ギンガクリスタル
なぜみずなんだ
「纏うは水! 紺碧の海!!」
初めてルーブジャイロを手にいれた時からタロウクリスタルとともに湊兄弟が所有している。
これをルーブジャイロにセットすることでブルアクア、ロッソアクアに変身することができる。
またルーブスラッガーにセットすることで、ロッソなら「クロススパークシュート」、ブルなら「ギャラクシーセイバー」が使用できる。
『ウルトラマンR/B』の情報が出回って来てから散々ツッコまれたことではあるが……。
他の属性(電気や炎など)は持っているものの、水の技を持たず水中戦も行ったことがないギンガがなぜ水属性なのかとはおそらく誰もが疑問に思うことだろう。
もっとも、他のタロウ、ティガ、ビクトリーのクリスタルも本人たちの使用技の属性を持っているかといわれるとそうでもなく、タロウはウルトラダイナマイト、ファイヤーダッシュ、光の国が凍結された際に最後の光を残す際に体に炎を纏った程度、ビクトリーも地底世界出身なだけで土系の技は使っていないし、ティガはクリスタルに描かれているマルチタイプではなくスカイタイプの要素が反映されるなど、「ぶっちゃけただの属性でもできたし歴代要素いらなくね?」という声も存在するが、それでもある程度はこじつけができるのに対し、ギンガクリスタルの場合はこじつけもできないレベルである。
『ルーブクリスタルナビ』ではギンガクリスタル以外のクリスタルにはきちんと「〇(属性)の力が宿ったクリスタル」と言った趣旨の解説があるのに対して、ギンガのクリスタルの場合はそれを使えばアクアの形態に変身できるとしか言及されなかった。そのため、ギンガクリスタルだけ特異性が余計に目立つ。
おそらく子供の認知度と対となるタロウと関連があるのが選ばれた理由と思われる(一応銀“河”や“水”晶、『ギンガ』の放送日が「水」曜日だったからという要素もある)。また現状本編での使用が確認されているルーブクリスタルに描かれたウルトラ戦士がクレナイ・ガイが所有しているウルトラフュージョンカードのものと一致しているため、その中からギンガが選ばれた可能性もある。
そうだとしても海のウルトラマンであるウルトラマンアグルの方が間違いなく(「紺碧の海」という口上への対応も含めて)しっくりくるし、アグルの認知度上げの目的でアグルを選ぶべきだったと考えるファンもいる(ルーブの先駆けといえる『オーブ』の前日譚でもアグルは登場しているし、しかも「紺碧の海」というフレーズから『R/B』放送直前の『ウルトラマンオーブTHE_CHRONICLE』最終回でもアグルが紹介されており、ますます納得しがたい状態になっている)。
なにしろ、『R/B』が放送された2018年は『ウルトラマンガイア』20周年でもあるし、『R/B』という作品の設定にもガイアやアグルを彷彿とさせるものもあるし……。
「サブトラマンだから単体だと扱いにくい」といった声も存在するが、前作のジードではメビウスが未登場ながらヒカリの力が使われており、ただでさえ出番の少ないアグルを知ってもらうという意味でも適任だとする声も存在する。
ギンガが今後水属性の技を使えばとりあえず納得するという意見もあるが、既に主役の役目を終えたギンガが今さら新属性技を編み出すという可能性はかなり少なめと言えるため、現状は違和感がありまくりの属性と言える。とはいえ、近年では『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズで新たな技を披露する戦士もおり、ギンガの出番も多いため、可能性はゼロではない。