今作が初となったが同時に2010年1月に亡くなられた為、今作が最初で最後の戦隊シリーズ出演となってしまった。
また、同話に登場したコウちゃんの母親を演じている西初恵女史は、5年前の『地球戦隊ファイブマン』にて敵組織の幹部である銀河博士ドルドラを演じていた。
関連タグ
コンドルギン:『地球戦隊ファイブマン』の怪人で、こちらも同じく赤ん坊に因んだ作戦を展開した。
ソウジキジゲン:こちらも少子高齢化を促進させようとした先輩。
オカーナ星人エイミー:9年後のスーパー戦隊に登場した赤ちゃんで奇しくもバラべイビーと同じ話数に登場。
デーボ・キャワイーン:『獣電戦隊キョウリュウジャー』の怪人で赤ちゃんモチーフの怪人で、ある意味バラベイビーの後輩。
兄弟拳バイクロッサー、特警ウインスペクター:第16話「赤ちゃんにするぞ」(バイクロッサー)、第1話「赤ちゃん暴走!」(ウインスペクター)がオーレンジャー第12話と同じく赤ちゃんが関わるストーリー展開になっている(いずれも脚本は杉村升の手による)。