データ
概要
第47話「さらばハネジロー」に登場。
惑星の衝突で故郷であるファビラス星を失い、ミクロ化した80億もの同胞たちを乗せた宇宙船で新たな新天地を探している宇宙人。本来は平和的な種族だが、移住を拒否される・自然豊かな星に偽装された生体兵器の巣で調査隊が全滅するなどの挫折が重なって精神が荒み、放浪生活を終わらせるために地球を武力で乗っ取ろうと企んだ。
まずAとBという二名が代表として地球に出現し、変身能力を利用してスーパーGUTSのコウダ隊員とカリヤ隊員を気絶させて宇宙船の中に拘束して成り代わり、グランドーム及びスーパーGUTSの機能をマヒさせて両隊員を人質に地球人に自分たちの要求を受け入れるよう迫った。
戦力として赤い光弾を発射し相手を攻撃する。かつてハネジローことムーキット種とは共生関係にあり、まだ穏健派だったBはハネジローと出会ったことで完全に改心したが、Aはムザン星で拾った「魔石」の力でデビルファビラスとなった。
ウルトラマンダイナによってデビルファビラスが元のファビラス星人Aに戻った後はハネジローを連れて宇宙へと旅立っていった。
OV「帰ってきたハネジロー」ではデハドー星人がアーウォンを送り込んだ時に、助っ人としてハネジローを再び地球へと派遣し、敵の正体を教えた。
第11話でもメラニー遊星にてハネジローのかつての飼い主のものと思われる遺骨と宇宙船が発見された。
魔石超人デビルファビラス
別名 | 魔石超人 |
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身長 | 54m |
体重 | 4万t |
出身地 | TPC本部付近の森林地帯 |
第47話「さらばハネジロー」に登場。
ファビラス星人の代表Aがムザン星で手に入れ、身に着けていた「魔石」と呼ばれるアイテムを使って変身・巨大化した姿。
魔石の力で上半身に頑強な鎧が出現し、手から放つ光弾と胸にある魔石から放つ束縛光線、蹴り技を活かした格闘戦を武器とする。鎧は非常に頑強で、迎撃システムの砲弾やマシン・ゼレットのゼラリアン砲、ダイナのソルジェント光線やビームスライサーを受けても傷一つつかない。
巨大化してダイナと戦うが、ハネジローに魔石の場所を教えられたダイナ・ミラクルタイプの攻撃で鎧の一部を剥がされ、ハンドスラッシュで魔石を砕かれた後にレボリウムウェーブで鎧そのものを取り除かれ元のファビラス星人に戻り、宇宙船に収容された。
余談
着ぐるみは『ウルトラマンコスモス』のノワール星人に改造された。
「魔石」の設定は「ファビラス星人を悪役にしない」という理由から創作された。
宇宙船内部は教会のステンドグラスのような造形に仕上がっているが、これは監督の原田昌樹によると「『宇宙船のセットを大掛かりに作る時間がない』といった予算的な問題」があったためであるという。
ウルトラマンクロニクルDにおいて、ダイナ本編と同一個体であるハネジローがモコと共に宇宙に旅行に出掛けていた事から、恐らくはファビラス星人達は無事に新天地を見つける事が出来たのではないかと推測できる。
関連項目
バルタン星人:同じく母星を失った宇宙人。