「もっと怒れ!喚け!お前のその憎しみも、俺様にとっては最高のごちそうだぜ!フハハハハハ!!」
概要
別名: | 大魔獣 |
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身長: | 57m |
体重: | 4万3千t |
出身地: | 異次元 |
演者: | 津島令子(聖南女子学園・学園長) |
CV: | 佐藤正治 |
第18話「闇を呼ぶ少女たち」に登場。
聖南女子学園に通う3人の女子高生が、黒魔術を用いて現実世界に呼び出した異次元の生命体。
少女たちは「シジルさん」という名で呼び(「シジル」とは西洋魔術で使われる図形、すなわち魔法陣を意味する)、「弱い者・心の奇麗な者の味方」と認識していたが、その実態は太古から人類が「悪魔」という概念で認識していた存在であり、少女たちの「悪い(=自分にとって気に障る)人間」を呪う儀式に乗じて夜な夜なターゲットを襲い、自身が実体化するために必要な人間の魂や負のエネルギーをその身に取り込んでいた。
「自分は可哀想な娘たちの望みを叶えてあげただけ」と嘯きながらも、「餌を手に入れるために利用しただけ」と喝破されるや「利用される奴が馬鹿なんだよ!」と居直る悪辣な性格。
口から地獄の業火の如き高熱火炎を吐き、腕からは電撃を放って攻撃する。
また、強大な魔力(念動力)を有しており、人間を宙に浮かせたり、車を暴走させたり、地面から街灯を引き抜いてミサイルのように飛ばし攻撃することも可能。
学園長の魂を取り込んでその姿を装い、自身を呼び出した少女たちの願いを利用して暗躍していたが、スーパーGUTSに感づかれ、2度に渡って妨害を受ける。
儀式が失敗したせいで少女たちに恨まれたアスカ・シンが室内プールに突き落とされる一方、学園長室に黒魔術・呪術関連の書籍や呪具が飾られていたことや、少女たちにそれを貸し与えていたことからユミムラ・リョウに怪しまれ、学園長室に踏み込まれたことで正体を明かすと、口からエクトプラズムを吐いてリョウも取り込んだ後、機が熟したと見て変身・巨大化した。
雷鳴が轟き雪が乱れ降る異常天候の中、ウルトラマンダイナ・ミラクルタイプと「超能力VS魔力」の大決戦を繰り広げる。
自身が取り込んだ人間の魂を人質として手出しを封じる、悪魔の名にふさわしい卑劣な戦法を用いてダイナを一時は追い詰めたが、改心した少女たちが決死の覚悟で力の源の魔法陣を封印したことで大幅に弱体化。
最後はレボリウムウェーブ・アタックバージョンを受けて消滅し、取り込まれた人々も無事に生還できた。
その後、メージヲグの力で人間大の虚像が現れた他、最終回ではグランスフィアがダイナに見せた幻覚の中に登場。
ULTRAMAN
漫画『ULTRAMAN』のスピンオフ『ULTRAMANSUIT ANOTHER UNIVERSE』公式読本『ULTRAMANSUIT ANOTHER UNIVERSE MANIACS』収録の書下ろし小説「生贄-サクリファイス-」に登場。
悪魔崇拝者だというルドア・ジェリンコ校長と一部の教師が13人の女子生徒を生贄として次々と殺し、大いなる悪魔を召喚したという曰く付きのミュンヘンにある名門バレエスクール・ディアボルカ学院にて、今度は教師を生贄として行われた儀式によって学院の生徒、ステラが変化した異界獣として登場。実はルドア校長もカミーラによって結晶体を飲み込まされ異界獣へと変貌していた。
学院にカメラマンとして潜伏していた姫矢准を自らの器として利用しようとするも、ダイゴから光を受け継いだ姫矢が装着したNEXUSSUITと交戦。紫色の電撃や波動を放つも一度はNEXUSの格闘戦に敗北する。
しかし自らの角を負って魔術を使った闇の鎧を装着。ダークメフィストと名乗り、異相空間ダークフィールドを展開しNEXUSを苦しめたが、姫矢の持っていたカメラのフラッシュによる強力な閃光にひるんだすきに奮起した姫矢によってNEXUSSUITがアンファンスからジュネッスにチェンジ。
数十本の燭台を発射して攻撃するが、NEXUSに全て受け止められ、U字型に曲げられた燭台で壁に貼り付けにされたところにオーバーレイ・シュトロームを受け爆散。それと同時に学院もルドア校長の肖像画だけが残った廃墟へと戻った。