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センシティブな作品

ハリー・ポッター』シリーズに登場するキャラクター。

同名のキャラクターが二名存在する。

  1. 主人公ハリー・ポッター。旧姓表記はリリー・エバンズ。本項で解説。
  2. 主人公ハリー・ポッター。フルネームはリリー・ルーナ・ポッター。該当項目で解説。

タグと表記揺れ

結婚前(姓が変わる前)の姿の作品もリリー・ポッターとタグ付けするのが検索の利便性を考慮するならば望ましいだろう。

もちろん本人の自由なので、リリー・エバンズ表記でも悪いというわけではない。現状、セブルス・スネイプと共に描かれている作品や、学生時代を描いた作品はではエバンズ姓のタグが多い。

そのため「ハリポタ リリー」で検索する方が投稿数が多い。(リリー・ルーナ・ポッターの作品もヒットしてしまうが)

概要/プロフィール

主人公ハリー・ポッターの母親。魔力を持たないマグルの家系であるエバンズ家の出身(マグル生まれ)で、ペチュニア・ダーズリーの妹である。

享年21歳。夫ジェームズ・ポッターと共にヴォルデモートの手にかかり命を落とす。その際にハリーを身を挺して庇い、護った。

ボリュームのある深い赤毛に、アーモンドのような大きな緑の瞳を持つ美人。聡明で正義感があり、皆から慕われていた。映画版ではルーピンは「偏見を持たない女性だった」と述べている。

また作者によれば「ジニーのように人気のある女の子だった」

映画版の演者はジャラルディン・ソマーヴィル、吹き替えは田中敦子が担当した。

1960年1月30日生まれ。1981年10月31日死亡。

杖はヤナギで26センチ。振りやすく呪文に最適。守護霊は雌鹿。これはジェームズへの愛の結果から変化したもので、また彼女へのの愛は彼の守護霊を雌鹿に変えた。

グリフィンドール寮で7年時はヘッドガール/ホグワーツ首席に選ばれている。得意科目は魔法薬学であり、ホラス・スラグホーンのお気に入りでスラグ・クラブのメンバーだった。

経歴

生い立ち

1960年1月30日生まれ

マグルの家庭に育つ。理解のある親だったようで、リリーに魔力があると聞いて両親は喜んだ。

姉のペチュニアとは幼い頃は仲が良かったが、魔女になれたリリーに対して、魔力のなかったペチュニアはホグワーツへ入学できず、次第に疎遠になっていった。

実はセブルス・スネイプとは幼馴染で、彼から魔法界について様々なことを学んだ。

だが、スネイプとペチュニアが互いに蔑視し嫌い合ったことが、姉妹間の関係を悪化させる一因となった。

学生時代

ホグワーツ魔法魔術学校在籍時はグリフィンドール所属。

スネイプと共に乗った入学前のホグワーツ特急で、後の夫ジェームズ・ポッター(とその親友シリウス)に出会う。

しかしジェームズがこの際、初対面のスネイプの言葉をいきなり否定して来た事、入学後過度な「悪戯」を行った事、リリーへの見せびらかし癖等から、在学途中まで彼を激しく嫌悪していた。

だが7年生時にジェームズが態度を改め、落ち着きを見せ始めた事から交際を始める。二人ともホグワーツ首席に選ばれた。

同時期にジェームズの友達(シリウスやピーター等)とも、あだ名で呼ぶ程に親密になっていった。

その一方でスネイプとの交流は、彼が闇の魔術に傾倒し、自分の学友を傷付けた死喰い人志望者とつるむようになるに連れ心の距離が徐々に開いていった。

そして5年生のある日、スネイプが、ジェームズとシリウスの彼に対する「悪戯」を止めようとしたリリーを、勢いで「穢れた血」と蔑称で呼んだ事がきっかけで、交友関係が完全に断絶した。

卒業後

卒業後にジェームズと結婚。20歳の時にハリーをもうけた。

不死鳥の騎士団」の一員として活動し、三度ヴォルデモートの手から逃れた。

ヴォルデモートにハリーの命が狙われていることが判明して以降、ゴドリックの谷の自宅で軟禁状態に近い生活を強いられる事となってしまったが、彼女自身はそれを苦とせず、むしろ軟禁生活に焦る夫のジェームズを案じていたようだ。

1981年10月31日、ピーターの裏切りによりヴォルデモートがポッター家を襲撃。

リリーとハリーを逃し、ヴォルデモートを食い止めようとしたジェームズの死を悟った彼女は、ヴォルデモートの前に立ちはだかり、息子の助命を懇願し、「死の呪い」を受け死亡した。

なお、この時スネイプが予めご主人様にリリーの助命嘆願をしていたため、当初はヴォルデモートはリリーを殺すつもりはなかった。ちなみにスネイプはダンブルドアにもリリーの助命を嘆願しているが、それは「幼いハリーを帝王に捧げる」というもの。

リリーは落命したものの、「自分が助かる選択肢があるにも関わらず、自らの命を掛けて愛する者の盾となった」という条件による古代からの魔法が発動。「ハリーはリリーの血縁者であるペチュニアの家ではヴォルデモートに脅かされない」そして「ヴォルデモートはリリーの血が脈打つハリーの無垢な肉体に触れることが出来ない(触れると焼け死ぬ)」という血の護りが生まれた。

4巻にてハリーがヴォルデモートと一対一で決闘した際、逆転呪文によりヴォルデモートの杖から殺人の痕跡、霊体となってハリーを支援した。

7巻ではヴォルデモートと最後の闘いに向かうハリーの前に蘇りの石によって姿を現す。

死を覚悟し「僕の傍にいて」と言う息子に対し、"always"と答えた。

エバンズ姉妹の邦訳問題

エバンズ姉妹、リリーとペチュニアがどちらか姉で妹か分からない、あるいは勘違いしているファンも日本には多いのではないだろうか。

それは邦訳者松岡裕子氏のせいである。

英語では姉と妹を分けて考える概念が薄く、どちらも”sister"となる。それを邦訳者が勝手に姉妹の上下を解釈し、更にその後原作者の発言を受けて修正したり、あるいはしなかったりとよく分からない対応を繰り返した。

1巻:静山社は独断でリリー妹、ペチュニア姉とする

3巻:何の断りもなくリリーを姉に変更

4巻:ふくろう通信で「ペチュニアは意地悪なので姉にしたが作者が妹だと言ったので変えた」と言い訳

5巻:以下、5巻の記述も携帯版もすべてリリー姉に変更

7巻(原書):リリー妹(younger)、ペチュニア姉(elder)だったことが判明

7巻(中韓):中国語版ではずっとリリー妹であることが判明、韓国語版でもずっとリリー妹であることが判明

7巻(日本):リリーが妹であることを表わす記述を省くという荒技で処理

 ※しかしペチュニアが仕切っているのでどちらが年上かは明らか

電子版・文庫版以降:再びリリー妹、ペチュニア姉に戻る

ずっとペチュニアが姉、リリーが妹なのが公式

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