概要
尸魂界の中核をなす都市。
死神の本拠地であり、尸魂界の中でも生まれつき霊圧の高い住人「貴族」の屋敷もここにある。
一部は白い建物が無数に立ち並んだ無機質な街並みではあるものの、メイン画像のように花や木々もあり、店や娯楽施設すら存在する。
通貨単位は環。
地理
形は円状で、流魂街とは地続きだが、非常時には霊圧を吸収する特殊な鉱石「殺気石」(せっきせき)で作られた白い壁が現れ、東西南北の門からしか入れなくなる。
門には順に青流門(しょうりゅうもん)、白道門(はくとうもん)、朱洼門(しゅわいもん)、黒隆門(こくりょうもん)という通称があり、尸魂界中から選び抜かれた番人が警護している。
なお「門から門まで歩いて10日」という説明があるため、全体は一周するのに徒歩で40日かかるほど巨大。
ちなみに石の断面にも霊圧遮断効果はあるため、実態は球状の結界で覆われているイメージ。
またはるか上空に、霊王を始めとする王族がいる「霊王宮」がある。
組織
- 中央四十六室
40人の賢者と6人の裁判官からなる、尸魂界の最高意思決定機関。
絶対的な決定権を持ち、その裁定には隊長格といえど異を唱えることは許されないが、作中では保守的な側面が強調されており、一部の隊長からは嫌われている。
実行部隊として傘下に護廷十三隊・鬼道衆・隠密機動を持つ。
なお藍染一派の謀反(尸魂界篇)の際に構成員全員が殺害されたため、山本元柳斎重國が一時(破面篇)その役目を兼任していた。(なお藍染捕縛時には構成員全員の後任が決定していた。)
死神たちが所属している、実働部隊のひとつ。
それぞれの隊の隊舎・宿舎や、関連施設(技術開発局など)も廷内にある。
- 鬼道衆
実働部隊のひとつ。鬼道に秀でた死神によって構成される。
- 隠密機動
実働部隊のひとつ。詳しくは⇒二番隊の記事へ
- 真央霊術院(しんおうれいじゅついん)
2000年以上前に元柳斎が創設した、死神の養成機関。
当初は「死神統学院」と呼ばれていたが、途中から鬼道衆・隠密機動も育成するようになったため今の呼び名になった。現在も「統学院」と呼ばれることもある。
またルキア・恋次・吉良・雛森も同期(ゲーム「Brave Souls」では2066期生とされている)で、檜佐木は4人の5期上。映画第2作『もう一つの氷輪丸』では日番谷と草冠は4人より後輩。
施設
- 双殛の丘
メイン画像奥の、処刑用具「双殛」(そうきょく)がある大きな丘。
瀞霊廷のほぼ中心に位置すると思われ、尸魂界篇や映画第3作『Fade to Black 君の名を呼ぶ』では終盤の舞台となった。
地下にはかつて浦原と夜一が修行場として使用していた空間があり、一護もここで卍解を会得した。
- 懺罪宮(せんざいきゅう)
メイン画像中央の白い大きな建物で、尸魂界篇でルキアが囚われていた場所。
- 大霊書回廊(だいれいしょかいろう)
中央四十六室の地下議事堂にある、尸魂界全ての事柄が強制的に集められる場所。
- 清浄塔居林(せいじょうとうきょりん)
中央四十六室の構成員用の居住区画。
- 真央地下大監獄
一番隊隊舎の地下にある監獄。最下層・第8監獄の名は「無間」。
- 総合救護詰所
廷内の病院。四番隊の管轄で、医師は全て同隊員であり、同隊舎が病棟となっている。
その他
- 真央施薬院
貴族の屋敷街にある、貴族専用の病院。
- 眼鏡の銀蜻蛉(ぎんとんぼ)
歓楽街にある、恋次行きつけの眼鏡店。店主は元六番隊副隊長・銀銀次郎(しろがねぎんじろう)、副店長はその娘で同隊第九席の銀美羽(みはね)。