概要
漫画「メイドインアビス」とアトラスの3DダンジョンRPG「世界樹の迷宮」シリーズのコラボタグ。
メイドインアビスの作者、つくしあきひと氏は「世界樹やウィザードリィ好きが描いてます」と公言しており、2作品の間には様々な共通点が確認できる。
また、ゲーム化作品である「メイドインアビス 闇を目指した連星」は「世界樹と不思議のダンジョン」において制作に携わっているスパイク・チュンソフトが手掛ける。
世界観の共通点
世界樹の迷宮シリーズはメイドインアビスの作者、つくしあきひと氏の好きなゲームシリーズのひとつでもあり、メイドインアビス作中の所々に世界樹の迷宮との世界観の共通点が見られる。
※以下、比較する作品はシリーズの基盤となった初代作としている
- キャラクターデザイナーの個性が強い
世界樹の迷宮→「日向悠二」(ひむかいさんだからしかたがない)
日向氏は姪っ子に「小さい女の子が好きなの?」と聞かれ「まあ、そうだけど」と直球に返答していたり、つくし氏は「成長期の男の子は乳首だけ女の子なんですよ」といった発言を残している。
※誕生年はつくし氏が1979年、日向氏が1980年であり2人の年齢は1歳違いである。
- 物語の舞台は地下へと続く未知の迷宮(奈落)が発見され、発展を遂げた街
世界樹の迷宮→「世界樹の迷宮」「エトリア」
メイドインアビス→「アビス」「オース」
- 迷宮に挑む者達が大勢登場する
世界樹の迷宮→「冒険者」「ボウケンシャー」
メイドインアビス→「探窟家」
- 迷宮は層で分類されており深く潜るほど厳しい環境となる
世界樹の迷宮→「階層」
メイドインアビス→「深界」
また両作ともこの層の中で文化を形成し、暮らしている者が登場する⇒モリビト、成れ果て
- 迷宮には狂暴な生物がはびこる
世界樹の迷宮→「F.O.E」
メイドインアビス→「原生生物」
これらの生物は両作品とも「倒すものではなく避けるもの」というセオリーがあり、遭遇したらその場から逃げる事を推奨される。
- 可愛らしいデザインのキャラクターに容赦なく襲い掛かる過酷な描写
世界樹の迷宮→「世界樹でよくあること。」※本編のテキスト上で展開される。
このようにつくしあきひと氏は、世界樹の迷宮から影響を受けたと思われる作風を多数メイドインアビスに散りばめている。※ただし「上昇負荷」があるぶんアビスの世界観の方が厳しい環境と言えるだろう。
共通出演者
※世界樹の迷宮のファンとして有名な声優。
両作品にそれぞれフレドリカ役、レグ役として出演している伊瀬茉莉也氏だが、2人とも迷宮内から主人公により発見され、記憶を失っているという共通点を持つ。そして2人とも自分が何者なのかを知る為に迷宮(奈落)の探索へと挑む。(ただし原作でのレグの登場は、フレドリカの登場作である新・世界樹の迷宮が発表される前なので前述のような影響などの因果関係は無い)。
他にも坂本真綾氏は両作品でそれぞれ、ナレーションを担当していた事がある(世界樹では3作目のPV、アビスでは本編ナレーションを担当)。
余談
アビスの作者、つくしあきひと氏はTwitter上で世界樹の迷宮について色々語っており、2016年発売の「世界樹の迷宮5」の情報が公開された際には「褐色シャーマンにナナチって名前つけて囲うパーティでいきたい」とツイートしている。
更にメイドインアビスのアニメ化後に発表された「世界樹の迷宮X」にアバターボイスとしてリコ役の富田美憂氏が出演する際も反応を見せていた。
関連タグ
ちょぼらうにょぽみ…世界樹の迷宮Xでキャラメイク用のDLCイラストを担当、メイドインアビスではアニメのエンドカードを担当した。
関連動画
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