概要
「元祖大食艦」赤城
いずれもレア以上の手に入りにくい艦である正規空母の中において、一人だけ初期の任務報酬で無条件で手に入り、殆どの提督にとって最も身近な空母の赤城。
それまで駆逐艦や軽巡洋艦、あっても重巡洋艦を運用していたであろう提督は、赤城の資材消費量を見てこう思うのであった。
メイン画像を見ての通り、バケツは食器です。そして公式コミックスにより、大食らいキャラが確定してしまった。
公式・コラボによる波及
- ボーキサイト輸送任務が「赤城給食」と呼ばれている。(コミックス6話より)
- ファミマ鎮守府とのコラボで、「大食艦丼」(食器セットの一部)が景品として登場。
- 甘味処間宮の大盛メニューが「赤城盛り」。なお、特盛は「赤城盛り・改」。
- 家具「雛人形豪華四段飾り」で菱餅を銀蝿している。
- figma・ねんどろいどといった立体物で、大抵「ごはん」「ボーキサイト」「高速修復材(バケツ)」が付属品として同梱されている。
- 大阪王将とのコラボで、美味しそうに餃子を頬張る。しかも読売新聞一面広告(全国)で。
※ 銀蝿・・・食料をちょろまかす輩の事。
一応彼女の名誉のために付言すると、赤城だけが飛びぬけて燃費が悪いという訳ではない。
装甲空母大鳳を含めた正規空母陣全体で見れば赤城は中くらいであり、同じ空母の中でも加賀や大鳳の方が燃費が悪い。
下記のボーキサイトの消費に関する事情を除外し弾薬に限れば、全ての空母よりも戦艦勢の方が多くの資材を食う。特に後述の大和型の消費は破滅的と言われる。
ボーキサイトの消費については、艦載機の種類に関わらず1機の補充でボーキサイト5と一律に決まっているため、誰でも変わらない。強いて言えば、そのスロットに搭載している艦載機が全滅しかけるような大被害を受ける場合、被害量の上限が高いという意味で、大量に積めるスロットを持つ空母は消費量が甚大になる可能性があるが、これも赤城より加賀その他の方が上である。
にも関わらず何故彼女が大食艦の代名詞であるかのようなイメージを持つに至ったのかと言うと、先述の通り「同じような大型艦を見慣れていない序盤で手に入る」と言う相対的な理由が大きい。
また艦これのサービスが始まって間もない初期は、戦闘における艦載機の損耗に関する計算式にバグがあり、1-1の駆逐艦1隻などどう考えても艦載機をほぼ損耗しないであろう戦闘でボーキサイトを300以上食ったりする現象があったのだが、これがまだ各艦娘のキャラクターが定着しきっていない時期に重なったというのもあるだろう。
ちなみに公式でもそこに配慮してか、赤城の大食キャラ付けはそのままに、ほかの空母(軽空母含む)も赤城に負けず劣らずの大食キャラ化している。(公式4コマ16話)
大和型の登場
8月8日に満を持して進水した大和は異常な量の鉄・燃料を要求する文句無しの大食いであり、その後11月のイベントで登場した武蔵もやはり同等の大食いである。その資源消費量は、後述する「霧の艦艇」すら凌駕するのだ。
いずれ赤城(あるいは加賀)専用だったこのタグも大和、武蔵、さらにはいずれ登場するであろう姉妹艦信濃に席捲されていくことが予想されている。これに対し、公式コミック9話では「新参者には負けないわ……ボーキサイトの女王として!」と対抗意識を燃やしている。いいのかそれで。ちなみに「ボーキサイトの女王」という呼称はツイッターの艦これ公式アカウントでも使われていた。
とはいえ、大和、武蔵は共に非常に入手条件(イベント攻略報酬)が厳しく、地獄のようなアイアンボトム・サウンドを潜り抜けなければいけない。また、2013年12月に「大型艦建造」システムが導入され大和の建造が解禁されたが、こちらは1隻建造するだけでも数千単位の資材が吹き飛ぶ大博打である。資材の運用は計画的に。
彼女たちを迎えることができた提督ならば、兵站も十分に整っていると予想できるため、運用コストと入手難易度の不均衡という観点で論じるならば、赤城の地位は当分は安泰であろう。
しかし大和改二及び大和改二重の実装と大和型改二の2隻同時運用というイベント海域が登場。特に大和改二重の燃料・弾薬消費が全艦娘中堂々のワースト1位となった事で大和型姉妹で出撃の度にとんでもない量の資材を消費していった。
そして新生へ・・・
2019年5月21日に赤城に改二と改二戊が実装。
改装前より大食いになり、後述の翔鶴改二甲に近い燃料弾薬を消費するようになった。
金剛型・改二
最近では金剛型の改二も改装前より高燃費となった煽りで似たような扱いに。
