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シンタロー(カゲロウプロジェクト)

しんたろー

じん(自然の敵P)のカゲロウプロジェクトに登場する青年で、主人公である。本名は【如月伸太郎】。 名前表記は音楽、小説、コミック、アニメ、玩具 全て「シンタロー」で統一されている。

「ほんとすみません… もう勘弁してください… ダウンロードが違法だって知らなくて…」

「お前みたいなクソ野郎こそ、一生牢屋に引き籠ってろよ!!」

「構わない、死ねよ」

呼称

一人称オレ
キドキド/団長
セトセト
カノカノ
マリーマリー
モモモモ
エネエネ/榎本(エネが貴音時)
ヒビヤヒビヤ
コノハコノハ/遥先輩(コノハが遥時)
アヤノアヤノ
ヒヨリヒヨリ/ヒヨリちゃん(漫画版)

概要

じん(自然の敵P)の楽曲、透明アンサーロスタイムメモリーに登場する青年。

カゲロウプロジェクト主人公である。

程良く伸ばした黒髪に、気怠げな一重瞼の三白眼をしている。

黒い半袖シャツに赤いジャージを羽織り、茶色のラフなズボンというスタイル。

高校時、とある理由を切っ掛けに部屋に引き籠る様になり、2年前から現在進行形で自宅警備員としてパソコンに入り浸る生活をしている。

モモ(カゲロウプロジェクト)とは実の兄妹。

エネの持ち主であり、PCを起動する度に操作を邪魔してくる彼女にウンザリしているらしい。

夏のある日にエネのいたずらがきっかけでキーボードを壊してしまい、買い換える為にエネと共に近所にある大型家電量販店に向かった結果、テロ事件に巻き込まれる。エネ(とその場にいたメカクシ団)と共に事件を解決に導いた後メカクシ団と出会い、エネが無理矢理加入させたことで強制的に7番目の団員となる。

曲目での明確な初登場は透明アンサーだが、ニコニコ動画の公開曲でもない所がシンタローたる所以なのかもしれない。

ロスタイムメモリーより、彼もまた目に関する能力が有ることが判明。

しかし、アウターサイエンスではシンタローの能力のみ「××」と表記され、詳細は不明のままであった。

アニメにてその正体が判明する。能力については一番下のネタバレの項目参照。

またまたしかし、小説最終巻のカゲロウデイズⅧ-summer_time_reload-では能力を持ってそうな様子も見せるが、シンタローも周りも能力はないとしている。

人物

二次オタ、コミュ障、ヒキニートの三拍子。

モモのアイドル活動での収入で引きこもり生活をしている。

ジェットコースターなどの激しい動きをする乗り物が苦手で、強引に乗せられて嘔吐したことも。 妹のモモから「超ビビリ」と称されるほどの怖がりでもあり、お化け屋敷なども苦手。

中学時代から非常に自己中心的な性格で、自分勝手で意地が悪く、素直になれない捻くれ者だった。 その態度の悪さをアヤノにはよく注意されていた。

普段は知識0から始めた同人音楽制作の傍ら、某動画サイトの新着動画へ愛ある批判コメントを日夜投下し続けるという立派な自宅警備員生活を送っている。

アニメ第1話でも「以前アニメ関係で仕事をしていた者」を騙り、その前夜に放送されたアニメの批判をしていた。

自作の曲で動画サイトランキング1位、着うた&カラオケ配信、メジャーアルバム発売を目指している(要するにちやほやされたい)が、度重なるエネの妨害(と自身の根気のなさ)のせいで作品はまだ無い。

自室で白うさぎ(メス)を飼っており、名前は「殿(との)」。どうやらかなりの愛情を注いでいる様子。

コノハのことで元気がなかったエネを充電が少ないせいだと勘違いしたり、エネに「お前まず区分的に『女子』なの?」と言ったり、ドアが開いていたからとモモの部屋を勝手に覗いたりと、少々デリカシーに欠けている面も見受けられる。(エネ曰く「だからご主人はモテないんです!」

彼が愛用する赤いジャージは、かつて友人に「似合う」と褒められたため着ている。

肌が弱いらしく、日に焼けたくないからとなかなか脱がない。

炭酸飲料(特にコーラ)が大好きで、よく飲んでいる。ただし飲みすぎると吐く。

よく吐くことで有名。読者も心配になる頻度で吐いている。

ジェットコースターで酔って吐く。コノハに全力で飛ばされ吐く。コーラを飲みすぎて吐く。長時間走りすぎて吐く。全速力でモモに弾き飛ばされ吐く。母の恐怖を感じただけでも吐き気がする。

ちなみモモも本番前に吐くらしく、変なところで似ている兄妹である。

ダメっぷりが目立つが、実はIQ168の天才

それ故に物事の答えをすぐに導き出すことが出来るが、彼自身は昔からその高い知力を疎ましく思っていた様子。鋭くてどこか物悲しげな目は、まるで何かを見通しているかのような冷たいプレッシャーを放っていたらしい。

当初は親友の死が原因で他人を極端なまでに拒絶し、エネが来た時も本気の喧嘩を何度かしていたようだ。しかし、メカクシ団と過ごす中で心境が変化していき、特に自分のことを「友達」と呼び身を挺して助けてくれたコノハに対しては友人として心を開くようになる。またエネに対しても、彼女の手放しの明るさに救われていた部分があったと実感するようになっていった。

