トライセラトップス・ドーパント
とらいせらとっぷすどーぱんと
トライセラトップス・ドーパントとは、「仮面ライダーW」第21-22話に登場したドーパントである。
「地獄から戻ってきたのさ。お前達を迎えに!」
外見
紫(ピンク?)のトリケラトプスの怪人だが、眼が存在せず角も2本しかない。最もトライセラトップスメモリが角竜全般の記憶を内包しているともとれる。
巨大化すると前足の無い2足歩行のビッグ・トライセラトップスになる。
正体
CV/人間態:木下あゆ美
正体は溝口正輝の恋人だった女刑事の九条綾が変身したドーパント。
溝口に成り済まして彼を殺害した悪徳刑事達を次々に始末し、最後は綾の精神はメモリ汚染が進んでおり、冤罪の溝口を救わず見捨てたとして風都そのものに憎悪の矛先を向け暴走・ビッグ・トライセラトップスに巨大化して風都タワーの破壊に向かうも、仮面ライダーアクセルとガンナーAが合体したアクセルガンナーによって阻止、メモリブレイクされた。
余談
ヒートメタルには劣勢だったが、ファングジョーカーは逆に圧倒していた。
声及び人間態を演じたのは「特捜戦隊デカレンジャー」で同じく刑事の礼紋茉莉花/デカイエロー役を演じた木下あゆ美氏である。
氏は「デカレンジャー」終了後にテレビ東京で放送された深夜ドラマ「怨み屋本舗」シリーズで「法で裁かれなかった悪事への復讐を代行する闇業者」も演じており、九条綾の「復讐に燃える刑事」という役柄は、復讐の動機も相まってある意味氏にとってピッタリな配役ともいえる。
このエピソードが坂本浩一のライダー初登板回である。
ちなみにBDコレクションのガイドブックによると、新たに超常犯罪捜査課に配属された肝煎りの刑事だった彼女がドーパントだったというこの一件が尾を引いているのもあって、超常犯罪捜査課のメンバーは初期の照井、刃野、真倉の三人以上の増員がされていない模様。(この三人で実際に課が回っているというのも大きいのだろうが)