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クランキーコングの編集履歴

2022-06-27 22:05:25 バージョン

クランキーコング

くらんきーこんぐ

クランキーコングとは、スーパードンキーコングシリーズに登場するキャラクターである。

概要

コングファミリーの長老的存在。物知りだが説教癖がある。


この頃(SFC~N64期)のレア社は、同じ場面においてもセリフをいくつも用意し、ランダムに異なるパターンを出すことによって、繰り返しプレイしてもセリフにバリエーションが出る工夫をしている。

そして、クランキーコングはその極致とも言えるキャラであり、この仕様を目一杯使うことで大量のテキストを使っての長い説教説教を聴いた人にだけ送る攻略ヒントという独自のカラーを作り上げた。

スーパードンキーコング』では、ボタンを押して説教を飛ばしてもいいし、その場合はヒントしか寄越さなくなるが、寄越すヒントは限られる。ボタンを押さずに気を長くして説教を聴かないと出てこないヒントは多い。


同2』でも説教はあるが、こちらはヒントが別口になっているため聞かなくてもOK。ただし放っておくとかなり長い説教をする点は変わりない。

ヒントは、ボーナスステージに関するものや操作テクニックなど。特に、普通の発想では気づかないようなボーナスステージの入口情報まで知っている点は大きい。以下に例を挙げる。

  • ボ〜ナス部屋から、さらに次の部屋へ行ける所もあるそうじゃ。 - 『1』のオイル工場
  • 1つは見つけても、2つあるかもしれんのう。 - 『2』のゴーストコースター

スーパードンキーコング3』では、スワンキーのテントにて、的当てゲームの対戦相手として登場する。かなりの負けず嫌いなのか、負けると大人げなく難癖をつける。GBA版のリメイク作品では、主人公復帰のために道場を開いてトレーニングをしているのだが、この道場は何を考えて作ったのか入り口は神社の鳥居。どう見ても日本の世界観を勘違いして作った昔の洋ゲーです、本当にありがとうございました。

ドンキーコング64』では、ドンキー達に新しいアクションを覚える薬を開発している。所謂マッドサイエンティストのようなキャラクターになったのは、この作品だけである。


長らくサポート役に徹していたが、『ドンキーコング たるジェットレース』では遂にプレイヤーとしてデビューした。更に2014年発売の『ドンキーコング トロピカルフリーズ』ではアクションゲームにおけるプレイヤーキャラとしてデビューするなど、活躍の幅を広げている。


声優は開発元が任天堂となって以降、長嶝高士が担当しており、ドンキーコングと同じ人である(声優的な意味で)。なお、アニメ版では中尾隆聖が担当していた。


意外なところでは、『スーパードンキーコングGB』でのバックストーリーにてクルールにバナナを盗ませた元凶という一面も持つ。

また、ドンキーコング64の101%クリアで見られる映像で、彼がディレクターでドンキーコングがオーディションを受けているという、本作の舞台裏を描いたものが見られる。オマケなので意味はないと思われるが他の作品も実は劇だったりするのかもしれない。


家族

現在のドンキーコングは彼の孫にあたる。妻にリンクリーコングがいたが、『3』~『64』の間に先立たれてしまったため、現在は再び独身の身となっている。

また、影が薄いが息子のドンキーコングJr.がいる。このドンキーコングJr.が孫のドンキーと親子かどうかは不明。


正体=初代ドンキーコング

実はクランキーコングはマリオのデビュー作である『ドンキーコング』に登場した初代ドンキーコングであり、若い頃はマリオのペットだった。しかしマリオにレディという恋人ができて自分に構ってくれなくなったため、嫉妬心とイタズラ心から彼女を拉致してしまう。これがマリオと初代ドンキーコングが戦う経緯である。


