データ
初出 | 第5世代 |
---|---|
タイプ | ノーマル |
ぶんるい | 変化 |
いりょく | - |
めいちゅう | - |
PP | 15 |
範囲 | 自分 |
効果 | 自身の防御・特防を1段階下げ、攻撃・特攻・素早さを2段階上げる |
英語名 | Shell Smash |
概要
第5世代から存在する技。
防御・特防を1段階下げる代わりに攻撃・特攻・素早さを2段階上げると言う破格の効果を持つ。
第5世代の積み技インフレの筆頭とも言える技。
この技(とつららばりの強化)によりパルシェンが耐性不遇な物理受けから一流のアタッカーに変貌し、現在に至るまでシングルバトルで幅を利かせているためかパルシェンの代名詞といえる技となっている。
やはり「からをやぶる」だけあって主に殻を持ったポケモンが習得できる。
……の割にはドダイトスは習得できないし、その一方で殻と言えるか分からないサクラビスやガメノデス、ポットデスは習得できるが。
それにしてもサクラビスの殻って…これ以上は言及すまい。
防御面を落とす以上、この技を採用する場合の戦術は速攻。
要はやられる前にやれという事なのだが、実際下手すれば全抜きも出来てしまうほど強力な戦法である。
また、この技を戦略に組み込むポケモンは素早さと攻撃面に努力値を振るため耐久面が手薄になりやすく、また基本的には殻を破った後は先手で強力な攻撃を繰り出し、相手を封殺することを前提にするため、殻を破るための1ターンのみ耐えればよいとばかりに「きあいのタスキ」を持たせて運用するのが一般的。
特性「がんじょう」を活かしたり、元々の高い防御を活かして耐えた後に殻を破る例もあるが、性質上「いのちのたま」や「こだわり系アイテム」を持つわけにもいかず、中途半端な回復アイテムや防御系アイテムでも焼け石に水なので、きあいのタスキ以上に持たせたいほど有効に働くアイテムは意外と少ない。
きあいのタスキ以外では、ハンテールとサクラビス、ポットデスはバトンタッチも習得できるので、あえて「しろいハーブ」で耐久を戻す場合もある。パールルを敢えて進化させず、しんかいのキバを持たせたままでこの技を使うと、全ポケモンでもトップクラスのCを体現出来るため、レベル1ココドラ等の戦法はさておき、しんかのきせきを持たせないでも対戦で使用できる数少ない進化前ポケモンでもある。
弱点は当然ながら耐久面が落ちてしまうこと。
上述にもあるが、耐久に振って継戦能力を確保しつつ火力を手にするといったどっちつかずの中途半端な運用をされることはまずなく、紙耐久高速アタッカーよろしく攻撃能力と素早さに全振りされることが多い。その上、殻を破るターンに攻撃を受けることも多く、殻を破った後の耐久力は想像以上に低いものとなる。
そのため、殻を破ってなお素早さで負けるポケモンや、素早さに関係なく先手を取ってくる先制技はまさに天敵である。この対策のために、先制技を同時採用することも多い。
また、起点確保とばかりに調子に乗って殻を破り続けて殴り敗けるケースも運用初期ではやらかしてしまいがち。「ガクッと下がった」状態や、やけど・弱気状態、タイプ上相手の技を全て半減に抑えている状況など、相手の攻撃力が半減している程度では2回殻を破った時点で通常(もしくは等倍)相当のダメージを受けてしまうことには注意するべきだろう。他の積み技と異なり、基本的には1回しか破れないことを前提として動くと良い。
ゲーム上では以上の内容だが、技名が「殻を破る」、実際に防御が下がることから、実際にポケモンが「殻」を「破って」いるイラストが流行中である。
この技を使うポケモンの多くが、殻と一体化している姿なので本当に殻を破ってしまうとやばい。
つまり、それをネタにしたイラストが多い。
また、実際にこの技を覚えないが、「殻」を「破る」と危険なポケモンで描かれる場合もある。
どうやら特に殻そのものを装備している必要はないらしく、どちらかというと表皮を破っている。
まあ、前述の通りカラもクソも無いハンテール(ついでにドーブル)も覚える事だし。
超ポケダンではさがらずリングルを装備して使う事で、防御・特防のダウンが無くなり
攻撃・特攻が二段階さらに三倍速になる、チートってレベルじゃないな…。
関連イラスト
ロックカットだが、その描き方からからをやぶるの予言とも言われたイラスト
関連タグ
第5世代積み技インフレ仲間