概要
普段は昼間に「快特」運用で用いられる2ドアクロスシート車両を座席指定列車に充てたものである。
1992年4月、「ウィング号」が平日夕ラッシュ時~夜間の有料列車として、品川駅(東京都港区)〜京急久里浜駅(神奈川県横須賀市)間で運行開始(後に最長で三崎口駅(神奈川県三浦市)まで延長)。
本列車のコンセプトは「横須賀・三浦方面への着席保証」というものであるため、運行開始以降京急電鉄で一番乗車人数の多い横浜駅(神奈川県横浜市西区)等を通過していた。
また乗車駅は品川駅のみで、以降は通常の快特の扱いとなって着席指定席が不要であった。
2015年12月に朝の上り列車「モーニング・ウィング号」が新設され、着席整理券が従来の200円から300円に統一変更。
2017年5月に乗車後に席を選べる座席定員制から完全座席指定制に変更される。
そして2019年10月には従来の夕方以降の下り列車の愛称が「イブニング・ウィング号」となった。
また同時期に土曜・休日の一部の快特(泉岳寺駅(東京都港区)〜三崎口駅間)で2号車を座席指定車両とする「ウィング・シート」が設定されている。
この他に京急グループでは、「ウィング(Wing)」の名を冠する商業施設も数店舗運営している(公式サイト)。
ウイング号の使用車両
京急2000形(1992年〜1998年)
京急2100形(1998年〜2019年)
いずれも8両編成。