「ペチペチ」
「ずっと続くなんてしんどい。定時がないなんて最悪だ」
概要
Twitterで連載されている漫画『テイコウペンギン』及び、それを原作としたYouTubeアニメの主人公(以下、前者を原作、後者をYouTube版と記載する。)
原作では不明だが、YouTube版では誕生日は11月23日(勤労感謝の日)。
作品名から勘違いしやすいが品種はコウテイペンギンではなくアデリーペンギンである(原作単行本「テイコウペンギン」 or Youtube版「サイコパスなパワハラ上司の見分け方と対処法」参照)が、Youtube版では公式Twitterのプレゼント企画で紹介された等身大ぬいぐるみの全長が1メートルだったことからコウテイペンギンに迫るほどの長身である。
株式会社某企画面倒な仕事ふられがち部やってられる課所属。
勤めている会社「某企画」は典型的どころか法律的にアウトな事をこれでもかとばかりにやらかしているブラック中のブラック企業で、そこで出くわす上司やクレーマーからの理不尽な要求や苦情にサラリと毒を吐く。
原作
動物像
YouTube版同様にブラック企業や上司に対する毒舌な一面が強いキャラクターだがにわとりやひよこに突っ込まれるボケ役の回も少なくない。
能力
YouTube版より少し失敗する時もあり、ひよこから摘発されても自身の書類と分かりながら怯えて上司のせいと決め付けたりするおっちょこちょいな一面もある。
動物関係
友人のにわとり曰く動物園からエスカレーター式で人間社会に進出したとのことでオフィスでクレーマーや上司に毒舌を吐く、もしくはボケ倒したのち、しらばっくれる事が多く残業や休日出勤も多い。
上司は「仕事する事が出来ない」と自覚しているものの動画版よりは無茶苦茶な人間ではなく姉妹チャンネルの別の人間キャラクターのモブ男、零士、さとし、やまとぐらいには常識と可愛げ部分も持ち合わせており、
カラス、コアリクイ等の常識人やにわとり、ひよこ等の明確な味方が居るので動画版よりは職場環境や私生活は良く休みも動画版よりは与えられているのが描写されている。
にわとりと同居しているひよこは「しろくろ」と呼ばれ懐かれている。
好物
生魚及び魚介類全般が好物だが、にわとりの料理を気に入っており、自宅代わりにするレベルでちょくちょく寄っている。
寿司はシャリ抜き、ピザはシーフードの具だけを要求したことがあり、後者は上司が残りの具なしピザを引き受ける発言を店員にしフォローする描写も有った。
YouTube版
動物像
こちらは、各回によって動物園からエスカレーター、大学(回によっては中学)を卒業してから就職とバラバラになっている。
必ずと言っていいレベルで、上司や同僚のパンダ、後輩のシャチに振り回され、原作と違いにわとりやひよこなどの明確な味方や常識人がほどんど登場しない(強いていえばホッキョクグマぐらいしかいない)ため、苦労人(ペンギン)気質が色濃くなっている。
Plottアニメ全体でも、閻魔ちゃんの財賀零士や太鼓の達人のやまとと並ぶ数少ない常識的なキャラクターである。
初期の頃は割と原作よりの性格であったが、雑学を取り扱うようになってからは非常に博識な説明役である。
しかし質実剛健でお堅い性格とおもいきや、「花粉が謝罪会見をしたらどうなるのか?」や「アイドルヲタクになってわかったこと」のエピソードでは、かなりはっちゃけており、「【総集編】超名作揃い!テイコウペンギン〜 躍進〜【Part2】」で触れられたときに「黒歴史」と嫌がっていた。
主人公だけあって、作中では最も良識と温情のあるキャラクターではあるが「氷河期が来るとどうなるのか?」や「海底都市は実在するのか…?」などでは、人類に失望し殲滅させようとする意志を見せており、後者に至っては某企画を「無能ばかりの会社だ」と吐き捨てパンダの命すら平気で狙う怖いエピソードもある。