また、中学時代にはオンラインゲームの全国2位と勝負して最高成績で勝利したこともある。

楽曲PVで見る限りはごく一般的に見えた彼の部屋は、アニメ版では時代を疑うほどのハイスペック仕様になっている。

まず、キーボードこそ普通の外見であるもののPCのモニターがもはや液晶等ではなく、透けて見える風になっている。また、自室の壁一面が窓となっておりその窓全体にも画面を表示することが可能。

その部屋自体も走り回れるだろうと思える程広い。天井もかなりの高さで一軒家設定であるはずの如月家とは思えない個室となっている。

しばらくの間「なぜあそこまで近未来的なのか」と議論が行われていたが、第4話のOP終了後に表示された画像の内3番目の画像の看板(画面左下)にて時代設定が2200年近くである(看板には道路橋の工事について「2200年10月7日まで」と書かれている)ことが判明した。

ちなみに、どんなパスワードでも必ず「4510471(仕事しない)」にしてしまう癖がある。それを見破ったエネには秘蔵画像フォルダの中身を隅から隅まで見られてしまっている。

注意

シンタローが二重で描かれている作品を多く見るが実際は一重であるので注意。しかしアニメでは二重で描写されているシーンも少なくはない。

また、しづ氏によると髪型は妹のモモ同様左側が長いアシンメトリーであるらしい。

余談

・名前の由来はじん氏曰く「伸びやかに、太く育って欲しい」という父の思いから父が桃太郎という名前にしようとしたところ、母の猛反発にあった。そのため「伸太郎」という名前となり、その余波が妹の「桃」へと表れている...らしい

・彼の家の携帯の電波状況はすこぶる悪い

・「MEKAKUCITY_V's」のインタビューでじん氏から「非常に半端なやつというか…もう少しがんばれよと言いたくなるようなキャラクター」と散々だが、同時に「ストーリーと共に成長していく様は、自分自身の楽しみであり同時に見てもらいたい部分」でもあるとのこと

メカクシ団電波ジャック台詞

メカクシティアクターズ。

めっ、メカクシ団NO.7、シンタロー。

今度アミッ...んんっ。

アニメが...ってお前ら笑ってんじゃねぇよ!ったく...。

アニメ「メカクシティアクターズ」、あんたも暇があったら見てくれよな。

ニコニコはこちら

関連タグ

タグ付け時の注意

シンタロー、如月シンタロー、如月伸太郎、シンタロー(カゲロウプロジェクト)の四つが主に使われている。

が、基本となるシンタローだと南国に流れ着いた人も検索に引っかかってしまうので、シンタロー(カゲロウプロジェクト)を推奨。

カゲロウプロジェクト 透明アンサー ロスタイムメモリー 人造エネミー

メカクシ団

黒シンタロー アヤノ モモ(カゲロウプロジェクト) エネ

他の記事言語

Kisaragi Shintarou

以下ネタバレ注意。

過去

幼少の頃から成績優秀の反面、その知力の高さ故に非常に自己中心的で生意気な性格の持ち主だった。

貴音は、シンタローのことを「あいつよりワガママで自分勝手な奴ってこの世にいるの?」と呆れて話すほど嫌悪していた。

高校在籍時、アヤノの死を切っ掛けに他人との接触を拒絶、部屋に引きこもる様になる。

アニメ7話「コノハの世界事情」 の後半のエネの発言によると、先輩である九ノ瀬遥榎本貴音が亡くなった事実を彼は知らないようだ。逆に小説版では知っており、2年前の8月15日で親しかったアヤノも遥も貴音も奪われ、彼一人だけが取り残されてしまった事実が引きこもりの原因の一つとなってしまった。

ある日PC内に出現したエネと出会い、「いつまでも引き籠っていては、孤独のままだ」と諭されるも聞く耳を持とうとしなかった。

ROUTE XXでは、18歳の時にエネを殺害。直後、自身もハサミで頸動脈を断ち死亡。

その際に「カゲロウデイズ」に接触するも詳細不明。

上述の情報は「メカクシティレコーズ」初回盤ブックレットからのものであるが、小説、漫画、アニメでの彼の行動・心境とは大きく異なっている。

これは、同アルバムが『音楽編』に属していることから、シンタローの経歴もそれに沿ったものになっていると考えられる(『daze/days』初回盤付属の時系列表にもこれを裏付ける記述が存在する)。

能力

「目に『焼き付ける』」

アニメメカクシティアクターズの11話にて能力が判明。

その名の通り、目にした光景に対し人並み外れた記憶力を得ることができる。この記憶はループ後の世界でも断片的にではあるが保持することが可能で、シンタローが未来の悲劇を回避し「最善策」を選び取ることができる可能性の源となっている。

彼の頭の良さを支えていたのはこの能力であり、遠い昔のループの『世界』で覚醒したマリーと共に「この悲劇を忘れない」と誓った事により発現した。

目が冴える蛇同様に自我があるらしく、その声は彼女と同じだが口調は僅かに異なる(漫画版カゲロウデイズ13巻で、焼き付ける蛇の正体は発覚)。

能力所持の経緯としてアニメ8話のロスタイムメモリーではアヤノからマフラーを貰った後、覚醒したマリーと出会う。その際に能力を得たとされる描写がある。