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バカ殿の編集履歴

2022-10-28 17:09:25 バージョン

バカ殿

ばかとの

コント番組「志村けんのバカ殿様」の略称及び、それに登場するキャラクターの名前

概要

コント番組として

元々は1977年に『8時だョ!全員集合』中に放送されたコントが初めであり、1980年に『ドリフ大爆笑』でもコントを行った。

1986年に『月曜ドラマランド』枠で初めて独立した番組となった。レギュラーバラエティー版は1992年1月2日から放送が開始される。

バカ殿様の初出は不明であるが、1977年放送の『ドリフ大爆笑』内の朝寝坊コント(普通の一般家庭で横一列に寝ているドリフメンバーが次々と寝返りを打ち、最後尾の人が部屋の外に落とされるコント)には既にバカ殿の原型が見受けられる。

最後に落とされたのがなぜかバカ殿の格好をした志村けんで、「お前、それはないだろう〜」と言うオチで、時代背景やその後のバカ殿コントとは別物ものであった。

1980年前後の『全員集合』では、橋幸夫演じる立派な殿様の影武者として、いかにも愚者らしい白塗りの顔の志村が抜擢され、城内で大騒動が起こる…という内容のコントが披露された。

当時は黒澤明監督の映画『影武者』が話題になっており、橋も漫才コンビザ・ぼんちのおさむに物まねをされて再ブレイクしていた。

2005年頃から字幕放送で放送されるようになった(志村の声は黄色、桑野の声は緑色、それ以外の出演者の声は白色で表示される)。

また、2009年1月8日放送分からハイビジョン制作化され、同時に音声もステレオ放送化された。

なお、番組とは別に2006年4月に旗揚げ公演『志村魂(しむらこん)』を行う志村けん一座で舞台でも取り上げられる。

爺役は志村魂1・2では地井武男が務めていたが、2008年5月の3以降はテレビ版同様桑野信義が務めている。

2020年3月、バカ殿を演じてきた志村けんが新型コロナウイルスによる肺炎により死去したことで同年1月放送回が最後となってしまった。


キャラクターとして

本名:志村康徳(しむら やすのり)、通称「バカ殿」。

名前通りバカで、破天荒な性格の殿様。あまりのバカぶりに爺から「こんなバカは珍しい…珍バカだ!!」「バカのオリンピックに出たら金メダルが取れる」と評されるほどである。

装束は殿様らしいが、顔は真っ白で口紅を塗った(右半分しかテレビは写らないことと最近肌が荒れているという理由で左半分だけ塗らなかったこともあった)能面の小面のような顔をしており、ちょんまげをしている。

羽織の色は、初期は銀色系のものであったが、『8時だョ!全員集合』末期の頃から朱色系のものになった。下ネタセクハラと悪戯が大好きで、城内にもからくりをたくさん仕掛けている。また、超オンチでもあり、宴会で吉幾三の「雪國」を歌ったところ、宴会場が半壊したこともあった。

父親である先代の殿は名君だったため、いつも爺からはそのことを絡めて小言を言われている。

それでも家来たちに対しては旅行へ連れていったり、お年玉をあげたり(ただし、ダチョウ倶楽部登場前は爺、登場後は上島竜兵だけはあげないことが多い)、悩みを聞いてあげたりと一人一人を大切に想っているため、なんやかんやと言われながらも家来たちは皆、殿に対して忠誠を誓っている。