能力
一社員としては非常に優秀である。
しかし動物を雇ってくれる会社が少ないので「某企画」から中々解放されない、たまに「某企画」に勤務しておらず弁護士や医者など別の職に就いていて登場する話も有る。そこで「某企画」について別の形で関わる事も多い(パンダが依頼人や患者、自分のパラレルワールドについて考える等)がその際はロクでもない会社等と評するのがお約束。「人生がレベル制になるとどうなるのか?」ではペチペチオフィスという会社を立ち上げていて事業は順調であり、ホスト回や殴られ屋の回でも成功を収めていて、ぶっちゃけ多くの回で某企画の社員に甘んじているのはチャンネル存続が絡んだ大人の事情なのかもしれない
上司からは大量の仕事を割り振られ、パンダからは仕事を押し付けられ、さらにシャチの仕事のミスのフォローまでさせられるなど、定時で帰宅など夢物語といわんばかりの過酷な労働環境にある。だが責任感が強く世話焼きな性格なので、文句を言いつつも結局は無茶なスケジュールを引き受けて仕事を黙々とこなすなど、ワーカホリックの傾向にある。(本人は我慢も立派なテイコウという信念を持っている)
とはいえ我慢の限度を超える程の理不尽な扱いを受ければきっちりと反抗する。
ただし、1度だけエイプリルフール限定ネタとしてペンギンが一切抵抗しない回が制作されたこともあり、その回は「ゲイゴウ(迎合)ペンギン」と命名された。
「地獄で閻魔に裁かれるとどうなるのか?」のエピソードで週休1日、平均労働時間10時間、休憩無し、月給16万(26日×10時間=260時間で時給換算すると約615円で販売店員などのバイトをした方がマシ)の獄卒の仕事を「「某企画」の数倍ホワイトじゃないか!」と口走った事から、獄卒より労働時間は長く月給も遥かに低い事が窺える一方で、自家用車で通勤している途中で過労による注意力低下が原因で事故を起こすエピソードも有る。
「ブラック企業が出来上がるまで…!」を始めとした一部の回では、彼の社畜根性そのものがブラック企業を生み出す原因とされる場合があり、「上司という概念が消えるとどうなるのか?」や、「ブラック企業の社長になるとどうなるのか?」のように、根本的な部分では、ペンギンも上司と同じ穴の狢であることが示唆される回も存在する。
動物関係
上司やパンダには当たり前のように振り回され一方的に陥れられるだけの話も存在する。しかし、パンダとは上司相手や目的の為に団結する回も多い。
シャチに関しては本来は天敵であり怖がったりすることも多いが、助けられた時は素直に感謝を述べ、女子(シャチ子)として登場した際は恋愛対象の範疇に入り死別する展開のエピソードでは死後も一途に想い続けた。
ホッキョクグマに関してはネガティブな面を除いては好感と敬意を持って接することが多い。
ペンギン・ユニバース
普段と変わらぬ毒舌と突っ込みを振るうが、某企画に毒され過ぎたせいで黒い影を社員と間違うボケをかます。
また、上司を恨んでこそいるものの、「犯罪歴付くのは嫌」ということで暴力を振るうことはしなかった。
しかし、それが黒い影の逆鱗に触れ、命を狙われてしまう。
立体物
- マスコットぬいぐるみ(2019年9月7日より発売)
立体物第1弾。全国の一部のアミューズメント施設にて、プライズとして登場。
個性的な台詞入りフェルト付きとなっており、またここでしか見られない限定動画のQRコードも付属されている。
後に作中ではサイズは異なれど、シャチの部屋に飾っている為、Plottとしては初の劇中のアイテムが立体化された商品となった。(後にPlottで劇中アイテムがグッズ化されたのは、後述のぬいぐるみと『全力回避フラグちゃん!』の死亡フラグTシャツ、ハッピーライフTシャツのみ。)
