概要
昭和末期の1987年に創設された短距離重賞(当初はGⅢ)で、阪神競馬場芝1400mで施行されていた。名の由来は阪神競馬場にあるセントウル像。(中央競馬の騎手教育教材にも『セントウルへの道』というものがあり、人馬一体を理想とする内容とされる。)
当初は賞金別定戦で、同レースからの出世馬としてはマイネルラヴぐらいしかいなかった。
その後2000年にスプリンターズステークスの10月施行変更を受けて、距離を芝1200mに変更、関西における同レースのステップレースとして認知されるようになり、2002年には負担重量が変更、2006年にはGⅡに昇格、同年より始まったサマースプリントシリーズの最終戦に位置付けられている。
2017年からは産経新聞社が大阪杯からの優勝杯の変更で、「産経賞セントウルステークス」が正式名称となった。
本番前の前哨戦なためか、1番人気が負けるケースが結構目立つ。
7月から始まるサマースプリントシリーズからの、夏の勢いがまだ通用する時期なため、伏兵が台頭しやすいと思われる。
最近20年くらいで1番人気馬が負けたケースとしては2000年のブラックホークや2001年のダイタクヤマト・2003年ビリーヴ・2007年キンシャサノキセキ・2009年スリープレスナイト・そして2012年と2013年のロードカナロアが挙げられる。
とはいえ、このレースを制してその後のスプリンターズステークスなどGⅠ優勝馬も確実におり、前述のビリーヴも2002年の同レースを優勝して同年のスプリンターズステークス(この年は新潟競馬場で行われた)を優勝しているほか、2017年・2018年に連覇を果たしたファインニードルは2017年のスプリンターズステークスのほか、翌2018年の高松宮記念も優勝し、2019年優勝のタワーオブロンドンは同2019年のスプリンターズステークスを、2020年優勝のダノンスマッシュは同2020年の香港スプリント、翌2021年の高松宮記念を優勝している。
データ
コース | 阪神・芝1200m |
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条件 | 3歳以上 |
重量 | 別定 |
備考 | 1着馬にスプリンターズS優先出走権付与 |