続編『ドンキーコングJR.』ではマリオに捕まって檻に閉じ込められ、息子であるドンキーコングJr.の助けを待つという役割で登場する。檻の中に閉じ込められていたために活躍はほとんど無い。第3作『ドンキーコング3』では植物園に出現。花を荒そうとしていたが、スタンリー青年の活躍で退けられている。その他ゲーム&ウオッチ『ドンキーコングホッケー』『ドンキーコングサーカス』など、任天堂コンピュータゲーム初期においてマリオと相対するキャラクターとしてたびたび活躍している。

なお、ゲームボーイ版『ドンキーコング』では設定が変わっており、マリオに一旦懲らしめられた後もポリーンを攫って逃げ続け、息子のJr.と共に妨害を続けながらついにはキノコ王国の方まで行ってしまうという、『スーパーマリオブラザーズ』の前日譚となっている。どうやらキノコ王国の付近にドンキーコングの故郷があるそうな。その後の経緯を見る限り、現在ではこちらの設定がベースになっている感がある。


沢田ユキオの漫画『スーパーマリオくん』でも、クランキーコング=初代ドンキーコングネタが使われており、クランキーコングはマリオを懐かしがり元祖ライバルであることを明かしている。マリオとクランキーコングが共演する貴重なシーンであった。ちなみに、ヨッシー曰く「マリオさんは歳をとらないんですね」らしい。『ウホウホドンキーくん』でも若い頃のクランキーはタル投げの名手であり、ヒゲオヤジと対決したことがあると語っている。


ワリオランド編では若い時の姿で登場。シャーベッ島のボスのヒンヤリを倒したり、パセリの森ではゼニスキーにロボに改造されて敵として立ち塞がる(実は内部に脅されたワリオが入り込んで操作していた)。メカドンキーの敗北後は、怒ったゼニスキーにスクラップにされるという末路を辿った。

なお、ロボに改造された後にヨッシーアイランド編でクランキーの姿で出ているので一応元に戻してもらえたようである。


『ドンキーコング64』では、なんとゲーム内でこの初代作品「元祖ドンキーコング」をプレイする事が可能。つまり若かりし頃のクランキーの姿を、ゲーム内のゲームを通して見られるという、懐かしいんだかシュールなんだかネタにあふれたシーンとも言える。

この元祖ドンキーコングは、タイトル名に似合わず主役はマリオ・敵が初代ドンキーなので、最終的に(プレイヤーがあきらめない限り)初代ドンキー=クランキーが負けるシーンを見ることになる。プレイしているキャラクターはクランキーの孫である現役ドンキー。普段、耳にたこができるほど説教を聞かされている祖父が実は無残な負け姿をさらしていたことを知ることになるわけで、その心境はいかばかりか···。


前述にてライバル関係と記載したが、当初の関係はマリオのペット。

ポリーンを攫ったのも「マリオに恋人が出来て構ってくれなくなり、寂しくてイタズラでポリーンを攫った」というもの。

ちなみに後年、孫のドンキーコングも可愛さのあまりミニマリオを盗んだり、初代と同じくポリーンを攫ったりしている。血は争えないという事だろうか。

ただ、マリオが全く老けていないのに初代ドンキーコング=クランキーコングは大きく老け込んでおり、あまつさえ若いままのマリオが孫のドンキーコングと共演しているため、時系列はかなり謎なことになっている。


アニメ版

CV:中尾隆聖

ばいきんまんボイスが特徴的。厳しいが、ドンキーが大切なことに気付いたりした際には優しくなるなど、心の底ではドンキー達を誰よりも暖かく見守っているなど概ねゲーム版と性格は同じ。だが、本作のコングファミリーの例に漏れず目の前の事しか見ていない日和見主義者で、クルールの策略にまんまとはまってドンキーを追放し、ピンチになると都合良く「戻ってこい」と言ったり、クビになってさまよっているクランプをドジなのを理由に追い出すなど、総合的な人物評価や物事の本質を冷静に見極める能力に欠けている。


関連タグ

ドンキーコング マリオ ゴリラ コングファミリー

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