- ぬいぐるみ(2020年6月5日〜28日までの受注生産)
PlottStoreの商品第1弾。初回限定生産で、特別な箱付きが付属されている。
またTwitterでも、5名限定で劇中サイズのペンギンのぬいぐるみがもらえるプレゼント企画も同時に実施。
- テイコウペンギンキーホルダー(2020年9月15日より数量限定販売)
- 本当は仕事をしたくない人のためのアームレスト(2021年1月22日〜2月21日までの受注生産)
2周年記念商品。ペンギンのぬいぐるみ付きのアームレスト。
- ぬいぐるみネックピローペンギン
2021年に開催されたPlott POP-UP STOREの限定商品。
ぬいぐるみとしては勿論、名前の通り、裏返すとネックピローとしても使用可能。
- テイコウペンギン もちもちクッション(2021年12月11日より発売)
タイトーコラボ第1弾のプライズ商品。
- ぬいぐるみ(2022年2月25日〜3月24日までの受注生産)
3周年を記念したイベント『テイコウペンギンミュージアム』の開催記念商品。
- 心の声を代弁してくれるペンギンパペット(2022年4月30日〜5月29日までの受注生産)
- 社畜スマホショルダー(2022年5月31日発売)
『sweet特別編集 テイコウペンギン 社畜スマホショルダーbook』に付属する商品。
- テイコウペンギンフェイスクッション(2022年10月8日より発売)
- テイコウペンギン やわらかもっち〜り 特大サイズペンギンぬいぐるみ(2022年10月22日より発売)
- テイコウペンギン ドーナツクッション(2022年11月中旬)
いずれもタイトーコラボ第2弾のプライズ商品。タイクレ限定でバージョン違いの物の商品化された。
- テイコウペンギン コレクションフィギュア(2022年10月28日発売)
全国のカプセルトイにて、順次販売開始。
関連イラスト
関連タグ
Plottの看板主人公
関連キャラクター
Plott関連
財賀零士:姉妹チャンネルの主人公の一人。アニメ版のペンギンをほぼそのまま擬人化したような人物像である。パンダとの関係も彼とエマの関係に酷似している。コラボ回でも意気投合している。彼もバディを組むなら彼でなんとなく信用できるし親近感があると思っているらしい。また彼も生前は某企画で働いていた社畜。
百江やまと:太鼓の達人アニメば〜じょん!のヒロイン。こちらもそのまま擬人化したような人物像である。自由な和田どんやコタロウを叱っている苦労人で、ペンギンに「あの子も苦労してるんだろうな...」と言われる始末である。
その他
ミスティア・ローレライ:食欲の目線を向けられやすい鳥系キャラの前例。
外部リンク
ネタバレ(漫画版)
人間の言葉を覚えるきっかけになったのはペンギンが動物園で生活してる頃に度々訪れていた上司の声かけでありアデリーペンギン達に園を追い出される原因にもなった。
追い出されて数日後に上司と再会し言葉の取得の経緯を聞いて申し訳ない表情をした上司に遅かれ早かれ人間の言葉を覚えていただろうと話し人間社会での仕事を探すと去っていき後に同僚となった。(作中で民間企業に勤めることになった初の動物)
ネタバレ(動画版)
「突然変異が起きるとどうなるのか?」のエピソードでペンギンの過去が描かれた。
こちらでも産まれた時から人間の言語を使えた訳ではなく、動物園のペンギン社会で生きることに違和感を覚えたとともに人間の世界に憧れ、独学で覚えていくうちに他のペンギン達に気味悪がられ脱出し見せ物小屋のおしゃべりペンギン→「某企画」の社員としての経歴を辿った。
但し、質問コーナーや『ペンギン・ユニバース』ではこの出来事はあくまでパラレルワールドの一つである事が触れられているため、他の世界線によってはないことになっている。