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ウルトラマンティガ スカイタイプ

  • 飛行速度:マッハ7
  • 走行速度:マッハ2
  • 水中速度:マッハ1
  • 潜地速度:マッハ1
  • ジャンプ力:1000メートル
  • 握力:30000トン

スピードやテクニックに優れた形態。メインカラーは青紫で、史上初となる青系カラーのウルトラマンである。

俊敏さを活かしたスピーディな格闘戦や空中戦を得意とする。その反面、パワーに劣ってしまうのが欠点。

主な技

ランバルト光弾

両腕を胸の前で交差させたあと瞬時に左右に伸ばしてから上にあげてエネルギーを集約し、両手を左腰に置いてから手裏剣を投げるように素早く光弾を放つ必殺技。基本的には1発だけ放つが、レギュラン星人との戦いではビーム状にして、ゲーム「ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth」では一度に5発連続で放っている。なお、「Fighting Evolution3」で使用したのはレギュラン星人でのもの。本編ではその素早さ故に敵に避けられた事はなかったが、ゴーグアントラー戦では避けられてしまった(そのせいか、トリガー直前スペシャルでは「ティガの牽制技」として紹介されていた)。

ティガ本編で最初に使用された必殺技である。

だが前述の通り汎用性に特化したせいなのか、『ロストヒーローズ2』では搭載されなかった。

名前の由来は(ラン)+コバルトからだろうか。

ハンドスラッシュ

手から光弾を放つ。3タイプ共通の技で、主に牽制に使われる。

ティガフリーザー

相手の頭上に冷凍光線を放って爆発させ、落ちてくる冷気で凍らせる。

ティガ マシンガンパンチ

素早いパンチを1秒に10発撃ち込む

ティガ・スカイキック

飛んでいる敵などに対して、高く飛び上がり放つキック。1000メートル上空の敵にも到達するという。

ウルトラボディーアタック

エネルギーを纏って相手に突撃する。拳を突き出した体制の為、パンチ技と誤解されやすいが、あくまでも体当りである。

ティガ・スカイダッシュ

空中を飛行する敵に高速で敵に体当たりする技。

フラッシュ・ボマー

両腕をクロスし、発光したティガクリスタルから閃光を放つ。敵の光撃を無効化する防御技。

スカイ・サンダーダッシュ

複数体の敵に対して疾風迅雷の如くキックやパンチなどを浴びせる技。

不遇?

スカイタイプはマルチタイプやパワータイプと比べて扱いが悪いと言われる事が多い。

これは「空中戦の撮影に予算がかかるため」や「当時の技術面でまだ問題があった」、「ウルトラシリーズの真骨頂は肉弾戦だから」など、ファンの間では様々な考察が挙げれているが、十年以上たった現在においてもその明確な理由は判明していない(もっとも、実際にも複数の要因があったという可能性が高いと思われる)。

テレビ本編における登場回数だけ取ってみても、マルチタイプ51回、パワータイプ21回に対しスカイタイプはわずか11回しか出ていない。

しかもこの11回のうちで必殺技であるランバルト光弾が使用された(=最後までスカイタイプで戦った)のはたったの6回である。

更にOV『ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』でアムイの変身したティガがタイプチェンジして以降、後の客演にもおいても長らく登場する事はなかった(とはいえ客演時に使用されなかったのはパワータイプも同様であり、そもそもティガが客演時にタイプチェンジしたのは『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』が初である)。

スカイタイプが客演時に初めて使用されたのは『劇場版 ウルトラマンXきたぞ!われらのウルトラマン』であり、これはOVから実に15年ぶりの本格的な再登場であった。

同作では、飛翔能力を持つゴーグアントラーに対抗するためにタイプチェンジし、Xioのスカイマスケッティとの連携で壮絶な空中戦の末にゴーグアントラーの羽を破壊して墜落させるという大活躍を見せた。

データカードダス『ウルトラマン フュージョンファイト!』ではパワータイプより先に実装され、ウルトラマンマックスとのフュージョンアップスカイダッシュマックスになるという快挙を成し遂げている。

また、『ウルトラマンオーブ』のミニコーナー『ガイのウルトラヒーロー大研究』ではタイプチェンジ形態で唯一紹介されるなど、オーブ関係ではこれまでの冷遇さが嘘のような高待遇を受けている(これは玩具の「DXウルトラフュージョンカードホルダー」にスカイタイプのウルトラフュージョンカードが付属していた為だと思われる)。

ウルトラマンR/B』では、ティガのルーブクリスタルには「スカイタイプを彷彿とさせる風の力が宿っている」とされており、実際、このクリスタルを使ったブルウインド及びロッソウインドはスカイタイプと同様、青紫を基調とした色をしており、空中戦やスピード勝負において大きな力を発揮する。

一応、クリスタルに描かれているのはマルチタイプのティガであるが、ティガはスカイタイプ以外にもティガブラストティガトルネードなど風に関わる名前の形態がある為、風属性なのもそこまでおかしくはないと言える(少なくとも水属性要素が皆無なギンガクリスタルよりかはマシである)。

ウルトラマンZ』では、ガンマフューチャーの技の1つにスカイタイプのティガフリーザーを元にした「ガンマフリーザー」というものがある。

ウルトラマントリガー』では、第19話でティガが客演した際にタイプチェンジし、トリガーのスカイタイプと共闘。

羽を生やしてスカイタイプとなったキリエロイドと超高速空中戦闘を繰り広げ、Wランバルト光弾を放ってキリエロイドを撃墜した。

なお、本編を見ればわかると思うが、ティガ当時よりも時代が流れ技術力が大きく上がっており、スカイタイプ自体も迫力ある戦いを見せ、優遇されていると言ってもいいほどに活躍している。

こうしてTV本編ではやや冷遇気味であったスカイタイプの扱いも現在は改善されつつある…というか、一部に至ってはパワータイプよりも優遇されている面すらあると言えるだろう。

特に客演時の登場においては『ティガ』当時よりも様々な技術が大きく進歩した事もあり、いずれも非常に派手な戦闘シーンを見せている。

なお、本編でスカイタイプをあまり活躍させられなかった反省からか、次回作『ウルトラマンダイナ』ではスカイタイプに相当するミラクルタイプが強力な超能力を操るほか、対となるストロングタイプは必殺技以外の光線や特殊能力を一切使えないという、より明確な差別化が図られている。

しかし一方で、ミラクルタイプの青の比率が銀と比べて格段に低いことから「やはり1年で寒色系を扱うのは当時は難しかったのではないか」という考察も存在している。