「奴らは…忌まわしい…」
SCP-682とは、SCP財団によって収容されているオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登場する怪物。
「不死身の爬虫類」あるいは「不死身のドラゴン」。
当初該当ページで使用されていた画像はサハリンの海岸で発見された海生生物の死体、通称「サハリン・モンスター」だったが、著作権の問題により、2020年になって別のものに差し替えられている。
巨大な爬虫類の様な怪物で、その名の通りどれだけ身体を破壊されても生きており、驚異的な再生力を見せる。
またSCP-682に対して行われた実験記録によると、身体を再生する際に自身の形態を変化させ
外敵からの攻撃や環境変化に適応することができる。高い知能を有し、言語を理解して喋ることもできる。
全ての生命体に対して「憎悪」の感情を抱いており、非常に攻撃的かつ敵対的。刺激すると激怒する可能性があるため、職員がSCP-682と話すことは禁じられている。許可されていない職員がSCP-682と接触しようとした場合は武力により制止して追い出す事が定められている。
脱走を何度も試みる上に完全収容・無力化が難しく、脱走のたびに多数の犠牲者を出している。
まさに「不倶戴天」という四字熟語が似合う、最凶の怪物である。
詳細はSCP財団の該当ページへ。
SCPの中でもひときわ危険度が高く封じ込めの難しい存在であり、オブジェクトクラスは最高ランクのKeterに分類されている。
財団内での認知度は高く、他のSCP記事でも様々な言及がある。というか「SCP-682破壊のために、有効そうなオブジェクトはとにかく何でも試してみよう」という風潮が感じられる(SCP-173, SCP-096, SCP-689, SCP-063,SCP-2719など多数)。特にSCP-076-2は複数回に渡りSCP-682と交戦している模様。また、SCP-106とSCP-953が二重収容違反した際も(半ば偶発的に)二体と交戦している。
ただ、上記の適応能力のせいで強力すぎる、ヤバすぎる特性のオブジェクトは逆に「殺しきれなかった場合、そのオブジェクトの特性、耐性を獲得したこいつが逆襲したり、したらどうすんだ」という理由で踏み切れない事も有る(SCP-123,SCP-169,SCP-239,SCP-354,SCP-2006,SCP-3000など)。核爆弾はもろにそのせいで試せない。単なる衝撃、爆発耐性ならともかく放射能なんか放つようになったら悪夢である。
詳しくはこちらの実験記録をご覧ください。
これだけ何度もヒドイ目に遭わされたら、ますます敵意が増大する気がするのだが……。
実験記録によると、SCP-682と引き合わされて無事だった人間は、SCP-053とクレフ博士のみである。SCP-682が彼らに危害を加えなかった理由は不明。
ただし結果を解釈すると、上記の2名が厳密に「人間」であるかどうか議論の余地があるようだ。
SCPが怪奇作品の創作の場であるという以上、「ぼくのかんがえたさいきょうのかいぶつ」の披露会になるのを避ける為にも、SCP-076と共にSCP-682よりも強いSCPを作ってはならないというのが暗黙の了解として存在している。
一方で「SCP世界のサンドバッグ」扱いされている節もあり、ジョークSCPなどではキャラ崩壊クラスの扱いをされることも多い。
たとえば「SCP-999-JP-J マスター・くすぐりオバケ」との対決では、進化したくすぐりレスリングを前に悶絶した挙句、謎のエネルギーを放出して崩壊した。
他にも「SCP-666½-J 地獄の業火(ただの極悪な食中毒)」の原因物質を喰わされた際には、あまりの苦痛に音を上げ、外神に懇願して自己終了した。
また、流石に「死」そのものという概念には勝てなかったのか、SCP-2935の別世界では本当に死亡している。
因みに調査任務の際にコンテナの中の死骸を見たエージェント・ストレートは「あり得ねぇ。絶対にあり得ねぇ。こんな馬鹿な事があるわけ…」と、衝撃の余りすぐには信じる事が出来なかった。
PixivではSCP-053とカップリングで描かれる事が多いほか、「爬虫類」と言う事もあって、ファンからは「クソトカゲ」と呼ばれる事が多い。
関連タグ
マクシミリアン・ジーナス:作品世界におけるある意味同種の存在。