「よしやがれ!俺は銀河の一匹狼。子供は作らん主義だ!」
CV:てらそままさき
登場話:第5話「みなしご銀河卵」
概要
背中に黒い翼を生やし、目は4つで骨と筋肉が逆転した姿の怪鳥と言うべき外見をしている。怪鳥の頭蓋骨となった両腕の頭蓋骨も特徴の1つ。
目から発射する光線で人間をコンドルギン人間に変える能力を持ち、犠牲者は最初に卵へと変えられた後、彼の手先であるコンドルギン人間として孵化して出て来る。
劇中ではそうやってコンドルギン人間を大量に生み出し、その大軍団を作ると言うドンゴロスの作戦に従事した。作戦進行上の効率を重視してか、主なターゲットは細胞が変化しやすい人間の赤ん坊である。
尚、こんな能力の持ち主でありながら上記の台詞の通り、当人は「銀河の一匹狼」を自称しており、子供は作らない主義らしい。
コンドルギン人間に変える光線だけでなく、戦闘では爆発する自身の羽根を飛ばして攻撃したり、コンドルらしく空を飛んでの空中戦を得意とする。
活躍
ドンゴロスと共に赤ん坊を抱いた母親の多くいる公園に現れると、目から発射する光線で彼女達の赤ん坊を卵に変え、バルゴールに拉致させる。
そこへホークアローに乗ってファイブマンが駆け付けると、爆発する自身の羽根を飛ばしてホークアローから横転させ、その隙に撤退する。
ゾーンの足取りを追うファイブマンを嘲笑うが如く、神出鬼没に現れては作戦を遂行するコンドルギン。然し、母子に扮した双子のレミと文矢の囮作戦に引っ掛かって捕まってしまったため、ドンゴロスとバツラー兵が加勢に現れる。
2度目の戦いではブルーに投げ飛ばされ、更にイエローとブラックがファイブラスターでドンゴロスに銃撃して赤ん坊の居場所を吐かせようとする。
だが、そこへ突如空から謎の銀河卵が飛来する。銀河卵は5人の変身を解除させると、こともあろうにドンゴロスを「父ちゃん」と呼ぶが、当のドンゴロスに子供などいない。得体の知れぬ輩の相手などしていられないとばかりに、コンドルギンはドンゴロスと共に再度撤退した。
その後、アジトの洞窟ではドルドラがドンゴロスの作戦の補佐の為、卵の孵化を促進する作業を進めていた。作業は順調で、1時間もすれば孵る段階まで来ていたのだが、そこへ先程の銀河卵が乱入し、ドルドラとザザを母親、コンドルギンの事を父親呼ばわりして抱き付くが、前者の2人は独身だと主張してコンドルギンも上記の台詞で突っ撥ねる。
仕事の邪魔だと判断したドンゴロスに命じられ、コンドルギンは卵を始末しようとするも、文矢とレミに阻まれる。ゾーンの中に銀河卵の親はいないのかと尋ねるも、そんな事が有る筈も無く、ドンゴロスから「こいつはな、多分ワイらが滅ぼした星のどこかの生き残りや!」と返されて銀河卵はショックを受ける。あまつさえも「ま、何ちゅう星かどんな星かも忘れてもたけどな!ハッハッハッハ!」と嘲笑われ、銀河卵は光線を発してゾーン側を攻撃すると、文矢とレミは銀河卵と共に洞窟へ拉致された卵達を逃がす。
当然の如くゾーン側がそれを阻止しようとするも、其処へレッド達3人が駆けつけたため、残る2人も変身して本格的な戦闘に突入。
コンドルギンはブラックとイエローの、双子特有の息の合ったコンビネーションに押され、5人のブラザーアタックを受けて敗北する。
直後にドンゴロスの呼び寄せたゴルリン4号に吸収されて巨大化すると、空からファイブロボを苦戦させるも捕まって投げ飛ばされ、パンチの一撃とツインカノンの銃撃に怯んだ所へ止めの超次元ソードを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフはコンドルで、戦隊怪人のモチーフにコンドルが使われたのは『大戦隊ゴーグルファイブ』のコンドルモズー以来である。
声を演じたてらそま氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演であり、特撮自体は『仮面ライダーBLACK』及び『仮面ライダーBLACKRX』のシャドームーン役と言う人気キャラの役でデビュー済み。
翌年の『鳥人戦隊ジェットマン』では龍見恭太郎役で俳優として出演している。
関連タグ
レーザーホーク:『科学戦隊ダイナマン』に登場した、同じく鳥モチーフ繋がりの戦隊怪人で卵や子供に関する作戦を展開した点も共通。
バラベイビー:『超力戦隊オーレンジャー』の怪人で、こちらも人間の赤ん坊を狙った作戦を展開した。