炊飯器とは、家庭の食卓に暖かいご飯を届け人々に笑顔を与える調理器具のひとつ。
解説
家電製品の一つで、主に米飯を調理するために使用される電器の一つ。
電器のものがメジャーだが、かつてはガス式が主流であり、ガス炊きもまだ細々と生きている。
多機能化により、あまりに便利すぎて神器と呼んでしまう人もいたりいなかったり。
構造
外釜と内釜の二重構造になっており、内釜に水と生米を入れ、外釜に熱を伝導・反射させることで内釜全体を熱し、米飯を炊き上げる構造になっている。
内釜には生米と水分の目安量が刻印されていることが多く、分量と米の砥ぎ方さえ間違えなければ誰でも美味しいご飯を炊くことが可能となっている親切設計。
開発前夜にはあのソニーも開発を行っていた。他メーカはニクロム線とサーモスタットによる炊飯制御をしたのに対し、アルミ電極をコメに対し直接渡し水の電気抵抗を熱源にするもので、残念ながら世には出なかった。
家電の電子化が進む中で、炊飯器も着々と電子化を進めている。
近年では内釜の材質や熱伝導方法を、メーカー各社がこぞって工夫し、高いものでは10万円はくだらない高性能炊飯器も登場するなど、目覚ましい発展を遂げている。
万能調理器具
近年の料理研究の中で、電子レンジに匹敵する万能器具であることが解明された。
以前から炊き込みご飯や赤飯、ピラフといった米料理への利用はなされていたが、最近になってそのレパートリーを一気に増やしている。
具体的にはカレー・シチュー・味噌汁・パン・ケーキ・煮物・焼き芋・ローストビーフ・フライドチキン・パスタ……等々。
研究が進むにつれて、よほどの無理難題でもなければ大体のメニューはこなせてしまうようになってきている。
しかし、他機能化が祟って本命の炊飯機能が劣化したり、なにより前の調理の臭いが残って米の風味を損なう欠点も愛好家から指摘されている。
今後の料理家や家電メーカーの研究に期待しよう。
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レプリカ先生:見た目のモデルが炊飯器