特に金剛改二が実装された直後は、長門型と比較して勝っている部分がほぼ無いのに燃費は長門型を上回ると言うがっかり性能であったため、マイナスイメージが強かった感がある。
ユーザーの不満の声を受けてか、度重なるアップデートにより燃費が改善されて行き、現在は性能と燃費を高レベルでまとめたハイスペック艦として完成している。
ビスマルク
年が替わって2014年3月14日に実装されたゲルマン艦娘ビスマルクは、ゲーム中では大和型ほどではないものの金剛型の改・長門型を上回る消費量が当然のように話題になった。
それでも赤城や大和型ほどのインパクトはなかったためか、二次創作ではネタにされることは少なかったもの、早々に実装されたZweiが金剛型の改二に比して相対的に悪燃費だった為運用しているプレイヤーからは不満の声が度々上がっていた。
2014年9月26日のアップデートでdreiが実装。初の雷装戦艦となったが消費量も相応に上がったので、今後保有提督数の増加とともにネタにされていくことになるだろう。
性格面でも食いしん坊で、特に提督の手料理が大好き。最近は提督飯大好き仲間が増えた為、競争率、若しくは提督の労働量が上がっている可能性も考えられる。
2015年12月8日のアップデートではクリスマスにはしゃぎまくり、御馳走を片端から平らげていく彼女を見てU-511が「食べ過ぎ」と呆れている。
翔鶴改二甲
2015年9月25日に実装された装甲空母。
改造前の翔鶴改は赤城や加賀よりも低燃費の艦であったが、装甲空母に改造する事で伊勢型航空戦艦(改状態)やウォースパイトを上回り、長門改や金剛改二に匹敵する燃料を消費するようになる。
弾薬面の消費では戦艦勢よりは軽いとはいえ、これまで空母として最大であった加賀を超えている。
また、改装時に必要とされる鋼材に至っては5700と大和型の改装の2倍近い量に達する。
その代わり搭載機数こそ76機に低下したものの、装甲空母化によって装甲強化と中破時の継戦能力の獲得を実現している上に、火力は空母最強、運の上限も最高レベルの97に設定されている。
更に、元々の特長である高い回避能力と耐久力も改状態と比べて向上しており、回避能力は飛龍改二、耐久力は加賀改以外の全空母を上回る。
10月31日のアップデートで同型の大食艦が実装された。
此方は火力では姉に劣る代わりに、回避や装甲、耐久等の防御面が僅かに優れている。
また、運の上限値はほぼ同じであるものの(97と99)、初期値は30ほど高い50に設定されている。
その代わり、改装時に必要とされる鋼材が微増している。
飛龍
こちらは燃費や弾薬のほうではなく、本来の“食欲的な意味で”の大食艦。
2016/8/31の更新で改二での各種ボイスが一斉実装され、その中で多聞丸譲りの胃袋の持ち主であることが判明した。
ちなみに燃弾費自体は、正規空母の中では低めで難関海域での周回や持ち前の火力による支援艦隊への遠征に向いている。
五十鈴
飛龍同様多聞丸譲りの胃袋と思われる。クリスマスボイスにて名取から「結構食べてるのね…えっ、大丈夫!?」と驚かれるほど結構食べている模様。甘い物は別腹なのか、それとも…?
燃費自体は改二になっても一般的な軽巡のそれであり、至って低燃費。
リシュリュー
此方も食欲面での大食艦。
燃費自体は戦艦としては少ない方であるが、補給時に『これだけ?』と提督に文句を言う。
また、その前に「Merci(メルシー:フランス語でありがとうの意味)」と前置きしてるのだが、空耳で「飯!」と聞こえてしまうのも、そのイメージに拍車をかける要因となっている。
史実のリシュリュー級は平常出力15万馬力、過負荷出力17万馬力と、大和型(リミッターを掛けた状態の出力15万馬力、解除すると17万馬力)にほぼ匹敵する大馬力機関を備えていた。
そして
主力艦隊の燃料・弾薬確保のために今日も遠征組がひた走る。(イラスト右参照)
霧の艦艇
『蒼き鋼のアルペジオ』とのコラボイベントで参戦した霧の艦艇3名(イオナ・タカオ・ハルナ)も公式チートと呼ばれるほどに凄まじい戦闘力と、それに見合うだけの食欲を見せつけた。
ただ、彼女たちは身体を構成する物質(ナノマテリアル)が異なるので、変換効率が悪いと言うべきか。
関連イラスト
赤城さん
赤城さん以外
外部への波及
関連タグ
いっぱい食べる君が好き:提督達の(半ばあきらめの)境地。
艦ぱい:大食の成果(?)。
いともたやすく行われるえげつない行為:喰い過ぎの結果えげつないことをしている大食艦が書かれることも。
妖怪食っちゃ寝:ついに妖怪扱いされてしまった。
大食漢:語源ではあるが、この記事より後に記事が作られた。