京王ライナー
けいおうらいなー
京王電鉄で運行される座席指定列車。本記事では派生列車「Mt.TAKAO号」も取り扱う。
京王ライナー
京王電鉄初の座席指定列車。長距離区間の利用者の着席需要にこたえるため、2018年2月22日のダイヤ改正より京王線・相模原線で運行を開始した。列車種別も兼ねており、名前は
- 京王ライナー
- 京王スマートライナー
- Luxpress(ラクスプレス)
- WESTER(ウェスター)
の候補4案から一般投票により決定した。
運行当初は平日・土休日共に夜間の下り列車のみ設定されていた。2019年2月22日のダイヤ改正より平日・土休日共に朝の時間帯に上り列車を新設し、現在に至る。
- 2019年末には終夜運転として初めて臨時の「京王ライナー迎春号」が京王線新宿発高尾山口行きで運行された。以降、終夜運転の設定時は「京王ライナー迎春号」の運行が続けられている。
- 明大前駅は運行開始当初は「運転停車」として客扱いは行わなかったが、2021年10月より土休日に限り客扱いを開始。2022年春からは平日も客扱いを始めた。
料金
座席指定料金は一律410円である。指定席区間で車内で精算した場合は料金が上乗せされ700円となる。
- 下り列車の場合、京王線新宿駅と明大前駅は乗車専用として座席指定券が必要。府中駅から先の区間から京王八王子駅方面、および京王永山駅から先の区間から橋本駅方面に乗車する場合は、座席指定料金不要・乗車券のみで乗車できる。
- 上り列車の場合、明大前駅と終点の京王線新宿駅のみ降車専用、途中停車駅はすべて乗車専用となる。
- 上り・下り共、京王線新宿駅~明大前駅間のみの利用は不可。
停車駅
利用状況
橋本方面行きは平日の夕方を中心に利用者が増加している一方、八王子方面は利用率は低迷しており、橋本方面行きは増便に対し、八王子方面は減便する傾向が目立つ。
Mt.TAKAO号
土休日に限り京王高尾線系統、京王線新宿~高尾山口間で運行されている派生有料列車。
2018年秋、高尾山口始発の行楽臨時列車として上り列車で運行を開始。2019年春からは同じく臨時列車として京王線新宿発の下り列車の設定も始まり、2022年3月12日のダイヤ改正より通年運行の定期列車へ変更された。
座席指定料金は京王ライナーと同額。
使用車両
「京王ライナー」用に新製されたデュアルシート車5000系(2代目)がクロスシート状態で運行される。全座席にコンセントが設置されている。