概要
2022年7月8日に日米同時公開。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェイズ4に属する映画で、全体では29作目。
ソーが主人公の映画「マイティ・ソー」シリーズ4作目。単独作品としては初めてアッセンブルである「アベンジャーズ」シリーズに並んだ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のソー、および彼と旅立ったガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーやニュー・アズガルドの面々が描かれる。
あらすじ
アスガルドの王として、そして宇宙を救うヒーローとして、家族や恋人、人類を守るために戦い走り続けてきたソーだが、多くの大切な人を失い、いつしか戦いを恐れるようになっていた。
そんな彼が“自分は何者なのか”と我に立ち返り、「ヒーローは卒業だ。」と、ゼロから新たな道を歩むことを決める―。
ハード・ロックスタイルの派手な衣装に身を包み“自分探し”に迷走していたソー。
ノープラン&お茶目なソーの、波乱万丈な冒険の予感させるロック・バトル・アドベンチャーが遂に始動!
(公式より)
キャラクター
- ジェーン・フォスター / マイティ・ソー
- ダーシー・ルイス
- エリック・セルヴィグ
ご存じギリシャ神話の主神。
ゴア・ザ・ゴッドブッチャー。
今作のヴィランで、コミックでは2013年初出の比較的新しいキャラクター。
前作『バトルロイヤル』で登場したグランドマスターや、『インフィニティ・ウォー』でストームブレイカーの製作に協力したエイトリも登場する予定だったが、最終的にカットされたらしい。
余談
邦題について
原題は『Thor: Love and Thunder』で、"マイティ"が付かない、区切りがスラッシュ(/)ではなくコロン(:)と、シリーズでは初めて邦題が忠実になった。
補足すると、ソーのヒーローとしての名前が「マイティ・ソー」であり、ジェーンを始めコミックでは2人以外にも複数の人物が名乗っている。
なので、ヒーローではないソーが主人公のタイトルに「マイティ」がつかないのは自然と言えるため、前作における「ラグナロク」→「バトルロイヤル」の改変に対する批判に配慮した、と考えるのは早計である。
小ネタ
ソーとなったジェーンが持つムジョルニアは予告では「一度破壊されたものを継ぎ接ぎして復元した」ような外見だが、コミックでも映画公開の直前である2020年前代初頭に、ソー(オーディンソン)が持つムジョルニアが破壊され継ぎ接ぎされた外見となって再生される、と云う展開が有った。
同じMARVELでもコミックと映像作品は基本的に別世界と云う設定だが、このような内容の逆輸入は前例がないわけではない。
- MCUにワンダ・ピエトロの姉弟が登場⇒「実は2人はミュータントではなく改造人間だった」
- NetflixのMCUと世界観を共有するドラマシリーズに2大超人種族の片方であるインヒューマンズが登場⇒コミックでもインヒューマンズが優遇され、逆にもう片方のミュータントは絶滅の危機に陥る
ゴアの武器については、事前情報では「奇妙なおそろしい剣」としか開示されなかったが、コミックでは「オールブラック・ザ・ネクロソード」という名前のシンビオートである。
ただしヴェノムを始めシンビオート関係は未だソニーが映画化権を持っており、どこまで準拠となるかは不透明だった。
関連動画
特報
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