概要
栃木県で完結し、宇都宮駅(宇都宮市)から日光駅(日光市。メイン画像)までのJR東日本の路線。延長40.5km(営業キロ)。Suicaエリアでもある。
かつて国鉄時代は東武日光線と乗客の争奪戦を繰り広げていた。いわゆる日光競争である。
発着駅こそ浅草駅からの東武に比べ、上野駅の国鉄が優位ではあったが、東京方面からくる列車は宇都宮駅で方向転換する必要があり、ダイヤ上のネックとなっていたため、所要時間的にはほぼ互角だった。
1959年に国鉄は当時の特急並みの設備の157系を日光線準急→急行用に導入するが、翌年には東武も新型特急1720系(DRC)の運行を開始。その後国鉄の車両は一般的急行形車両の165系となり、次第に国鉄劣勢となった結果、1982年のダイヤ改正で最後まで運転していた優等列車(急行)が廃止され、首都圏からの輸送は同年開業の東北新幹線乗り換えにシフトするようになった。
JR化以降は特急などの臨時列車が走ったこともあったが、2006年に長年ライバル関係であった東武日光線とJR(湘南新宿ライン)の相互乗り入れが開始。以降は優等列車の運転は完全になくなり、現在は全列車線内折り返しの普通列車のみ運転となっている。ただ現在でも首都圏各方面からの主に修学旅行臨時列車は乗り入れている。
なおJRの日光駅の上を東武日光線を跨いでおり、そこを前述の相互乗り入れで東武に乗り入れるJRの車両(253系)が走るという光景が見られる。
使用車両
小山車両センター所属のE131系(3両編成)で運行される。
それまでは205系による4両編成で、さらにそれ以前は107系が使用されていた。