概要
以下の種類が存在しているが、アタックバージョン以外は劇中では各一度のみの使用となっている。
アタックバージョン
ミラクルタイプの代名詞とも言うべき技であり、レボリウムウェーブと言えば主にこれを指す。
右掌に集約した時空エネルギーを光線状の衝撃波にして射ち出し、標的の動きを封じると共に、その背後に微小ブラックホールを出現させる。その中に吸い込まれた相手は超重力で圧殺されて破裂し、跡形も無く消滅してしまう。なんともえげつない技である。
しかも発生した微小ブラックホールは直ちに消滅し、周りに影響を出さない為、これを使うためだけにミラクルタイプになった事もある。
ただし初使用したビシュメル戦では、まだ技に慣れて無いせいか、周囲の自動車をビシュメル諸共微小ブラックホールに吸い込んでしまっている(また吸い込む際に大気も吸い込んでいるので、「将来的に地球への悪影響もあるのではないか」という指摘もある)。
初登場の第18話でビシュメルを倒して以降、姑獲鳥、レイキュバス、デマゴーグ(弱体化状態)、エボリュウ細胞を搭載したロケット、ワンゼット(操縦不能状態)を葬った。
対象の一部分のみを吸い込む事も可能であり、ファビラス星人から魔石と鎧のみを取り除くという芸当も見せた。
ソルジェント光線を吸収してしまう姑獲鳥、比較的重量級であるレイキュバスやデマゴーグ、ソルジェント光線をはじき返す上に物理的強度も高い魔石の鎧も消し去るという、まともに喰らえば一撃必殺のチート技といった活躍を見せており、ミラクルタイプの実力を証明する一因を担っている。
ただ不発となった例もあり、ジオモスに対しては亜空間バリアを通り抜けて吸い込みかけはしたものの、なぜか吸い込みきれずに踏みとどまられた(亜空間バリアによって防がれたとよく説明されるが、どのような形で亜空間バリアが作用してたのかは不明)。
それ以外にもグライキスには飛び越すことで回避され(ミラクルタイプのテーマソング「ミラクルの風になれ」には「どんな敵もかわせない」とあったが、超衝撃波自体は破壊力の無い光弾である。軌道が直線的でソルジェント光線等に比べれば弾速が遅い上に、命中しなければ展開されたマイクロブラックホールの効果範囲がそれほど広く無いため、グライキスのように機動性の高い相手なら回避は十分可能。ちなみに「どんな敵もかわせない」のはあくまで「ミラクルパワー」である)、ワンゼットにはバリアで普通に防がれた(なお、ワンゼットおよびその材料となったアーウォンは、ソルジェント光線やガルネイトボンバーを頭部から吸収していたが、この技はわざわざバリアで防いでおり、ここでも特別扱いされていることがわかる)。
ミラクルタイプはそれまで、スピードやトリッキーな技で相手を追い詰めて行くものの、自前での決め技に欠けており、フラッシュタイプに戻って止めを刺したりしていたが、この技の登場により一転した。
なお「圧殺」しという表現はテレビマガジン特別編集によるものだが、劇中では特にそういう説明はなされておらず、異次元に転送しているだけのようにも見える描写となっており、異次元の人々が迷惑を被るのではないかという不安も一部ファンの間ではささやかれた(事実、最終回でブラックホールに堕ちたダイナは別の宇宙へ旅立っている)。
また、ゲームウルトラマンオールスタークロニクルや『決戦!ウルトラ10勇士!!』では破壊光線の様な扱いを受けているなど、バリエーション豊富な技でもある。
また、これをリバースバージョンとする文献もある。
リバースバージョン
相手の攻撃を吸収し撃ち返す技であり、アタックバージョンタイプゼロとも呼ばれる。
ミラクルタイプ初登場時に使用。バリアで防いだグラレーンの炎を別の形態に変換し、手刀に集めて放ちこれを撃破した。
『FE3』では必殺カウンターとして搭載されている。
ストロングタイプも同様に、相手の攻撃から必殺技に繋げる技を使用したが、あちらは特別な呼称はなされていない。
アタックバージョン タイプⅠ
拡げた両腕の間から超衝撃波を放つ。
フォーガスの本体を撃つ事により、怪獣体と巨大な茸体を消滅させた。
アタックバージョンの未完成版と説明される事もある。
一昔前の子ども向けのウルトラマンの図鑑では、何故かこのシーンが「レボリウムウェーブ」とデカデカと掲載されていたのが多かった。
アタックバージョン タイプⅡ
拡げた両手の間に空間を圧縮し、超衝撃波を広域に照射する。
ギアクーダを粉砕した。
見た目はタイプⅠと同じであり、同じ技と説明される事もある。
いつの間にか作っていたミニブラックホールに落ちて行くなぜか戦意喪失しているギアクーダをわざわざ粉砕するという謎の使われ方をしたが、これは完成形のアタックバージョンの元型のような状態となっている。
関連タグ
ブルースワット:相手を貫いたビームによって背後にブラックホールを発生させて吸い込んだ先輩。最終回のみで発動。
シャドーラプター:必殺技「キシリュウネプチューンブラックホールキャノン」がこの技と似ている
ウルトラマン80:消滅系の謎チート技におけるウルトラ戦士の先輩。使用は一度きり。