概要
前身となる「京急ウィング号」は1992年4月運行開始。平日夕ラッシュ時~夜間に設定された有料列車である。
この列車のコンセプトは「三浦・横須賀方面への着席保証」というものであるため、京浜急行電鉄で一番乗車人数の多い横浜駅を通過する。京急川崎駅や横浜駅に行くときは間違ってもこの列車には乗らないように注意したい。
2017年5月のダイヤ改正で座席定員制から座席指定制へ変更、そして2019年10月のダイヤ改正で下り列車の列車愛称を「イブニング・ウィング号」に変更し、現在に至る。
座席指定券「Wing Ticket」は大人・小児共通で300円。1ヶ月券「Wing Pass」は朝ラッシュ時の上り列車「モーニング・ウィング号」限定であるため使用できない。
「イブニング・ウィング号」は最初の停車駅である上大岡駅から座席指定券が不要となり、また以降の停車駅は「快特」と同じになるため、これ以降「快特」として案内される。
使用車両
- 京急2100形8両編成
「京急ウィング号」時代の運行開始から1998年までは、京急2000形8両編成(3ドア改造前の2ドア時代)が用いられていた。
- 京急1000形1890番台4両編成
2023年11月のダイヤ改正より。「快特」との併結列車である14・16号が対象。
停車駅・運行区間
- 停車駅:品川駅⇒上大岡駅⇒金沢文庫駅⇒金沢八景駅⇒横須賀中央駅⇒堀ノ内駅⇒京急久里浜線内各駅
- 運行区間:2・4・6号は品川発京急久里浜行き、8・10・12号は品川発三崎口行き、14・16号は品川発金沢文庫行き
2023年11月改正時点。2・4・6号は京急久里浜で先行列車の特急三崎口行きに接続。14・16号は快特三崎口行きの後部に連結。