基本的には温厚で、めったに怒ることはないが、家来(特に爺や側用人)に「バカ」と言われたり、由紀さおり扮する年増腰元年齢詐称したりした時は、尺八またはビブラスラップ音とともに変な表情をしながら扇子を落とし、その場で刀を手にしてドスの効いた声を上げるほど怒りを露わにする。美人女性好きだが、女運は全く皆無。また、奥方はおらず、爺や家来からしばしば「いつ結婚するんだ」「早く結婚しろ」などと言われている(実際の志村も生涯独身)。さらに爺達には内緒で隠居する事があるが、ほとんど若い町娘が目的で出会った女性タレント(ほとんど芸人以外)が演じる町娘に好意を寄せるも、娘に婚約者がいるもしくは既に結婚している(出演した中で既婚済みまたはのちに結婚する女性タレントがいる)・娘から「あんたなんか嫌いよ」などと言われて平手打ちなどを食らう・家老達に見つかって城に戻されるなどで結果的に振られて失敗ばかりしている。

実際の刀の腕前は不明(というかそもそもがコントなので物語で刀を振るうような敵らしい敵が現れる筈もない………)

苦手な人はナオコ姫で、遊びに来ることを拒みたいが、ナオコ姫が予告なしで来たり、家来が勝手に通してしまったりすることで、結局相手をして悲惨な目に遭わされることが多い。

親藩であり(その証拠に「丸に三つ葵」の徳川家の家紋が城内に見られる)、モデルは江戸幕府第9代将軍徳川家重である。

幼名は「竹千代」。この頃は「若」と呼ばれていたが、「バカ」と聞き間違えて怒る事も。

志村城の城主、志村藩12万石の領主(初期は50万石、25万石)。

志村けん バカ殿バカ殿とバカ姫


世界観

殿様が存在する通り基本的には時代劇物だが、流石は志村けんのコントである為か、時代背景は滅茶苦茶である。(堂々とスタジオが丸写りどころかスタッフも出てくる江戸にはないお酒や日用品が出てくる城下にバスやタクシーで普通に移動する)


殿の謁見(ゲスト)コーナー

バカ殿でもゲストが「殿の友人」「殿にお目にかかりたい」「殿の家来になりたい(概ね若手芸人)」との設定で広間にやってくるコント仕立てのトークコーナーは番組の名物となっている。

中でも殿が客に酒を振る舞う事があるのだが、その場合テキーラやウォッカ等の強い酒を本当に出してくるのである。過去にダウンタウンがゲスト出演した際は酒にそこまで強くない(当時)の二人が焦る姿を見せた事がある。

吉幾三がゲストの場合、精力がつくマムシ酒とかのキワモノ酒が持ち込まれる上に猥談混じりになる。



余談

NHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」によれば志村の先祖を辿ると山県昌景に仕えていた家臣に「志村氏」が複数存在したらしく、その中で山県の首級を敵に奪われないよう隠したとの伝説がある「志村又左衛門(志村貞盈)」なる人物が先祖である可能性が高いという。志村の実家は総本家となる志村家から枝分かれした分家の一つであるが、先祖とされる志村家は東村山を徳川の家臣になった際に守る任務に就いていたとか。

ちなみに志村はこの事を全く知らずにいたため、先祖が本物の武家だった事に驚いていた。(武家でもお殿様と呼ばれる事がある為か?)


まさかの武家の末裔がおバカキャラではあるが殿様を演じるとはなんとも不思議な縁である。

なお、志村の本名「康徳」も実は徳川家康にあやかった名前らしい。


コナミのハイパーオリンピック(FC版)のスペシャルバージョン「ハイパーオリンピック殿様版」は、キャラがバカ殿になっているが実はこの「志村けんのバカ殿様」発祥ではなく「8時だョ!全員集合」の小コントである。


一度だけ、母の「和子」氏が出演したことがあり短時間であるがコントを展開した。


関連タグ

春野はるかのバカ姫様意外なところからの後継者

牙鬼萬月:子供っぽい振る舞いからニンニンジャーにバカ殿呼ばわりされたが、これは芝居に過ぎなかった。

ウルフルズ:「ガッツだぜ!!」のPVで本物の衣装を使用。

愛すべき馬鹿

変なおじさん

西武6000系

NMKエレメカゲームソフト大江戸まつり

もしかして・・・光月おでん

外部リンク

志村けんのバカ殿様-Wiki

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